元祖デスゲーム漫画5選 ブームに火を付けた名作たちをご紹介!

 1999年に発行された高見広春の小説『バトル・ロワイアル』を発端に、爆発的な人気が出たデスゲーム系ジャンル。特にブームが起こった1990年代後半から2000年代前半には、デスゲーム漫画の名作や定番といわれる作品が多く出版されています。本記事では、読み応え抜群の元祖デスゲーム漫画をご紹介! 1990年代後半から2000年代前半に出版され、完結している漫画を5作品ピックアップしました。実写映画化された作品も多いので、映画は観たけど原作未読の方にもおすすめです。デスゲームブームに火を付けた名作たちをご覧ください!

元祖バトル・サバイバル系デスゲーム漫画

 元祖バトル・サバイバル系デスゲーム漫画を3作品ご紹介します。

バトル・ロワイアル(全15巻完結)

バトル・ロワイアル 1

バトル・ロワイアル 1

生存者1名になるまで殺し合わなければならないという殺人実験‘プログラム’に巻き込まれた中学3年生42人の悲劇!!(C)高見広春/田口雅之(ヤングチャンピオン・秋田書店)

2000年出版

 中学生同士が殺し合いをしいられる壮絶なバトル系デスゲーム! まだデスゲーム作品が浸透していなかった2000年に映画化されて世間に衝撃を与えた、高見広春の小説『バトル・ロワイアル』のコミカライズ版です。
 謎の実験に巻き込まれて、クラスメイト42名で殺し合いをする過酷な展開に息をのみます。小説では味わえない視覚的な臨場感や、映画にはない人物の細かい描写が描きこまれています。漫画ならではの表現が楽しめるので、小説や映画でストーリーを知っている方にもおすすめです!

GANTZ(全37巻完結)

GANTZ 1

GANTZ 1

地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。

2000年出版

 アニメ化、映画化されている有名なSF系デスゲーム漫画です。死んだはずの人間たちが集められたマンションの一室。部屋に置かれた黒い球体「GANTZ」の指令により、謎の宇宙人たちとのバトルが始まります。別世界とは思えないリアルな転移先の世界描写が、独特の世界観や不気味さを際立たせます。奥浩哉の持ち味の、精巧な機械描写も必見です。規格外の発想や展開に驚きながら、謎だらけのストーリーに引き込まれること間違いなし!

ぼくらの(全11巻完結)

ぼくらの (1)

ぼくらの (1)

夏休み、過疎地の村へ‘自然学校’にやってきた少年少女15人。1週間が経ったある日、海辺の洞窟へ探検に入った一同は、その奥にコンピューターを持ち込んで住んでいた謎の男・ココペリと出会う。彼は自分が作ったゲームをやらないかと誘い、宇白可奈を除く14人の中学1年生が同意して契約を結ぶ。半信半疑で宿舎に戻った一同だったが、その日の夕刻、大きな物音と共に巨大ロボットが現れて…

2004年出版

 世界の滅亡か、自分たちの死かーー。残酷なデスゲームに巻き込まれる中学生たちの物語です。
 自然学校で過疎地の村に滞在していた15人の少年少女たちは、海沿いの小さな洞窟でココペリという謎の男に出会います。「巨大ロボットを操って敵を倒すゲームを作っている」と話すココペリから、ゲームのプレイヤーになる契約を持ちかけられた子どもたち。軽い気持ちで契約すると、本当に巨大ロボットが現れて……!? 少年少女たちは代表で一人ずつ、地球を淘汰しようとする敵と戦うため巨大ロボットを操縦します。はじめはゲーム感覚で楽しんでいた彼らでしたが、巨大ロボットが操縦者の命と引き換えに動いていることを知ることに。ゲームを作ったココペリとは何者なのか、少年少女たちの運命はどうなるのかーー。最後まで目が離せない作品です。
 ロボットの操縦者として選ばれた子どもたち一人一人に焦点が当たり、それぞれの家庭環境と照らし合わせながら、大切な人を守りたい気持ちや死を恐れる葛藤が繊細に描かれています。王道とはひと味違うデスゲーム漫画を楽しみたい方におすすめです。

元祖頭脳系デスゲーム漫画

 元祖頭脳系デスゲーム漫画を2作品ご紹介します。

賭博黙示録カイジ(全13巻完結)

賭博黙示録カイジ 1

賭博黙示録カイジ 1

上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……。1998年に雑誌「ヤングマガジン」で連載を開始すると同時に大人気になった福本伸行の代表作。

1996年出版

 心理戦や頭脳戦が好きな方におすすめ! 福本伸行のギャンブル系デスゲーム漫画です。アニメ化・実写化されて有名な本作。漫画を読んだことがなくても、主人公のカイジや「ざわ……ざわ……」の効果音などを知っている方も多いのではないでしょうか。
 勝てば賞金、負ければ借金地獄。主人公・カイジが精神的に極限状態のなかで行われる究極のギャンブルゲームに挑んでいきます。限られた手札で勝負する「限定ジャンケン」や、落ちれば命の保証がない「電流鉄骨渡り」など、作中に出てくるオリジナルゲームも見どころ。窮地に追い込まれたカイジが、ゲームの性質を見抜き見事に攻略していく姿が痛快です!

LIAR GAME(全19巻完結)

LIAR GAME 1

LIAR GAME 1

ある日突然送られてきた小包。その中には「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」という手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった。30日後のゲーム終了日に、自分の所持金1億円を返還する。ルールはそれだけ。首尾よく対戦相手の所持金を奪うことのできた勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う…。誰を信用すべきなのか、誰を信用してはいけないのか…。大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!

2005年出版

 主人公は正直者で真っすぐな性格の女子大生・神崎直(かんざき・なお)。ある日突然エントリーされた「ライアーゲーム」により、騙されて1億円を奪われます。お金を奪われて困り果てた直が頼った先は、天才詐欺師・秋山深一(あきやま・しんいち)。正直者と天才詐欺師の異色のタッグで、騙しあいのゲームを切り抜けていきます! 巨額のマネーをめぐり、繰り広げられる頭脳・心理戦。高度な駆け引きに息をのみ、圧巻なトリックに感心します。欲に目がくらむ人々との戦いのなか、相手を信じ、みんなで助かりたいと願う直。正直者はこの騙しあいのゲームで生き残れるのか!? ぜひ最後まで読んでみてください。

終わりに

 元祖デスゲーム漫画はいかがでしたか? 名作と呼ばれ、評価が高い作品を選びました。王道でおもしろい作品ばかりなので、デスゲーム漫画をあまり読んだことがない方にもおすすめです!
 DMMブックスには、無料で試し読みできる作品や、キャンペーン中の電子書籍がたくさんあります。ぜひ、お気に入りの一冊を探してみてください!

関連記事

 今回の記事でご紹介した漫画が好きな方は、以下の記事もおすすめ!
おすすめデスゲーム漫画 スリリングな刺激がやみつき!

人気の記事