【2025年版】サスペンス漫画おすすめ28選!人気作を完全網羅

 この記事では、年間1,000冊近く漫画を読んでいるDMMブックス書店員が、2025年の最新情報にもとづき、おすすめのサスペンス漫画を28作品ご紹介! 定番の人気作から名作まで幅広くリストアップしました。あなた好みのサスペンス漫画がきっと見つかるはず!
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【書店員厳選】絶対に読んでほしいおすすめサスペンス漫画

 まずは、サスペンス漫画を愛してやまないDMMブックスの書店員がおすすめする、絶対に読んでほしいサスペンス漫画2作品をご紹介します。何から読もうか迷っている方は、ぜひここからチェックしてみてください!

テセウスの船(全10巻完結)

父・文吾と温泉に入る主人公・心

【あらすじ】
 殺人犯の息子として生まれた田村心は、父の事件の真相を探るため北海道を訪れます。しかし突然、事件当時にタイムスリップし、殺人容疑で逮捕される実の父親・佐野文吾と出会います。決して殺人犯に見えない父親に戸惑う心でしたが……。

【投票した書店員の声】
 2020年に放送されたドラマも話題となった本作。過去の事件の謎を、リアルタイムで経験しながら追う緊張感がたまりません! タイムスリップなどのSF要素が絡み合い、先が読めない展開もまた魅力です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・タイムスリップとミステリーが合わさって出来上がったこの作品。両方好きな人は倍お得に楽しむことができる。おすすめ。

テセウスの船 (1)

テセウスの船 (1)

1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。

アドルフに告ぐ(全5巻完結)

ヒトラーの秘密を聞いた少年・アドルフ

【あらすじ】
 第2次大戦期の日本とドイツが舞台。ヒトラーの出生の秘密をめぐって、日本人記者・峠草平、神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフ・カウフマン、そしてユダヤ人の少年であるアドルフ・カミルは、奇妙な運命へと巻き込まれていきます。

【投票した書店員の声】
 巨匠・手塚治虫による、超本格的な歴史サスペンス漫画です。本筋はフィクションですが、実在の人物や歴史的なできごとが描かれ、リアリティのある描写に引き込まれます。「もしもヒトラーが……だったら」という架空の設定を元に、壮大な人間ドラマが展開されます。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・読みだしたら止まらない。戦争の恐ろしさ、人間の愚かさ、そして悲哀がありありと描き出される物語力と緻密な作画に圧倒されます。

アドルフに告ぐ 1

アドルフに告ぐ 1

神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフは、パン屋の息子でユダヤ人のアドルフを通じて、アドルフ・ヒットラーの秘密を知る。その秘密とは…!?第二次世界大戦を背景に、三人のアドルフの運命を描く著者の代表作・第一弾。

おすすめのミステリー系サスペンス漫画

 深まる謎、高まっていく緊張感……。サスペンスとミステリーは、切っても切れない関係です。この章では、サスペンスの醍醐味が味わえるミステリー漫画をご紹介します。

ミステリと言う勿れ

警察の取り調べを受けている整

【あらすじ】
 いつも事件に巻き込まれてしまう大学生・整(ととのう)。自身の見解をたんたんと話しながら謎を解きほぐしていく、会話劇が中心の新感覚ミステリーです。

【書店員イチオシポイント】
 事件の中心にいながらも、いつも冷静沈着な整。戸惑う周囲の人物たちを観察し、表面化されていない深層心理までズバズバと言い当てます。事件だけではなく関わった人の心まで解きほぐしてくれる不思議な魅力を持つ主人公です。実写ドラマ・映画化され、菅田将暉が主演を務めました。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・整の喋りが、とにかく面白い。普段何気なく見過ごしていることに気づかされて、ハッとする。最初は短編小説のようだったけど、段々と話の中に1本の線が見えてきて、続きが気になるようになってきた。ドラマ化、楽しみだ。

ミステリと言う勿れ (1)

ミステリと言う勿れ (1)

話題沸騰★青年・久能整!ついに登場!!『BASARA』『7SEEDS』の田村由美、超ひさびさの新シリーズがついに始動!! その主人公は、たった一人の青年!しかも謎めいた、天然パーマの久能 整(くのう ととのう)なのです!!解決解読青年・久能 整、颯爽登場の第一巻!!冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると…警察官がやってきて…!?突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。しかもその被害者は、整の同級生で…。次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる…???新感覚ストーリー「ミステリと言う勿れ」、注目の第一巻です!!

君が僕らを悪魔と呼んだ頃(全14巻完結)

君が僕らを悪魔と呼んだ頃 (1)

君が僕らを悪魔と呼んだ頃 (1)

かつて、僕は悪魔だった。半年間の失踪を経て、記憶の全てを失ってしまった高校生、斎藤悠介。記憶喪失なりに平穏だった日常は、ある日、突然、破られた。次々に現れる過去を知る者、復讐者たち。覚えのない咎で断罪される瞬間、死肉に突きたてた刃の、幻を見た。━━さて。俺が殺したのは、どこの誰だ?

【あらすじ】
 半年間の失踪後に不可解な状態で発見された斎藤悠介。過去の記憶を失いながらも平穏に暮らしていた彼は、バイト先の友人から中学のころに壮絶ないじめに遭っていたことを告白されます。同情しながら聞いていると、「主犯格はお前だ」と言われ……!?

【書店員イチオシポイント】
 悠介の過去をめぐって、驚愕の真実が明らかになっていきます。「記憶喪失で善人になった主人公が、自身の過去の罪とどう向き合うのか」というテーマも重要で、最終的に悠介がどう生きていくのかも物語の焦点となります。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・衝撃的な展開でどんどん惹き込まれていきます。先が見えない、落とし所も分からない、救いがない話ですが、なぜだか続きが気になってやめられない!

サイレーン(全7巻完結)

サイレーン (1)

サイレーン (1)

武蔵県警の猪熊夕貴と里見偲はあらゆる事件の初動捜査を行う機動捜査隊(通称:キソウ)の刑事。二人は‘相棒’として一緒に仕事をしているが、実は恋人同士でもある(もちろん、職場ではヒミツ)。そんな二人がある変死体発見現場で出会ったのが、橘カラ。以来この美しい女性、なぜか猪熊と里見の周辺をウロウロしはじめた。橘カラとは何者か?彼女の目的は?キソウ天外物語、開幕!!

【あらすじ】
 初動捜査を行う機動捜査隊の刑事・猪熊夕貴と里見偲は相棒であり恋人同士。しかし、夕貴のことを気に入ったミステリアスな美女・橘カラによって状況が変化します。頻発する事件とカラとの関係を疑う偲でしたが……?

【書店員イチオシポイント】
 ミステリー漫画であると同時に、いわゆる悪女ものでもあります。美しくも粘着質なストーカーである橘カラ。不気味なカラの真意を明らかにするのも、作品のテーマのひとつです。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・全7巻読了。警察の実情を描いた漫画、と聞いて読み始めたのだけど……。警察を主軸にさまざまな事件を描くかと思いきや一貫して1人の最強の敵が主人公で、それに振り回される警察、という話。この展開の意外性、パトレイバーを思い出した。

ROUTE END(全8巻完結)

ROUTE END 1

ROUTE END 1

人の死が日常的となる職業、‘特殊清掃業’を生業とする青年・春野。彼が近隣で続発する連続猟奇殺人事件、「END事件」に足を踏み入れて…。生と死の在り方を問うサイコ・サスペンス開幕!!

【あらすじ】
 遺体が放置された部屋を掃除する「特殊清掃員」として働く青年・春野太慈(はるの・たじ)。ある日、清掃会社の社長・橘が残虐な連続殺人事件の被害者になったことをきっかけに、春野は事件の真相を調べ始めます。

【書店員イチオシポイント】
 死体を切り刻んで「END」という文字を作る、猟奇殺人の真相を追う物語です。主人公自身も複雑な事情を抱えており、終始不穏な雰囲気が漂います。生と死について考えさせられる作品なので、シリアスで重ための話を読みたい方におすすめです。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・表紙とタイトルに魅かれて読んでみました。猟奇殺人の謎を追っていく気になる展開。一気に読み進められます。

金田一少年の事件簿File(全34巻完結)

金田一少年の事件簿File (1)

金田一少年の事件簿File (1)

名探偵・金田一耕助の血を引く金田一一(きんだいちはじめ)は、幼なじみの七瀬美雪(ななせみゆき)の頼みで演劇部の合宿に参加することになった。だが合宿先となる孤島のホテル「オペラ座館」では恐ろしい事件が一たちを待ちかまえていた――。演劇部の演目「オペラ座の怪人」になぞらえたように起こる凄惨な連続殺人。第1の殺人後、姿を消した謎の男「歌月」。そして部員たちの心に影を落とす、女子部員‘月島冬子’の自殺……。一は、この惨劇の真相にたどりつくことができるか!?【原作:金成陽三郎】

【あらすじ】
 名探偵・金田一耕助の血を引く金田一一(きんだいち・はじめ)は、自身も天才的な推理力を持っています。幼なじみの七瀬美雪(ななせ・みゆき)とともに、さまざまな難事件に挑んでいきます。

【書店員イチオシポイント】
 実写ドラマやアニメで有名な本作。高校生探偵といえば、金田一一を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。続々と人が殺される不穏な空気感、人間の憎悪、切ない犯行理由など、サスペンスと人間ドラマが絡み合ったミステリーの名作です。
 本作を読んだ方は、37歳になった金田一一が主人公の『金田一37歳の事件簿』もおすすめです!

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・普段は情けない金田一少年ですが事件を目の当たりにすると名探偵に変わります!さまざまな伝承になぞらえた殺人事件などあってミステリーとして秀逸です!

『金田一37歳の事件簿』はこちら!

金田一37歳の事件簿 (1)

金田一37歳の事件簿 (1)

数々の難事件を解決した天才高校生・金田一一(きんだいちはじめ)は、37歳のオッサンになっていた。PR会社で働く金田一は、上司の命令で離島リゾートのイベントを担当することに。なんとその島は、3度も殺人事件が起きた’オペラ座館’のあった歌島だった!「もう謎は解きたくない」と思っている金田一は、何も起きないことを祈りつつ上陸。しかし、そんな彼を嘲笑うかのように歌島にファントムの笑い声が響くのだったーー。

名探偵コナン

名探偵コナン(1)

名探偵コナン(1)

ホームズばりの推理力で、大活躍の高校生名探偵・工藤新一。ところがある日、事件を追っていた彼は、妙な薬の力で、なんと子供に戻ってしまった…!?仮の名を‘江戸川コナン’。小さな名探偵が登場だ!!

【あらすじ】
 高校生探偵・工藤新一は、黒ずくめの男たちに飲まされた薬によって小学生の姿に変えられてしまいます。正体を隠して幼なじみ・毛利蘭の家に居候することになった彼は、江戸川コナンと名前を変え、いくつもの難事件に挑みます。

【書店員イチオシポイント】
 2024年に連載30周年を迎え、現在も大人気のミステリー漫画です。100巻越えの長編作となっても、新しいトリックのアイデアが尽きず毎回驚かされます。アニメだけ追っている方は、まだ登場人物が増えていない序盤のエピソードを読んでみるのもオツですよ。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・映画も人気だけど漫画も面白い!どの事件もその連載当時の時代が反映されてたりしてそれも好き。昔に読んでたりアニメで見てた話も意外と覚えてるもんだな~ってなる。

約束のネバーランド(全20巻完結)

約束のネバーランド 1

約束のネバーランド 1

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

【あらすじ】
 孤児院で育ち、やがて巣立っていく子どもたち。その中でも頭が良く活発な子ども・エマは、里親に引き取られたコニーを追いかけて禁じられている門に向かいます。そこには衝撃の事実が……。自らの恐ろしい運命に立ち向かう子どもたちの冒険譚です。

【書店員イチオシポイント】
 天才的な子どもたちと、正体不明の大人たちとの間で繰り広げられる頭脳戦が見どころ。伏線やどんでん返しもあり、読み始めると止まりません。彼らを引き取っていく存在は一体何なのか、そして孤児院の謎とは……明らかになっていく真実から目が離せない漫画です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・面白い漫画は1話目で衝撃を受けたという話を聞きますが、この漫画は進撃の巨人に匹敵するほどの衝撃が1話目からあり、どう展開していくのか気になり、ページを進めてしまいます。

おすすめのホラー系サスペンス漫画

 サスペンス特有の緊張感は、ホラー系の物語とも相性ピッタリ! ここでは、じわじわと謎が明らかになっていく快感がたまらない5作品をご紹介します。

光が死んだ夏

不気味な「ナニカ」が懇願するシーン

【あらすじ】
 仲良しの少年、よしきと光。ある日、よしきは光が正体不明の「ナニカ」と入れ替わっていることに気づきます。光のふりをして、よしきと仲良くしようとする「ナニカ」。関わってはいけないとわかりつつも、親友の姿をしたそれを邪険にできず……。

【書店員イチオシポイント】
 恐ろしいのにどこか哀れで、見捨てることのできない「ナニカ」。その周辺では不審な事件が起こり始めます。不気味なホラーサスペンス的な展開のおもしろさもさることながら、少年の繊細な感情を描いたブロマンス的な描写も見どころです。「このマンガがすごい!2023」でオトコ編1位を受賞し、2025年夏にはTVアニメが放送予定です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・正体不明の何かが友人になり替わっていた。しかも友人は亡くなっていて、だけど友人を好きだった主人公は友人の姿をした何かでも傍にいることを願った。何だかとても切ないです。そして得体のしれないモノに対してゾクゾクとします。絵がお話に合っていてとても効果的だと思いました。

光が死んだ夏 1

光が死んだ夏 1

ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。

サマータイムレンダ(全13巻完結)

サマータイムレンダ 1

サマータイムレンダ 1

幼馴染の潮が死んだ――。その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平。家族との再会。滞りなく行われる葬儀。だが島にはある異変が…? ひと夏の離島サスペンス!!

【あらすじ】
 主人公の慎平は、幼なじみの少女・潮(うしお)の葬儀に参加すべく、2年ぶりに故郷の離島・日都ケ島に戻ります。海の事故で亡くなったはずの彼女でしたが、他殺の可能性が浮上。さらに、「自分の影を見たら殺される」という村の伝説を裏打ちするかのごとく、「潮の影を見かけた」という証言まで出てきて……。

【書店員イチオシポイント】
 目まぐるしいサスペンス的な展開の連続に引き込まれます。さらに、離島のオカルト的要素、SF要素など、さまざまなジャンルが入り交じった読み応え満点の作品です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・故郷に住む幼馴染みの少女の訃報から始まるタイムリープ離島サスペンスです。雰囲気のある絵でホラー味のある作風に合っており、長閑な離島に響く蝉の鳴き声が余計に恐怖心を煽ってきて、ゾッと背筋が寒くなりました。続きがとても気になります。

住みにごり

住みにごり (1)

住みにごり (1)

僕の実家には怪物たちが住んでいる。29歳、夏。会社から長めの休みをもらった僕は、久しぶりに実家に帰省した。住んでいたのは父母、姉、そして35歳、無業無言の兄だった…。これは変な家族なのか?それとも家族は変なのか?新ホームドラマ、登場!ビートたけし氏、麒麟・川島明氏、絶賛!!漫画クチコミサイト「マンバ」にて新連載ランキング1位獲得!超話題作!!

【あらすじ】
 久しぶりに実家に帰ってきた会社員の「僕」。そこには乱暴な父と寝たきりの母、元気な姉、そして何も話さない35歳引きこもりの兄がいました。不穏な行動ばかりする家族に、何かよくないことが起こるのではないかと、主人公の不安が高まっていきます。

【書店員イチオシポイント】
 怖いのに何故かユーモラスな場面も多く、それが一周回ってまた怖い作品です。何を考えているのかわからない兄の真意を探るのが主な筋ですが、ほかの家族も不気味で、腹に一物ありそうな人ばかり。読み進めるごとに緊張感が高まっていきます。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・何かぞわぞわするなというまま読み進めた。寝たきりの母親の笑顔、引きこもり部屋の階段のホコリ、タンクトップ姿、父親の容姿。ホラーと言っていい。でも読み進める理由は時々ある兄の無邪気な表情、回想の母、美人の姉。何かありそうな気にさせる。柄パンの横裂けとか、ポテチの計算式とか(自分でもあるあるなので)実生活感に共感してしまう。

新装版 ミュージアム 完本(全2巻完結)

新装版 ミュージアム 完本 (上)

新装版 ミュージアム 完本 (上)

戦慄の完全版! 究極の最終形! ここに絶望大解禁。’悪魔の蛙男’こと霧島早苗の誕生から破滅までを目撃せよッ! 大好評を博したオリジナル版KC全3巻に未収録の完全新作2編を上下巻総計60ページ緊急収録ッ! 上巻には『未公開殺人vol.1〜孤独の検察庁』(34P)を巻末にとじ込み、霧島が『ドックフードの刑』執行以前の戦慄の行動が明らかに。犯人はいかにして極秘の裁判員資料を入手したのか、その全貌に迫るッ……!

【あらすじ】
 猟奇的な連続殺人事件が発生。被害者の共通点は、とある事件の裁判員をしていたこと。捜査を担当していた主人公の刑事・沢村久志は、出て行った妻が裁判員の一人であることに気づきます。猟奇殺人鬼「カエル男」の正体とは?

【書店員イチオシポイント】
 犯人の異常な心理を巧みに描いたサイコスリラーです。2016年には、小栗旬主演で映画化されました。この章で紹介したほかの作品と比べると、スプラッタ的な描写が多いところも特徴です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・自分の中でサスペンスブームが到来して再読。上下2巻で完結している作品だが、猟奇殺人がテーマでよく作りこまれていて面白い。

大日本天狗党絵詞 (全4巻完結)

大日本天狗党絵詞 (1)

大日本天狗党絵詞 (1)

天狗! 自在に飛行をなし、あやかしの術もて人をさらい古来より畏怖と敬愛を享けた天狗! 今かれらはどこにいるのか、どこから来てどこへ行くのか? 何を食っているのか寒い日はどうするのか。天狗にさらわれちゃった子はそれからどうなっちゃったのか? 天狗の未来を憂う待望の第1巻!

【あらすじ】
 小学校の入学式の日に天狗の「師匠」に連れ去られてしまったシノブ。それから15年。久しぶりに実家に帰ってきた彼女は、自分の形をした泥人形が自分として生活している様子にショックを受けます。一方、「師匠」は天狗の復権を目論みますが……。

【書店員イチオシポイント】
 突飛なことが次々と起こり、飽きることのない漫画です。シノブは理不尽な目に遭い続けますが、起こっていることが奇妙すぎて不思議と悲惨な感じはしません。最後に明らかになる「天狗」の正体は必見です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・漫画好きなら一度は読んでほしい黒田硫黄の名作。最初は読みづらさを感じるかもしれないが、独特の台詞回しやカット割りは見事というほかない。物語性も高い。この作品の魅力を説明するのは難しいのでとにかく読んでほしい! 

おすすめのクライム・サスペンス漫画

 謎を解いていくミステリーとは対照的に、犯罪者側にスポットを当てたクライム・サスペンス。恐ろしくもどこかカリスマ的な魅力がある悪人の姿に、心を掴まれること間違いなし。この章では、おすすめのクライム・サスペンス漫画をご紹介します!

DEATH NOTE モノクロ版(全12巻完結)

Lの監視をくぐり抜け月がデスノートを書くシーン

【あらすじ】
 死神リュークの手によって、人間界に一冊のノートが落とされます。名前を書かれた人間が死んでしまうデスノートは、天才高校生・夜神月(やがみ・らいと)の手に渡ることに。月はデスノートの力を使って犯罪者を根絶し、「新世界の神」になることを決意します。

【書店員イチオシポイント】
 大量殺人犯になった月と、彼を追う探偵・Lとの攻防戦が見どころ。少年漫画とは思えない重厚な世界観と、どんでん返しの連続で、ページをめくる手が止まらなくなります。『週刊少年ジャンプ』で2000年代に一世を風靡したサスペンス漫画の傑作です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・不朽の名作。絵も話も素晴らしい。本誌での初見時の衝撃は忘れられない。繊細で麗美な絵柄、練られて先が読めない展開とが噛み合っていて文句のつけようがない。

DEATH NOTE モノクロ版 1

DEATH NOTE モノクロ版 1

このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!!かつてないスリルとサスペンス!!

MONSTER 完全版 デジタルVer.(全18巻完結)

MONSTER 完全版 デジタルVer. (1)

MONSTER 完全版 デジタルVer. (1)

日本漫画界初にして金字塔。大ヒット本格ミステリー!!※この作品は2008年に、加筆修正のうえ刊行された『MONSTER 完全版』全9巻を、全18巻に再編集したデジタル特別版です。ドイツのアイスナー記念病院で働く天才脳外科医・Dr.テンマ。院長の娘と婚約し、将来を嘱望される彼のもとに、ある日頭部を銃で撃たれたという少年が運び込まれる。同時に脳血栓で倒れた市長の手術を優先しろという院長の命令を倫理観から無視し、ヨハンという名の少年の命を救ったテンマ。しかし、その日から順風満帆だった彼の人生は一変する―― 第1集!緻密なストーリーテリング、魅力的なキャラクターたちとの邂逅と別れ。ベルリンの壁崩壊後のドイツを舞台に、歴史の暗部に隠された人間の罪をえぐり出していく本作は、第3回手塚治虫マンガ大賞、第46回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。「ミステリー漫画は売れない」というそれまでの定説に真っ向から挑み、結果 累計2138万部を突破、日本漫画界初の大ヒット本格ミステリー作品となった。『MONSTER 完全版 デジタルVer.別巻 なまえのないかいぶつ』も同時発売!!(スーパーバイザー/長崎尚志)

【あらすじ】
 ドイツの天才脳外科医・テンマは、院長の命令を無視して重傷で運ばれてきた少年・ヨハン・リーベルトを助けます。出世コースから外されて落ち込んでいると、院内で院長の不審死やヨハンの失踪など事件が相次ぎ、物語が不穏な方向に動き出し……!? 

【書店員イチオシポイント】
 浦沢直樹のもう一つの名作をご紹介します。事件の濡れ衣を着せられ、逃亡しながらも謎を解いていくテンマ。ドイツ・チェコの史実を元にした骨太なストーリーが魅力です。サスペンス漫画を読むなら外せない一作!

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・初めての浦沢直樹作品。かつて自分が助けた少年が殺人犯になってしまい……という展開から始まるが、さまざまな伏線が張り巡らされドキドキハラハラしながらあっという間に漫画の世界観に引き込まれる。本当のモンスターとは誰のことなのか?人間の狂気を考えさせられる作品!

親愛なる僕へ殺意をこめて(全11巻完結)

親愛なる僕へ殺意をこめて (1)

親愛なる僕へ殺意をこめて (1)

「人生は楽しんだもん勝ち」がモットーの大学生・浦島エイジ。だが彼は、人には言えない’過酷な運命’を背負っていた。その現実と向き合った時、彼は惨劇に巻き込まれていく―――。

【あらすじ】
 ある日、ここ数日の記憶がないことに気づいた大学生・浦島エイジ。いつの間にか美人の彼女ができていたり、部屋で血まみれのバットが見つかったり……。自分は二重人格なのではないかと疑いながら、エイジは真相を探ります。

【書店員イチオシポイント】
 自分の生い立ちに後ろめたさを感じているエイジ。「もう1人の自分は一体何を考えているのか」「自分の過去に何が合ったのか……」そんな疑心暗鬼の緊張感とともに物語が進んでいきます。2022年に、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演で実写ドラマ化されました。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・ドラマ化もした漫画。暴力的なシーンも多いけど、とても面白いサスペンス。主人公は父親が連続殺人犯だという、本人には何の瑕疵も無い罪を背負って生きている。そんな主人公の周囲でまた殺人が起きる。

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン(全15巻完結)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 1巻 (1)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 1巻 (1)

本能のままに暴力を振るい続ける、狂気じみた謎の男 モン。そのモンに憧れ、破壊行動に協力する爆弾魔 トシ。旅を続けながら二人は爆破テロを繰り返す。時を同じくして、巨大な熊のような謎の怪獣「ヒグマドン」が突如日本に出現、圧倒的な力で人々を殺戮していく…。多くのアーティストやトップ・クリエイターから絶賛を浴びる現代最大最凶のバイオレンス巨編が、大幅な加筆修正を加えた「真説」として新生!

【あらすじ】
 ひたすら無鉄砲で暴力的な男・モンと、彼に憧れる爆弾魔・トシ。2人は全国を旅しながら爆破事件を繰り返していました。一方、日本に突如として大怪獣ヒグマドンが襲来。凄まじい暴力の嵐が各地を混沌の渦に叩き込んでいきます。

【書店員イチオシポイント】
 狂気の男・モンを台風の目として、彼に振り回される人々の数奇な運命が描かれます。衝撃的な最凶バイオレンスアクションを読みたい方は必見! 勢いとパワーがすさまじく、パッションの塊のような漫画です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・強い力への憧れを持っていた青年トシは野生動物のような謎の男・モンに偶然出会ったことで人生を狂わせていく。一方そのころ、謎の巨大な生物ヒグマドンが出現。二人の凶悪犯罪者と巨大生物が日本を震撼させていく中で、様々な人間ドラマが描かれていく。今となっては年月の経過で劇中の時事ネタやパロディがわかりにくくなってたり陳腐に感じる部分も出てきたりセリフに方言が多くて読みにくかったりとかもあるけど、今読んでも予測不可能なストーリー展開やバイオレンス描写が衝撃的だったり強いメッセージ性など心に刺さる部分の多い作品だと思う。

僕たちがやりました(全9巻完結)

僕たちがやりました (1)

僕たちがやりました (1)

金城宗幸(神さまの言うとおり)×荒木光(ヤンキー塾へ行く)が織りなす、「今日」に満足してる若人たちの「そこそこ」を目指す青春譚。だが、このタッグが、それだけで終わるハズがない!!因果応報、驚天動地、賛否両論の第1巻!!!!!

【あらすじ】
 フットサル部に所属する男子3人と卒業後もOBとして部に居座る「パイセン」。ある日、仲間にケガをさせた不良を成敗しようとした彼らでしたが、予期せぬ大惨事となってしまい……?

【書店員イチオシポイント】
 平穏な日々を過ごしていた主人公たち。ノリだけで起こした事件をきっかけに人生の歯車が狂い始めます。書店員のイチオシキャラは「パイセン」です! 常にどことなく居心地の悪そうな彼の顛末は、残酷でありながらどこか感動的です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・平凡な毎日に退屈していた主人公たち。ちょっとした復讐のつもりが爆破事件に。その時のトビオの表情が最終巻ラストにつながり、ヒヤリとします。

マイホームヒーロー

マイホームヒーロー (1)

マイホームヒーロー (1)

頼れる妻と、ちょっと反抗期気味だけど可愛い高校生の娘。鳥栖哲雄の人生はそれなりに幸せだった。娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは。「100万の命の上に俺は立っている」の山川直輝、「サイコメトラー」「でぶせん」の朝基まさしの異色コンビが描く、罪と罰、愛と戦いの物語、開幕!

【あらすじ】
 家族思いなサラリーマン・鳥栖哲雄は、一人暮らしを始めた娘が心配でたまりません。ある日、娘の彼氏が危険な半グレであることを知った哲雄は、衝動で彼氏を殺してしまいます。実は殺した男は闇社会のトップの息子。狙われた哲雄はどうなってしまうのか!?

【書店員イチオシポイント】
 推理オタクとしての知識を活かし、半グレを相手に大立ち回りをする哲雄の姿が見どころです。読者視点で見ると、半グレよりも哲雄の方がよっぽど危険ですが、ユーモラスなところや人間臭さがあり魅力的な一面を持つ主人公です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・面白かったです。ふとしたことから人生を180度変えてしまったマイホームヒーロー=お父さん、しっかり者でちょっぴり天然なお母さん、そして何も知らない可愛いひとり娘。家族の温かさと事件の残酷さのミスマッチにはおかしみすら感じます。まだ明らかになっていないことも多く、次巻が気になります!

おすすめのSF・超常現象サスペンス漫画

 サイエンス・フィクションや超常現象もまた、サスペンスと相性の良いジャンルです。ここでは、思いも寄らない展開で、予想を裏切り続ける漫画の数々をご紹介!

わたしは真悟(全10巻完結)

工場でロボットに心を奪われた悟

【あらすじ】
 小学生の悟と真鈴は、見学に行った町工場のロボットに心を奪われます。夜な夜な工場に忍び込んで、ロボットに好きな情報を入力していくうちに、ロボットは2人の子ども「真悟」としての自我を持ち始めることに。真悟はやがて、地球全体を覆うまでに成長していき……。

【書店員イチオシポイント】
 真悟とは何者なのか、2人の子どもはどうなってしまうのか。宇宙的なスケールで描かれる怒涛の展開に、圧倒され続けること間違いなし。恐怖漫画の第一人者・楳図かずおの圧倒的な画力と奇想天外な想像力を堪能できます。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・楳図先生も好きだし、SFも大好きな私にとっては本作が楳図漫画で最も好きかもしれません。他の漫画では見ないような独特な表現がおもしろいです。

わたしは真悟 (1)

わたしは真悟 (1)

産業用ロボットが、ある日突然意識を持った!それは、少年さとると少女まりんの純粋な心が作り出した意識でもあった!父親から「うちの会社にロボットが入社する」と聞いたさとるは、興味津々。モンローと名付けられたロボットとさとるは出会うが!?

僕だけがいない街

僕だけがいない街 (1)

僕だけがいない街 (1)

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

【あらすじ】
 なかなか目が出ずに悩む漫画家・藤沼悟。彼は、「再上映(リバイバル)」という、時間遡行の能力を持っています。意図せず発動する能力を迷惑がっていた藤沼は、やがて小学生の時に起きた連続誘拐殺人事件の謎に迫っていくことに。

【書店員イチオシポイント】
 藤沼はタイムリープを繰り返し、幼少期に起こった事件の謎に少しずつ迫っていきます。先の読めない緊張感がたまりません。映画化・アニメ化もされた人気作です!

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・雪国の情緒や子供時代の思い出など、琴線に触れる人にはそれだけで特別な気持ちになれる作品。小学生時代に戻って死の運命にあるクラスメイトを救おうとする事で、主人公自身の運命も変わっていくのは大丈夫なのかなと心配になり、スリル満点。

WATCHMEN ウォッチメン

WATCHMEN ウォッチメン

WATCHMEN ウォッチメン

SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作! アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある――。’金曜の夜、ニューヨークで一人の男が死んだ――’1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、かつてのヒーローたちが次々と消されていた。これはヒーロー抹殺計画のはじまりなのか? スーパーヒーローが実在する、もう一つのアメリカ現代史を背景に、真の正義とは、世界の平和とは、人間が存在する意味とは何かを描いた不朽の名作。●収録作品●『WATCHMEN』#1-12(c) & TM DC.

【あらすじ】
 ヒーローが実在する1985年のアメリカが舞台。引退したかつてのヒーローたちを、何者かが次々と殺していきます。覆面ヒーローで嫌われ者のロールシャッハは、独自にこの事件を調査することに。

【書店員イチオシポイント】
 極めて重厚に作られた、アメコミの傑作SFです。史実とフィクションが複雑に入り乱れ、読み応え抜群。初めてアメコミを読む方には内容が少し難しいかもしれませんが、時間をかけてゆっくり読みたい方にはおすすめです。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・鬼才、アランムーアの大傑作です。SF漫画の中ではトップクラスに好きな作品です。電子書籍化はされないだろうと諦めていたので本当に嬉しいです。

亜人(全17巻完結)

亜人 (1)

亜人 (1)

「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは、怯える圭を助けるために駆けつけ、ふたりで人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。――彼は何と戦い、誰と生きればいいんだろう?

【あらすじ】
 車にひかれて死んだはずの高校生・永井圭は、直後に生き返ります。不死の生物「亜人」であることが発覚した圭は、人々から追われる身に。逃げている彼のところに、別の亜人から連絡がきて……?

【書店員イチオシポイント】
 死なない身体という「亜人」の設定を最大限に活かしたトリックとアクション・シーンが目を引く作品です。亜人を率いる佐藤がとても良いキャラをしており、彼の身勝手ぶりに翻弄される人々までも魅力的に見えてきます。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・すごい面白いです。シンプルながらも最高のストーリーです。あと友達いい奴で好きです。亜人の黒い幽霊もかっこよくて好きです。

おすすめの恋愛・ヒューマンドラマ系サスペンス漫画

 色恋沙汰や人間関係でのトラブルは、私たちにとって最も身近なサスペンスかもしれません。愛と憎しみ、嫉妬などあらゆる感情の渦巻く状況に、登場人物だけでなく私たちも翻弄されてしまうかも!? ここでは、おすすめの恋愛・ヒューマンドラマ系サスペンス漫画をご紹介します。

累(全14巻完結)

先輩劇団員の顔を奪う累

【あらすじ】
 醜い顔を持つ少女・累(かさね)。しかし母親が残した口紅をきっかけに、人生が大きく変わり始めます。口づけをした相手と顔を交換できる不思議な口紅を使い、累は大女優への道を歩んでいくことに。

【書店員イチオシポイント】
 「美醜」と「演劇」をテーマにしたサスペンス漫画です。顔を変えることで、女優としてだけではなく女としても変化していく累の人生は、思わぬ方向へと転がり始めます。土屋太鳳と芳根京子のダブル主演による映画も公開されました。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・読んで行って怖くもあり悲しくもあり……。なんだろう。美人だからといって実は幸せでなかったと知る残酷さ。なかなかない。胸糞展開だったりハラハラしたり退屈しない。

累 (1)

累 (1)

イブニング新人賞出身の新しき才能が『美醜』をテーマに描く衝撃作!! 二目と見られぬ醜悪な容貌を持つ少女・累(かさね)。その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。

ただ離婚してないだけ(全5巻完結)

ただ離婚してないだけ

ただ離婚してないだけ

正隆と雪映は結婚7年目の夫婦。だが関係は冷めていた。正隆は不倫をしていた。そしてそのセフレ(17歳)を妊娠・中絶させてしまう。不倫と妊娠・中絶の果てには何が。どうして結婚したのかな、と苦しくなる一般人サスペンス第1巻!(この作品は[1話売り]版の第1〜6話が収録されています。重複購入にご注意ください。)

【あらすじ】
 妻との関係が冷え切っている柿野正隆は、出来心から17歳の夏川萌と不倫関係に。彼女を妊娠させた挙げ句に中絶させ、距離を置こうとする正隆でしたが、妻・雪映の妊娠を知った萌は心を病んでいき……。

【書店員イチオシポイント】
 深く考えずに行った不倫から、とんでもない事態が巻き起こります。混乱した事態を収集させるための行動が、さらなる混乱を招き寄せ……そうした様子は、痛々しくもどこか痛快です。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・ホラーやサスペンス的な要素があり、ハラハラしながら読める不倫漫画。一気読みがおすすめ。

血の轍(全17巻完結)

血の轍 (1)

血の轍 (1)

「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

【あらすじ】
 過保護な母親・静子のもとで育った中学生男子・静一。ある日、いとこの転落をめぐる行動をきっかけに、彼女の心の闇が少しずつあらわになっていきます。同時に、静子に依存してしまう静一の歪みも垣間見えることに。

【書店員イチオシポイント】
 いわゆる「毒親」をテーマにした漫画ですが、親を悪者にするばかりではなく、「毒親」になってしまう人の心理に深く踏み込んだ作品です。母親の思考が少しずつ明かされていく過程のヒリつきがたまりません。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・スゴイ……悍ましく恐ろしいがどうにも引き付けられたかのように読んでしまう。人の業とは血の轍。それは愛というものが変質し、ついには他者を蝕むまでになってしまう宿痾とでもいえようか。

青春のアフター

青春のアフター : 1

青春のアフター : 1

オトナになった僕の前に現れたのは、高校生の時に目の前で消えた、大好きなあの娘だった――。女子高生の姿のまま現在にタイムスリップしてきたさくらと、さくらへの想いを心の片隅に残したまま32歳になった鳥羽、そしてその彼女・みい子の歪んだ同居生活が始まる…。

【あらすじ】
 高校生のころに手ひどい失恋を経験した鳥羽まこと。16年後、すでに別の恋人がいるまことのもとに、かつての想い人・さくらが高校生のままの姿で現れます。いまだに少年時代を引きずるまことは、さくらを自宅に住まわせることに。

【書店員イチオシポイント】
 なぜさくらが突然現れたのか、現在の恋人との関係はどうなるのか……。次第に重苦しい真実が明らかになっていきます。成長しそこねた大人たちのための恋愛サスペンスです。

【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・素直に面白かったです。恋愛ジャンルでありながら、タイムトラベルものでもあるので、後からもう一度読み返したくなる話でした。途中で各キャラクターの心情がドロドロしてくる所もあって大好物でした。

終わりに

 この記事では、さまざまなジャンルを交差させつつ、定番から隠れた名作まで幅広いサスペンス漫画をご紹介しました。サスペンス漫画の人気作を網羅しているので、気になった作品があればぜひ読んでみてくださいね!
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