海外でも数多くの賞を受賞している『とんがり帽子のアトリエ』など数々の人気作を立ち上げ、現在は「マンガ大賞2022」を受賞した『ダーウィン事変』をはじめ、2023年にアニメ化された『天国大魔境』や『空挺ドラゴンズ』などを担当しているアフタヌーン副編集長の寺山さん。手掛けた作品はなんと30作品以上で、いくつもの作品がメディア化されたり漫画賞を受賞し話題になっています。今回はそんな寺山さんに、DMMブックスが独自インタビューを実施。連載中の『ダーウィン事変』『カオスゲーム』の制作の裏側や、編集者の仕事についてお話を伺いました。作家の描きたいものに真摯に向き合う信念が垣間見えるので、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
受賞作『ダーウィン事変』制作秘話
ワールドワイドな作品になる可能性を感じた
——「マンガ大賞2022」の大賞をはじめ、数々の賞を受賞した話題作『ダーウィン事変』を担当することになった経緯を教えてください。
『アフタヌーン』副編集長・寺山さん(以下、寺山) 『ダーウィン事変』はうめざわさんの持ち込み企画で、数話分のネームを読んだのですが、それがすごくおもしろくて。主人公が、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」であるという一つの大きなうそがあり、あとはひたすらリアルに描いていけば、この設定だからこそ描ける骨太な作品にできると思いました。海外ドラマのような雰囲気もあり、ワールドワイドに売っていける作品になると感じましたね。あとは元々大学院で生物学を専攻していたので、個人的な興味もあり担当を希望しました。
うめざわさんと最初にお話ししたとき、うめざわさんが構想を書いたノートをめくりながら1時間ぐらい「この作品で描きたいこと」話してくれました。その時点で最初から最後まで大体の流れがあって、うめざわさんの中でやりたいことが決まっていた感じでしたね。話を聞いてすごいなと思ったことを、今でも覚えています。
——担当編集目線で何かアドバイスはされたのでしょうか。
寺山 うめざわさんにとっては『ダーウィン事変』が初の長期連載作品ですが、これまで短編集をたくさん描かれていました。そういった経緯のなか、「いろいろ描いてきましたが、どうすればもっと売れますか?」と率直に聞かれました。売れたいと思うことは、シンプルに多くの人に読んでほしいということなので、その志がとても素晴らしいと思いました。作品自体は著者のものなので、編集として「売れるため」の視点でアドバイスをしました。
——具体的には、どういったアドバイスをされたんですか?
寺山 例えば、描かれていることが難しすぎるときは、うめざわさんに質問して、かみ砕いてもらうことを意識しました。多くの人に読んでもらうためにわかりやすさを意識しながらも、できるだけニュアンスを削ぎ落とさないラインを狙いましょうと話していましたね。
ほかにも、当初は主人公・チャーリーがもっとリアルな造形で描かれていて、「ヒトとチンパンジーをCGで合成した中間くらい」の姿をしていたので、もう少しキャラクター化するようにお願いをして今の形になりました。作品の内容が比較的重めなので、主人公の見た目が怖いと、読むときに読者が疲れてしまうと思ったので。

——作品の持ち込みの時点で「海外ドラマのような雰囲気」があったとのことですが、何か意識して取り入れたことはありますか?
寺山 うめざわさんはアメリカのドラマや映画が好きで、元々よく観られていたようです。私もドラマを意識して作った方がいいなと思っていたので、物語の展開の仕方や、巻数の切れ目で何を起こすかとかは結構意識しましたね。
——アメリカの風景や、高校などの様子がリアルに描かれていると感じました。実際にアメリカへ取材に行かれたりしたのでしょうか?
寺山 連載開始直前あたりにコロナ禍になってしまったこともあって、取材はしていないです。うめざわさんは、アメリカに限らず海外に行かれたことがないと聞いています。うめざわさんはアメリカの映画やドラマから抽象化されたアメリカ文化を抜き出してきて、自分の中でイメージを形成しながら描かれているんだと思います。イメージをリアルに見せられるところが、うめざわさんのすごいところです。
例えばアメリカの広大な道路を描く場合、何も気にせずに描いたら、普段よく見ている日本の風景のように「道路が狭くなったり、それに比して車のサイズが大きくなったり」することもあるはずですが、うめざわさんは「アメリカの空気感」が出るように丁寧に描かれています。

私もアメリカに行ったことがなく、監修者もいません。アメリカを知らない人たちで作っているので、力は尽くしていますが「もし間違っていたらごめんなさい」と思いながら作品を発表していました。そんななか、去年英語版が刊行されました。翻訳を担当してくれた現地のアメリカの方から「この著者は何年くらいアメリカにいたんですか?」と聞かれて、「行ったことはありません」と答えたら、どうやって描いているのかと驚かれました(笑)。現地の方にそう思ってもらえたなら、よかったです。ちなみに、海外での刊行数も伸びていて、フランスの第50回アングレーム国際漫画賞にて「BDGest’Arts アジアセクション」も受賞しました。
巻数を増すごとに加速する引きの強さ
——人間とチンパンジーを掛け合わせた「ヒューマンジー」という新しい生物チャーリーが主人公ですが、キャラクターや作品の設定に関してアドバイスされたことはありますか?
寺山 キャラクターや作品の設定は、うめざわさんが半年間かけて本をひたすら読んで考えたそうです。作品への深度が圧倒的に深かったので、作品を根本から変えるような打ち合わせはしていません。
——チャーリーの名前は、進化論を唱えた「チャールズ・ダーウィン」が由来ですか?
寺山 そうです。名前から設定までかなり作り込まれていましたね。うめざわさんと相談して変えたところで大きいのはタイトルぐらいです。
——最初はどんなタイトルだったんですか?
寺山 当初は『ダーウィンの誤謬(ごびゅう)』というタイトルでしたが、読めないですし難しいので、『ダーウィン事変』との2パターンで悩んでいました。『アフタヌーン』編集部内で聞いたら、『ダーウィンの誤謬』派の意見も多かったのですが、新人の販売担当の方に聞いてみたら、「絶対『ダーウィン事変』が良いです。これ(誤謬)、なんですか?」と言われました(笑)。「そうだよね」と思い最終的に『ダーウィン事変』に決まりました。
——テロや差別など人間が抱える問題が作品でも取り上げられていますが、テーマを通して読者に伝えたいことはありますか。
寺山 『ダーウィン事変』は、主人公が「究極のマイノリティ」という立場にいる作品です。昨今いろいろな切り口で、人種や性別……あらゆる側面で差別について語られていると思います。まずは作品をおもしろく読んでもらった上で、「あんなことが描いてあったけど、自分ならどうするかな」と考えるヒントになって、その人の頭の中の書庫に永久に残る作品になってくれたらうれしいです。
——人間とは別視点から発するチャーリーの深い言葉が印象的でした。
寺山 1巻のあたりでは、毎話のエピソードで「チャーリーのインパクトが残るシーンを入れてください」とお願いしたのですが、うめざわさんがそれをきっちり入れてくれたおかげだと思います。また、翻訳のような言葉使いや、洋画や海外ドラマの字幕っぽい言い回しを意図的にしていて、そうしたこだわりが作品により深みを与えています。著者がそこまで考えて工夫できるのはすごいことです。
——『ダーウィン事変』をこれから読む読者に、作品の見どころや楽しみ方を教えてください。
寺山 巻を追うごとに、引力がどんどん強くなる作品です。1巻よりも2巻、2巻よりも3巻の方が続きが気になる終わり方になっていて、その加速度は上がっていきます。密度が濃くなるように作っているので、コスパもいいです(笑)。6巻でこんなに進むのかってぐらい話が進むので、いろいろなことを誰かと語りたくなる作品だと思います。

テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!
新鋭作家が手掛ける『カオスゲーム』
初連載は二人三脚で
——連載中の『カオスゲーム』は、1巻目から怒濤の勢いがあり引き込まれました。2020年のアフタヌーン四季賞で大賞を受賞された作家の山嵜先生は、今回が初連載とのことですが、どういった経緯で作品が生まれたのでしょうか。
寺山 山嵜さんは投稿作の『岸辺の夢』※ を読んでいただくとわかると思いますが、オカルトが好きな作家さんです。担当になったときも、山嵜さんは「オカルトが好きで、描きたい」と話されていたんですが、ネームに時間がかかって中々描き進められない状態でした。でもある日突然、この作品の原案が送られてきて、おもしろかったので連載に仕上げていきました。
※講談社のWebサイト「コミックDAYS」に掲載中
——初連載ということで、何かアドバイスされたことはありましたか?
寺山 最初は、山嵜さんからネームの描き方がわからないと言われていて、一か月で5ページも描けない状態でした。そこで、ホワイトボードに私がネームを描いてみました。もちろん、全然うまくないんですよ。でも「おもしろいかはともかく、僕でも物理的には描けます」と目の前で言ったら、ふっと肩の力が抜けたのか突然描けるようになりました。山嵜さんは絵にこだわりがあるので、ネームを描く時点で画角やカメラを考えてしまうんですよね。ネームは主にストーリーを考えるパートなので、画角はあとで考えて、どうにもならなかったらネームを直しましょうとお話ししました。
——山嵜先生に今後期待されていることはありますか?
寺山 山嵜さんは描きたいことがありつつ、ケレン味がある作家さんなので、絶対に多くの読者を夢中にできると思っています。
——新人作家と仕事をする上で心がけていることはありますか?
寺山 新人さんの場合、ほとんどの方が「連載は大変だ」と思われています。もちろん連載中の作家さんは大変だと思いますが、新人さんにはあえて「難しくないですよ」と言うようにしています。大変だと思いすぎると、本当に描けなくなってしまうので、それよりはまず描いてもらうこと。やってみる勇気を持ってほしいですね。
突飛な設定がある分、地に足つくところはリアルに描く
——オカルトやサスペンス、デスゲームの切り口もあり、設定にも斬新さを感じましたが、連載後反響はありましたか?
寺山 読者からの反響も良くて、部内でも人気があります。『AKIRA』をはじめ、数多くの傑作を描かれている大友克洋さんにTwitter(現:X)で褒めていただいたのは驚きました。
——作品の見どころを教えてください。
寺山 生きていると理不尽なことがたくさんあると思いますが、理不尽なことに立ち向かえる勇気をもらえる漫画です。
——確かに主人公の記者・鈴木蘭は理不尽な目に遭いながらも、正義感を持って立ち向かう強い女性ですよね。寺山さんは講談社に入社後『週刊現代』に配属されたとのことですが、実際にこのような雰囲気の記者がいたのでしょうか?
寺山 もちろん蘭は架空の人物ですが、週刊誌で中の人間がどんなことをしているかは山嵜さんに話しました。どうやってプランを出すのか、どうやってボツになるのか。1話でまさにそういうシーンがありますが、どんな理由でボツになるかや、自分の企画が飛んだときにほかの人に代わりにページを埋めてもらうと申し訳ない気持ちになることなどを話しました。

——リアルな編集部の話も見どころがありますよね。
寺山 そうですね。かなり突飛な設定がある分、地に足つくところはリアルに描いておかないとうそだらけになってしまうので。リアルな描写も、おもしろく読んでいただけると思います。
あと見どころと言えば、山嵜さんは本当に絵の描き込みが異常で(笑)。この家の様子とか、これだけ描き込んでいるからこそ「怪しい家の雰囲気」が出せています。

——確かに、ほの暗いよどんだ雰囲気の緻密に描き込まれた絵が印象的でした。オカルト好きの方は絶対好きですよね。
寺山 はい。オカルトやサスペンス、ハラハラした作品が読みたい方には、ぜひおすすめです。
編集の仕事について
誰もやったことがないから1番になれる
——雑誌『モーニング』に異動された後、2016年に『モーニング・ツー』編集長に就任されましたが、編集長として期待されていたことはありますか。
寺山 当時一番連載案を出していたのと、雑誌ならではの企画もたくさん出していたので、そこが期待されていたのかと思います。
——編集長は具体的にどのような仕事をするのでしょうか。
寺山 連載案のやるやらないを決めたり、記事や表紙をどうするかも考えます。元々週刊誌の編集部にいたので、雑誌の売上を落としたくないと思っていました。本誌の売上が落ちるほど、作品に触れる最初の読者数が減ってしまい新人さんの作品を売りにくくなるので、できるだけ売上を下げないように記事や表紙の企画をたくさん考えましたね。
ほかには、これも雑誌の売上に関わりますが、雑誌をどうやって外にアピールするかも考えます。例えばコミティア(展示即売会)さんで即日新人賞※をやらせていただいていたんですけど、こういった取り組みをしてみることで、「あそこの編集部に作品を持って行ってみようかな」と思ってもらえたり、来場している人に「雑誌を読んでみようかな」と興味を持ってもらえるので、外への取り組みも大事ですね。
※講談社の『モーニング・ツー』など複数雑誌がコラボして実施していた新人賞。その場で即日選考・結果発表され、即日デビューが決まる。
——例えば、どんな企画を考えられたんですか?
寺山 ちょうど在任中に『モーニング・ツー』が十周年を迎えたときは、すごくピカピカな表紙にしました。とにかく目立つことを表紙でやりたくて、弊社の紙のやりくりを担当している業務部に「めずらしい印刷方法を全部教えてください」と相談しました。そのなかにすごいピカピカな印刷方法があって、普段化粧品の箱にしか使わないようなものらしいのですが、その号だけその方法を取り入れました。お金はかかりましたが、その分部数は伸びましたね。書店店頭で目立つので「何だろう?」と思って買ってくれた人が作品のファンになってくれたらという思いで、さまざまな取り組みをしました。雑誌はじわじわと売上が落ちているのですが、おかげさまで在任中の2年間は売上を落とさず、少し上げることができました。
——企画を考えるときに意識していることはありますか。
寺山 とにかく誰もやったことがないような変わったことをするのが好きです。やっぱり2番目や3番目よりも、圧倒的に1番目が強いんですよね。例えば、『モーニング』で連載していた『終電ちゃん』では「JTB時刻表」とコラボして、時刻表の歴史で初めて誌面に漫画を掲載する企画を行いました。あれは一発目だから話題になって、ヤフーニュースでもトップに取り上げられたのだと思います。

大事にしていることは、うそをつかないこと
——現在は雑誌『アフタヌーン』の副編集長をされていますが、編集長と副編集長の違いはなんですか。
寺山 編集長とは全然異なっていて、副編集長は実質現場のイチ編集者という感じです。ただ、副編集長は校了する権限が与えられるので、このままこの作品を世に出しても大丈夫なのか、一段階上に立った目線で見ることが求められます。あとは、後輩の編集者の育成を担っている部分もあります。
——編集者として作家と付き合う上で、意識されていることはありますか?
寺山 うそをつかないことです。おもしろかったらおもしろいと言いますし、おもしろくないと思ったら正直に伝えます。最初に配属された週刊誌の編集部で「編集者のおもしろいという言葉は重いんだよ」と言われたことがあります。おもしろくないのにおもしろいと言ってしまうと、作家さんの目印がなくなってしまう。がんばっても売れない作品があるなかで、せめて作家さんと自分はおもしろいと思っていないと、絶対に売れません。
——感想は正直にお伝えするんですね。
寺山 漫画を描くのは本当に大変ですし、編集の仕事も楽ではないんです。「いまいちだな」と思いながら働くと、がんばるためのエンジンが足りなくなってしまいます。やっぱり「これは絶対におもしろいはずだ」と思っていた方が自分もがんばれますし、作家さんにも「がんばって描いてください」と心から言えると思いますね。
——ミステリー、サスペンスやSF系の作品を多く手掛けられている印象がありますが、今後チャレンジしたいジャンルはありますか?
寺山 一番は著者が描きたいものが大切なので、自分の中でジャンルは特に決めていません。例えば今連載している『7人の眠り姫』のFiokLee(フィオクリー)さんは今回が2作目の連載ですが、一番描きたいものを聞いたら「かわいい女の子を描きたいです」と話してくれたので、この作品を描いていただくことにしました。
FiokLeeさんは深いドラマを描くのが得意な方なのですが、物語の入り口は入りやすくして、次第に深いドラマにできたらもっと読んでもらえるのではないかと思って始めました。読み味がおもしろいラブコメになっていると思います。
——ヒロインが7人もいる設定はインパクトがありますね。描き分けが大変そうです。
寺山 連載前に7人全員の短いネームを描いてもらいました。ネームが描けるということはキャラクターが立っているということなので、そのネームを見て「これならいける」と思いました。
——キャラクターごとにネームを描いたりもするんですね。
寺山 どういう風に話すのか、主人公とどう関わるのか、設定だけではなく実際にキャラクターを動かしてもらいました。一番苦労したのは主人公のアレクでしたが、この漫画のアンケートを見ると、主人公の人気が高いのでうまくいっているのだと思います。どうすれば主人公がかっこよくなるのかを相談して、主人公一人だけ「王道のRPGからラブコメに迷い込んだ方向」で描きましょうという話になりました。

——編集者としてほかにも大切にしていることがあれば教えてください。
寺山 例えばゲームが好きな作家さんには、ゲームを題材に何か描けないかと提案することもあります。それはあくまで、作家さんがゲームを好きだから提案しているのであって、その人が描きたいことを大事にすることは変わりません。漫画を描くことは本当に大変なので、例え絵が合っていたとしても、好きじゃないものを描いてもらうとガス欠になってしまいます。作家さんには描きたいものがありますが、描きたいものとアウトプットが合っていないことがあるので、「それを描きたいならこうした方がいいのではないでしょうか?」と提案するようにしています。
——最後に読者へ伝えたいことがあればお願いします。
寺山 読者の方に作品を読んでいただけるのが一番の応援になります。読んだ後に「損しなかった」と思ってもらえるような作品ばかりなので、ぜひ一度読んでみてください!
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