1986年12月25日に創刊された『アフタヌーン』。今年で37年目を迎え、ファンタジー・アクション・ヒューマンドラマ・SFなど、取り扱うジャンルの幅広さが印象的で、多くの作品がアニメ化やドラマ化されています。
そこで今回は、年間1,000作品近く漫画を読んでいるDMMブックスの書店員が、アニメ化された『アフタヌーン』作品の中からおすすめの漫画を4作品厳選。2023年4月スタートの春アニメ作品や、『宝石の国』、『ヴィンランド・サガ』といった人気の作品をご紹介します。何度も読み返したくなる深みのある作品ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
2023年春アニメの原作漫画
連載開始から注目度も高く、2023年4月から春アニメとしての放送もスタートした人気作品を、2作品ご紹介します。
天国大魔境
「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位の、SFミステリー作品です。
大災害によって文明が崩壊した日本。謎の化け物が襲ってくる世界を旅するマルとキリコ、外の世界から隔絶された施設の中を交互に描きながら、世界の全貌に迫ります。
『それでも町は廻っている』の作者・石黒正数が描くSF×サバイバル漫画。二つの世界がどのように繋がっているのか、謎の施設が隠している秘密は何なのか、SFの世界観と絶妙に絡み合うミステリー要素が物語に引き込まれます。
スキップとローファー
大人こそハマる! 思春期のリアリティあふれる日常が描かれた青春群像劇。
夢を叶えるため、田舎から東京の高校へ進学した主人公・岩倉美津未。入学初日に緊張でクラスから浮いてしまいそうになりますが、持ち前の素直さで周りと少しずつ馴染んでいきます。
美津未を中心に、それぞれ悩みやコンプレックスを抱えた友人と関係を深めて行く様子や、人気者の志摩聡介との恋模様に青春の眩さを感じます。ちょっぴり切なくてでもどこかハッピーな気持ちになれる、ヒューマンドラマが好きな方におすすめです。
独自の世界観が魅力の名作漫画
独自の世界観や深みのあるストーリーでファンも多く、名作と名高い2作品をご紹介します。
ヴィンランド・サガ
舞台は11世紀初頭の北欧、略奪を繰り返す民族ヴァイキングが力を振るっていた時代。主人公のトルフィンが、ヴァイキングに父を殺され復讐を誓ってからの人生を描いた、アクションヒューマンドラマです。
復讐に燃えていたトルフィンが、暴力の罪深さや紛争の中を必死に生きている人をみて成長していく、壮大なストーリーとなっています。
2009年には第13回文化メディア芸術祭マンガ部門大賞、第36回講談社漫画賞「一般部門」を受賞。史実をもとに描かれた、ストーリーに重厚感のあるアクション漫画が好きな方にもおすすめです!
宝石の国
宝石の身体を持った28人の生命体と、彼らを装飾品にしようと襲ってくる月人との争いを描いた、異彩の名作ファンタジー。
その身体の脆さと不器用さから、月人との戦いをさせてもらえなかった主人公・フォス。ある日博物誌を編むようにと、役割を与えられたことで物語が動き始めます。
宝石に身体と意思を持たせるという独特のストーリーで、連載開始から話題となりました。宝石の硬度といった要素も身体に反映されており、キャラの特徴を生かした戦闘シーンも見どころ。美しく芸術的な絵柄が圧倒的な世界観を放ちます。
終わりに
今回は、『アフタヌーン』で連載中のアニメ化された作品の中からおすすめの人気作をご紹介しました。どの作品も読み応えのあるストーリーと細かな描写が魅力的で、掲載作品の多様性が強く感じられます。アニメで知っている作品も、ぜひ原作を読んでみてください。
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