お酒好きは要注目 『まどろみバーメイド』の創作カクテル紹介

 人気イラストレーター・早川パオが描くバーテンダーのお仕事漫画『まどろみバーメイド』の最新13巻が、6月15日に発売されました。主人公・月川雪を中心に、女性バーテンダーたちが作る色とりどりのカクテルを描いた本作は、お酒が好きな大人には特におすすめの作品です! そこで本記事では、作中に登場するお酒をいくつかピックアップしてご紹介します。

『まどろみバーメイド』のあらすじと見どころ

まどろみバーメイド 1巻

まどろみバーメイド 1巻

屋台バーで最高の一杯を。気鋭イラストレーター・パオの初コミックス! 美麗カラーページ収録!! 月夜に現れては消える気まぐれな屋台を営む女性バーテンダー・雪。風変わりな彼女の作るカクテルは誰かの心に忘れられない味を残す。

 神出鬼没の屋台バー「SATELLITE」(サテライト)を営む月川雪、ホテルのバーに勤める伊吹騎帆(いぶき・きほ)、フレアバーテンダーの陽乃崎日代子(ひのさき・ひよこ)。都内で共同生活を送る3人のバーメイド(女性バーテンダー)を描いたお仕事ヒューマンドラマです。
 マニュアル通りではなく、お客の心情に寄り添ったオリジナルのカクテルを出してくれるバーメイド。お酒の知識の豊富さに圧倒され、奥深さを感じます。バーならではの交流など、大人の社交場も見どころ。イラストレーターの作者が描くきらびやかなカクテルに酔いしれ、バーの雰囲気に浸れる作品です。

村雨:1巻第1話「スコール」

村雨

 ある日、お酒に詳しい男・剣堂が雪の屋台バーに来店します。若いバーメイドの雪に対し、挑発する形で焼酎を使ったお酒を注文。そこで雪が作ったカクテルが、この村雨です。
 村雨は、氷を入れたロックグラスに麦焼酎とドランブイ、レモンジュースを注ぎ、軽くステア(かき混ぜる)するのが一般的な作り方。しかし雪は、材料をシェイクしカクテルグラスで提供しました。

 作り方が違うと指摘する剣堂ですが、本来のやり方で作り直した村雨と飲み比べて、雪が最初に作った方がおいしいことに気がつきます。

雪がお酒の説明をするシーン

 ドランブイの性質を考え、剣堂の体調に合わせたカクテルを作っていた雪。知識だけではなく、バーテンダーとしての観察力もうかがえるエピソードです。
 雪の作り方は、シェイクすることで、ドランブイの甘さを分散させるところがポイント。暑い日には、さっぱりして飲みやすそうなカクテルですね。

ローズペタルモヒート:2巻第12話「献花」

ローズペタルモヒート

 推しのキャラが亡くなって号泣する女性に雪が提供したのは、バラの花びらが入った色鮮やかなローズペタルモヒートです。
 モヒートといえばミントの葉が入った緑色のさわやかなカクテル。「きれいな色のカクテルが飲みたい」というお客の要望に対し、ミントの代わりにバラの花びらを加え、推しのしのびとして献花に見立てた粋なカクテルを提供します。
 きれいなカクテルは見ているだけで楽しいもの。モヒートのさっぱりとした味わいに、沈んだ気持ちが癒やされそうです。

出汁ティーニ:8巻第51話「ホームカミング」

出汁ティーニ

 ある日突然、10年間行方不明だった騎帆の父親が帰ってきます。バーテンダーとして働いていたときに、お客と恋に落ちて娘の前から姿を消した父。典型的なダメな父親ですが、娘が老舗ホテルのバーテンダーになっていることを知り心から喜びます。そこで祝杯として作ったのがホットカクテル・出汁ティーニ。米焼酎を出汁で割ったシンプルな日本風カクテルです。クセの少ない米焼酎に出汁の塩辛さがマッチ。やさしい出汁の味に心も体も温まりそう……。材料が少ないのでお家でも作れそうなところがいいですね。

終わりに

 『まどろみバーメイド』に登場するおすすめのお酒はいかがでしたか? ここで紹介したのはほんの一部。本作には、魅力的なお酒がたくさんでてくるので、ぜひチェックしてくださいね!
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