舞台『弱虫ペダル』の18作目「THE DAY1」が2023年8月4日から8月13日にかけて上演されます。『弱虫ペダル』は『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の、渡辺航が描く自転車競技を題材とした少年漫画です。躍動感あふれる描写と個性豊かなキャラクターたちが読者を魅了し、単行本が84巻(2023年8月時点)まで発売されている大人気シリーズになりました。そのほかにもアニメや実写ドラマ、実写映画など数多くのメディアミックスが展開されています。なかでも、舞台は特に歴史が長く、実はアニメよりも前から上演されていることはご存じですか? 2012年の初演では、舞台で再現することが難しいと言われていたロードレースのシーンを、演出家 西田シャトナーが生み出した「パズルライドシステム」という技法で表現し、話題になりました。今回は、新作舞台上演中の『弱虫ペダル』と関連書籍12作品を一挙にご紹介します!
目次
まずは原作シリーズ!
『弱虫ペダル』は、原作の人気から多くの関連作品が発売されています。とはいえ、まずは原作者・渡辺航が手がけた作品を読みたいですよね。まだ読んだことのない方はもちろん、舞台新作をきっかけに、あらためて読み直したい方も要チェックです!
【毎日¥0】弱虫ペダル
アニメ好きの高校生・小野田坂道がロードレースの世界で成長していく姿を描いた本作は、2023年8月時点で84巻まで発売されている大長編漫画です。
人気作だから興味があるけど、巻数が多すぎて手を出しにくい……と思われる方は、まず、1年生の坂道が最初に参加するインターハイで、決着を迎えるまでの27巻を目標に読んでみることをおすすめします。長編ものは区切って読むと読みやすいので、ぜひ次の区切りを参考にしてください。
・インターハイ1年目:1巻~27巻
・インターハイ2年目:27巻~63巻
・マウンテンバイク編:64巻〜70巻
・インターハイ3年目:70巻〜連載中
弱虫ペダル SPARE BIKE
原作者が手がける、本編では描かれないサイドストーリー集! キャラクターたちの知られざる過去や、練習の合間のリラックスした表情、そして高校卒業後の姿まで、あらゆる角度から掘り下げています。
主人公の先輩やライバル高校の先輩を中心に、年長者たちを主役とした物語をオムニバス的に描いた外伝作品です。7巻以降は、OBたちの大学進学後の様子が描かれ、本編の活躍のさらにその先を見ることができます。
公式ファンブックでキャラクターを深掘り!
『弱虫ペダル』は公式ファンブックも出版されています。作中の名場面やキャラクター紹介だけではなく、原作者インタビューやカラーイラスト、書き下ろし漫画まで、内容盛りだくさんなので要チェック!
弱虫ペダル 68.5 公式ファンブック III
ついに決着した2年目インターハイの興奮を振り返る「68.5」。今回はファン必見の単行本未収録のイラストが多数収録されています。キャラクター紹介はもちろん、描きおろし漫画『しゃべって!青八木さん!』を収録。また、おもしろかったと評判の「マウンテンバイク編」についても、レースルートや名場面がしっかり紹介されています。
弱虫ペダル SPARE BIKE 公式ファンブック(全1巻完結)
サイドストーリー集『弱虫ペダル SPARE BIKE』の公式ファンブックです。自転車競技部のOBたちの過去や、大学進学後の物語を充実のカラーイラストと共にたどることができます。ほかにも、描きおろし漫画『これまでをふり返るファンブック記念 スペシャルステージ』や、OBたちが進学した各大学の構内の解説といったディープな情報に触れることもできます。
小説シリーズでキャラクターの内面へ!
『弱虫ペダル』は漫画だけではありません! 原作漫画を小説でも楽しめる作品や、小説でしか読めない物語を収録した作品をご紹介します。
小説版 弱虫ペダル 巻島・東堂 二人の約束(全1巻完結)
こちらは時海結以による小説です。人気先輩キャラクターの巻島裕介と東堂尽八をメインに据え、原作では描かれなかった彼らの過去や友情を明らかにしています。原作を元にした小説『弱虫ペダル』に比べると、より本格的な小説として紙面作りがなされています。挿絵は原作者・渡辺航による描きおろしなので必見です!
アンソロジーや意外な関連書籍
さらに『弱虫ペダル』の世界にどっぷり浸りたいあなたに、注目作品をご紹介します!
「弱虫ペダル」公式アンソロジー 放課後ペダル ハイケイデンス(全1巻完結)

「弱虫ペダル」公式アンソロジー 放課後ペダル ハイケイデンス
『弱虫ペダル』キャラの楽しい学園ライフを描いてきた『放課後ペダル』シリーズがパワーアップ!! 人気作家によるペダル愛あふれるトリビュート漫画&イラストが詰まった珠玉の1冊! ◆Cover Illustration◆ 渡辺航 ◆Illustration◆ 浦沢直樹・たらちねジョン・西修・もりちかこ ◆Comic◆ 阿部川キネコ・ikra・遠藤巻緒・カレー沢薫・ぐっちぇ・茶畑緑・ぢゅん子・遠野由来子・とみさー・蜷川ヤエコ・灰音アサナ・蜂巣・ぱらり・ミサト・みどりわたる
いろんな『弱虫ペダル』が楽しめる! キャラクターの学園ライフを描いた公式アンソロジーです。
オーソドックスなトリビュートに加えて、なかにはあの有名作家の作品も!? 浦沢直樹が寄せた巻島裕介のイラスト&コメントは一見の価値あり。弱ペダ愛があふれる珠玉の作品たちをご覧ください。
弱虫ペダル 無敵のリーダーシップ
新しい時代のリーダーシップ論が学べるビジネス書です。『弱虫ペダル』には、さまざまな形でチームを引っ張る名キャラクターたちが登場します。彼らの雄姿を振り返りつつ、現実社会におけるリーダーシップとは何なのかを論じたのがこの書籍です。巻末には著者の豊田圭一と原作者の渡辺航の対談が掲載されており、普段とは異なる視点から自作を語る渡辺航を見ることができます。
ファンの皆さんにおすすめの関連作品
『弱虫ペダル』に直接は関係しないものの、並べて読むと楽しい作品を独断と偏見に基づいて2作品ご紹介します!
まじもじるるも(全7巻完結)
『弱虫ペダル』の作者・渡辺航のもうひとつの代表作! 魔法の儀式を行い魔女・るるもを召喚してしまった高校生の柴木耕太(しばき・こうた)。るるもは柴木になんでも願いが叶う魔法のチケットを送ります。しかしその代償は自分の命で……!?
『弱虫ペダル』とはジャンルが異なるラブコメファンタジー。自転車レースを盛り上げていたスピード感のある画面構成は、『まじもじるるも』のハイテンションギャグにも通じるものがあります。
ころぶところがる(全1巻完結)
「自転車漫画」というジャンルは奥が深く、『弱虫ペダル』のほかにも有名な作品がたくさんあります。本作は唯一無二の世界観で熱狂的な支持を集めるベテランであり、自転車漫画家の代表的存在としても知られる黒田硫黄の最新作です。自転車雑誌の『サイクルスポーツ』で連載されていました。作者自身の自転車にまつわるエピソードから、ロードバイクで天竺を目指す三蔵法師の物語まで、不思議な読み味の短編が詰まったオムニバス作品です。
終わりに
今回は『弱虫ペダル』と関連作品をご紹介しました。舞台を観に行く方はもちろん、記事をきっかけに興味を持った方も、ぜひ関連作品をチェックしてみてください。
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