3月18日に春の高校野球が開幕します! そこで今回は、少年マガジンの人気高校野球漫画『ダイヤのA』シリーズから、編集部員おすすめのキャラクターをご紹介します。
『ダイヤのA』は、2006年から『週刊少年マガジン』で連載が始まった寺嶋裕二先生の高校野球漫画。中学の弱小チームで自由に野球をしていた主人公の沢村栄純が、進学先の強豪・青道高校でエースピッチャーへと成長していきます。この記事では主人公・沢村栄純が所属する青道高校の野球部から「縁の下の力持ち」なキャラクターをご紹介! エース選手ではありませんが、チームにとっては欠かせない存在を3人選びました。
チームを支える縁の下の力持ち3人
【トップバッター】遊撃手・倉持洋一

負けん気上等! 塁に出たら怖いものなしの俊足リードオフマンが倉持洋一(くらもち・よういち)です。
野球部員の中でも運動神経抜群で俊足の倉持は、一軍で1番バッターを任されています。対戦チームからは、「とにかく塁に出すな」と警戒される要注意人物。左右両打ちできるスイッチヒッターと器用な面もあり、ショートとしての守りも鉄壁で、攻めと守りどちらも非の打ち所がないプレイヤーです。
主人公・沢村栄純の1学年先輩で、寮も同室です。生意気な後輩と気の強い先輩、お互い衝突しそうに見える二人ですが、すぐに調子に乗る沢村を倉持がビシビシいじるなど、仲良しコンビ。5月生まれで誕生日が近いのもポイントの一つです。
今ではチームの第一線で活躍している倉持ですが、中学時代は金髪のヤンキーで素行の悪さから高校の推薦を取り消されたことも……。しかし、そんなときに声をかけたのが青道高校の野球部副部長・高島礼。一度諦めかけた野球を再びできる感謝の気持ちから、高校では仲間思いで責任感の強い選手へと成長していきます。
塁に出ることで相手チームへ緊迫感を与え、チームを勢いづける起爆剤のような倉持のプレイにご注目ください!
倉持洋一の過去のエピソードは『ダイヤのA 公式ガイドブック 表』に収録されています!
【リリーフ】投手・川上憲史

コントロール抜群のサイドスロー! エースを支える努力家のリリーフが川上憲史(かわかみ・のりふみ)です。
沢村栄純の1学年先輩で、個性と才能を持ち合わせた後輩たちに比べると控えめな選手です。先輩としての経験豊富さ・コントロールの良さを生かして、リリーフとして後輩たちを支えています。
特に印象的なシーンは、1年生の沢村が登板した夏の地方大会決勝戦。甲子園出場をかけたライバル校・稲城実業との試合で、澤村は相手の頭部にデッドボールを投げてしまって交代を告げられます。そんな中、放心状態の沢村とすれ違う際、川上は沢村に「俺も逃げねぇぞ お前のように攻めるからな・・」と声をかけました。多大なプレッシャーの中、アウト1つに全力を尽くす姿に心打たれた人も多いのではないでしょうか。
【チームの参謀】外野手・渡辺久志
偵察の鬼! 観察力でチームを支える頭脳派の参謀役が渡辺久志(わたなべ・ひさし)です。
沢村栄純の1学年先輩で、ナベちゃんと呼ばれています。選手としては青道高校の野球部についていけず、周囲との温度差に苦しんだことも……。しかし、キャプテンの御幸一也(みゆき・かずや)から頼まれた対戦チームの偵察の中で、高い情報収集力と鋭い観察力を発揮します。
名門校の一軍として輝けるのはほんの一握り。ナベちゃんはレギュラーとして第一線で活躍できなかったものの、持ち前の分析力を生かしてチームに貢献します。やがて、ナベちゃんはチームにとってなくてはならない存在になっていきます。
相手の弱点や作戦を見抜き、ナベちゃんの助言で試合の流れが大きく変わることも。ナベちゃんの地道な活躍にもご注目です!
終わりに
『ダイヤのA』シリーズ・縁の下の力持ちキャラはいかがでしたか? 個性豊かで熱いキャラクターが多いので、読めばきっと推しキャラが見つけられると思います。
2年生の沢村たちを描く最新シリーズ『ダイヤのA act2』は、2022年10月に発売された『週刊少年マガジン』にて最終回を迎えました。熱い高校野球漫画を一気読みしたい方におすすめです!
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