この記事では、年間1,000作品近く漫画を読んでいるDMMブックスの書店員が厳選した、鬱・トラウマ漫画のおすすめ34作品をご紹介。記事の最後には独自ランキングも掲載しています。トラウマを作りたくない方は閲覧注意です。覚悟はいいですか?
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目次
【書店員激推し】一度読んだら忘れられない鬱・トラウマ漫画
まずは漫画通のDMMブックス書店員が激推しするおすすめ鬱・トラウマ漫画をご紹介。ずっしりとした読後感が残る作品をさまざまなジャンルからピックアップしました。
ヒメアノ〜ル(全6巻完結)

【見どころ】
冴えないながらも少しずつ幸せになっていこうとする主人公・岡田。そのすぐ近くで、彼のかつての同級生・森田は、自分の心のどうしようもない歪みと闘っていました……。
【書店員イチオシポイント】
人を殺さずにはいられない人間の心理に迫った傑作です。社会と相容れない人物を、共感するわけではなく、しかし突き放してしまうわけでもない絶妙な距離感で描いています。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・ラストの見開きが衝撃的。これを見るために読んできて良かった。序盤はシュールな感じで笑いながら読めるけど、狂気を持って生まれてしまった人間の孤独が刺さる。
【鬱度】
★★★★★
完全版 ぼくらの(全5巻完結)

【見どころ】
巨大ロボットに乗って敵と戦うことになった子どもたち。最初はただのゲームだと思っていましたが、興奮もつかの間、ロボットを操縦した者は必ず死ぬことが明らかになります。戦わなければ世界が滅んでしまうという過酷な状況に直面し、子どもたちは戦いに身を投じていきます。
【書店員イチオシポイント】
戦いに挑む子どもたちそれぞれの葛藤を描く、オムニバス的な構成になっています。気持ちが重くなる鬱展開が多いですが、わずかな希望が見出されるエピソードもありますよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・少年少女のグループがロボットに乗って戦うが、戦うたびに1人ずつ命を落としておく(戦わないと地球が滅ぶ)という絶望的な展開。しかしその戦いを通して成長していく子どもたちの姿が痛ましくも目が離せない。
【鬱度】
★★★★
虹ヶ原ホログラフ(全1巻完結)

【見どころ】
架空の土地を舞台に、小学校の同級生たちの11年前の過去と現在、そして幻想的な風景が交わり合う連作短編集です。いじめをはじめ残虐な描写も多く、作品全体に退廃的な雰囲気が漂っています。
【書店員イチオシポイント】
あえて複雑な物語として作られており、1巻完結でありながら何度も読み返してしまう作品です。大人の視点から見た子どもの残酷さが光ります。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・現在と過去が交差し、夢とも現ともつかない世界が描かれる。不気味でむごい描写もあるのに、何度も読み返したくなる作品。
【鬱度】
★★★
ライチ光クラブ(全1巻完結)

【見どころ】
工場の煙突に囲まれた街の片隅で、「光クラブ」という謎の会合に集まる少年たち。彼らはある目的のために、人型の「機械」を作り出します。
【書店員イチオシポイント】
伝説の劇団「東京グランギニョル」の舞台を、古屋兎丸が漫画化した作品です。耽美な雰囲気の中で、青臭くも残酷な事件が次々と巻き起こります。退廃的な雰囲気が好きな方におすすめです!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・やばかった……。大人になってから読んでもしばらく引きずってしまう、耽美でグロテスクな世界。
【鬱度】
★★
ハッピーシュガーライフ

【見どころ】
松坂さとうは愛が何かわからず、なんとなく男遊びを繰り返す女子高生。しかしある日、幼い少女・しおにベタ惚れし、家に閉じ込めてしまいます。
【書店員イチオシポイント】
いわゆる「ヤンデレ」を軸に据えた物語です。かわいい女の子と、描かれる事件の残酷さのギャップが本作の大きな魅力。百合漫画としても読める作品です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・アニメから入りました。さとちゃんとしおちゃんの想い合った関係がとても素敵です。最終回も私としては最高でした。
【鬱度】
★★
愛と呪い(全3巻完結)

【見どころ】
宗教2世として生まれ、日常的に父親からの性的虐待を受けて育った主人公・愛子。作者の自伝的要素も含まれた、90年代のある家庭の物語です。
【書店員イチオシポイント】
家族だけでなく、他人からの無理解にも苦しむ主人公の姿には胸が締め付けられるような思いがします。現実の事件や災害が描かれていることもあり、痛々しいほどのリアリティを感じる作品です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・作者が実際に歩んできた人生が話のベースになっていて、本当に罪深い人間の欲により人生を狂わされた作者さんの怒りと絶望と心の叫びが胸を打つ! 親ガチャとかそんな小さいレベルじゃない状況にもがき苦しみ続けた作者さんには幸せになってほしいが、何が幸せなのかも分からなくなるレベルの漫画です。
【鬱度】
★★★★★
人間の闇に迫る鬱・トラウマ漫画のおすすめ
まず、人間の精神的な歪みや苦しみにフォーカスした作品をご紹介します。どんな人でも心にそれなりの闇を抱えているもの。だからこそ、鬱な作品を求めてしまうのではないでしょうか?
闇金ウシジマくん(全46巻完結)
【見どころ】
主人公・丑嶋(うしじま)はヤミ金融「カウカウファイナンス」の経営者。とんでもない暴利であるにもかかわらず、彼のもとには追い詰められた人々がお金を借りに来ます。
【書店員イチオシポイント】
お金を貸す側の人々の恐ろしさ以上に、ヤミ金融にやってくる人々の怪物的な闇の深さから目が離せなくなります。リアリティのある鬱漫画を求めている方におすすめ!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・怖い、怖すぎる。読むと心のうちに現代社会に対する恐怖が醸成されていくのが分かる。しかしどうしてだろうか、読む手を止めることはできない。人の業、愚かさ、悪意、それらは目を背けたくなる一方で、とても興味深いものである。
【鬱度】
★★★★
住みにごり
【あらすじ】
久しぶりに実家に帰ってきた会社員の「僕」。そこには乱暴な父と寝たきりの母、元気な姉、そして何も話さない35歳引きこもりの兄がいます。不穏な行動ばかりする家族の歯車は、徐々に狂っていき……!?
【書店員イチオシポイント】
怖いのに何故かユーモラスな場面も多く、それが一周回ってまた怖い作品です。序盤は兄がとにかく不気味に思えますが、実はおかしいのは兄だけではなく……。地方のどこか閉鎖的で陰鬱な空気感のなか、ドロドロした濃密な人間関係を味わえる傑作です。スリルのある鬱展開を楽しみたい方におすすめです!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・何が起こるのか分からない。不気味な気持ち悪さ。こういったものをこの作品からは感じられます。ハマりましたね〜。
【鬱度】
★★★★
オゲハ(全3巻完結)
【見どころ】
主人公の中学生・キジは公園で大きな卵を見つけます。卵からかえった少女のような奇妙な生き物を「オゲハ」と名付け、飼い始めることにします。
【書店員イチオシポイント】
未確認生命体と中学生とのいびつな共同生活。キジの振る舞いからは無邪気な嗜虐心が見て取れます。いつかキジはオゲハを殺してしまうのではないか……。作品に漂う不穏さは随一です!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・1~3巻で完結という事もあり話が読みやすい。人と意思のある虫の関係性が好きな人には刺さる作品。めちゃくちゃどきゅんどきゅんきた。性癖歪んでる人におすすめ。
【鬱度】
★★★
NHKにようこそ!(全8巻完結)
【見どころ】
ひきこもりの主人公・佐藤のもとに岬ちゃんという美少女が現れます。岬ちゃんは佐藤をひきこもりから脱却させようと奮闘します!
【書店員イチオシポイント】
漫画版は原作小説・アニメ版と展開が異なります。特に終盤の怒涛のシリアス展開には注目! ヒロインの岬ちゃんに焦点を当てたストーリーになっています。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・引きこもりの主人公が都合良く現れた美少女とともに社会復帰を目指すが、美少女側にもいろいろ事情があって……という話。漫画版はシリアス展開に迫力があって痛々しくもおもしろい。
【鬱度】
★★★
ヒミズ(全4巻完結)
【見どころ】
母子家庭で育った主人公・住田は、母親から突然捨てられてしまいます。自分一人でなんとか生活を続けながら普通の中学生であろうとしますが、少しずつ「普通」からズレていき……。
【書店員イチオシポイント】
あまりに救いのないラストは必見です。園子温監督によって2012年に実写映画化もされました。原作は映画以上に暗い物語になっています。絶望を味わえる漫画を読みたい方におすすめです!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・こんな展開ばかりならそりゃこうなるよなというリアリティのある恐ろしさが感じられてよかった。
【鬱度】
★★★★★
メイド諸君!(全4巻完結)
【見どころ】
主人公・千代子は、ひょんなことから秋葉原のメイド喫茶で働くことに。メイド喫茶で出会う人たちとのさまざまな関係や、彼らの身勝手な欲望や本音が描かれています。
【書店員イチオシポイント】
飲食業界のリアリティや性的マイノリティの描写に至るまで、今読んでも共感と衝撃を受けること間違いなしの名作です。人間関係に心をえぐられたい方におすすめです。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・メイド喫茶の裏側が描かれている作品。人間の身勝手な欲望がうきぼりになっている。
【鬱度】
★★
おやすみプンプン(全13巻完結)
【見どころ】
なぜか鳥のような姿で描かれる主人公の少年・プンプン。転校生に一目惚れしたり、宇宙を研究したいと夢見たりしているごく普通の少年です。しかしある日目を覚ますと、家の中が大変なことに……。
【書店員イチオシポイント】
性をめぐる葛藤がメインとなる作品です。不思議な姿をしている主人公や、やたらリアルな顔をしている謎の存在「神様」など、シュールな世界観が特徴。救いのない漫画が読みたい方におすすめです。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・リアルな絵柄と、主人公プンプンの絵柄のギャップがすごくてどうしてこうなったのかと思いました。ノスタルジックさが売りなのかなと思って読んでいましたが、巻末で不穏になります。
【鬱度】
★★
僕たちがやりました(全9巻完結)
【見どころ】
フットサル部に所属する平凡な男子高校生3人と、20歳になってもOBとして部に居座る「パイセン」。仲間にケガをさせた不良にちょっとした仕返しをするつもりが、思わぬ大惨事になってしまい……!?
【書店員イチオシポイント】
罪に向き合うことができず、かといって忘れることもできない若者たちの物語です。人間のどうしようもない弱さやズルさを描いている漫画を読みたい方におすすめ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・平凡な毎日に退屈していた主人公たち。ちょっとした復讐のつもりが爆破事件に。その時のトビオの表情が最終巻ラストにつながり、ヒヤリとします。
【鬱度】
★★
毒親が登場する鬱・トラウマ漫画のおすすめ
この章では毒親が登場する鬱・トラウマ漫画をご紹介します。親子関係を真剣に描いている作品を集めたので、じっくり読んでみてください。
血の轍(全17巻完結)
【見どころ】
中学二年生の主人公・長部静一。過保護な母親に愛されて過ごす静一は、ある日母親の思わぬ二面性を目撃したことがきっかけで、少しずつ精神を病んでいきます。
【書店員イチオシポイント】
子を愛しすぎるがゆえの「毒」を描いた本作。終盤の母親の姿は衝撃的です。序盤の苦しさに負けず、ぜひ最後まで読んでいただきたい作品です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・スゴイ……物語は悍ましく恐ろしいがどうにも引き付けられたかのように読んでしまう。人の業とは血の轍。それは愛というものが変質し、ついには他者を蝕むまでになってしまう宿痾とでもいえようか。
【鬱度】
★★★
洗礼

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●あらすじ/幼い頃からその美貌でスター街道を歩み、永遠の聖美女と呼ばれる女優・若草いずみ。だが、人知れぬ彼女の素顔には、残酷な老いの痕がはっきりと広がっていた。美しさを失うことを異常なまでに恐れるいずみは、ある夜絶望から半狂乱となり、幼いころからの主治医であるひとりの男を自宅へ呼ぶ。そしてその夜から、‘永遠の聖美女’は突然自分の子供を欲しがり始め…?●本巻の特徴/楳図かずおデビュー50周年記念企画として刊行中の‘UMEZZ PERFECTION!’第10弾は、神をも畏れぬ所業、母娘の‘生’の交換を描いた、楳図かずお戦慄の大傑作「洗礼」! 初出時のカラー原画を多数収録した、これぞ究極版!!
【見どころ】
永遠のスターであり続けることを望む若草いずみは、老いに対して極端に怯えていました。彼女は美貌を得るために自らの子どもの人生を乗っ取ることを計画して……!?
【書店員イチオシポイント】
まだ「毒親」という言葉がなかった時代に、母親による娘の人生の破壊、愛情と狂気を描いた傑作です。大どんでん返しとも呼ばれる衝撃のラストにも目が離せません。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・視覚的にも怖いし、人間の狂気も怖すぎる。あと楳図先生の描く美少女はやっぱり美しい。楳図漫画の名作です。
【鬱度】
★★
「子供を殺してください」という親たち
【見どころ】
病識が無く、通院や服薬を拒む患者を保護者に代わって病院につなげる仕事をする押川剛のルポを漫画化。家庭の本質に切り込むノンフィクションです。
【書店員イチオシポイント】
どちらかといえば親よりは子どもの問題にフォーカスしたエピソードが多いですが、作中では常に親子関係に関する警鐘が鳴らされています。さまざまな家庭のエピソードを読みたい方におすすめ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・全く同じ状況を体験したわけではありませんが、押川氏の実体験をもとに描かれているのでリアルとして読みました。目を背けたくなる内容が含まれていますが、今まさにそこにある現実として受け止める入り口として最後まで読みました。自分が知らないことも知る必要があると思いおすすめします。
【鬱度】
★
いじめが描かれる鬱・トラウマ漫画のおすすめ
この章ではいじめが描かれる鬱・トラウマ漫画をご紹介します。人間の闇や醜さがあらわになっている作品が多いので、ダウナーな気分に浸りたいときにおすすめです。
ミスミソウ 完全版
【見どころ】
寂れた村で、クラスメイトたちから悲惨ないじめを受け続ける主人公。非道な閉鎖社会の中でいじめはエスカレートし、やがて、放火、殺人へ……。
【書店員イチオシポイント】
なぜ人は殺し合ってしまうのか? すべてが狂った世界でその問いがむなしく響きます。残酷な復讐劇が完成するラストまで一気に読んでしまう名作です!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・読み応えバツグンのストーリー(好きな人には最高)第1話、ショッキングな最後の言葉が心に突き刺さって続きを読んだのですが、それ以上に残酷でショッキングなストーリーが待っていて、気付くと夢中で読んでました。
【鬱度】
★★★★★
タコピーの原罪(全2巻完結)
【見どころ】
ハッピーをもたらすために地球に降り立ったハッピー星人・タコピー。いじめや毒親など壮絶な問題を抱えて生きる子どもたちを救うために、タコピーは罪を重ねていきます。
【書店員イチオシポイント】
脳天気なタコピーと、折れそうなくらい細身の子どもたちの対比が暗鬱とした雰囲気を強調します。徐々に自分のしたことを自覚して濁っていくタコピーの変化も見どころ。2025年にはTVアニメ化が決定しています。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・完結したので纏めて読みました。ジャンプでやるから衝撃なだけでしょ?なんて斜に構えながらよんでましたが、最終話を読み終わった瞬間に激ハマりしてしまい涙してしまいました。すぐにもう一度読み返しました。
【鬱度】
★★
浄土るる短編集 地獄色(全1巻完結)
【見どころ】
理由もわからず猫を殴るよう命令される子どもたち、ひたすらエスカレートしていくいじめ……SNSでも大きな話題を呼んだ、浄土るるのサイコスリラー的短編集です!
【書店員イチオシポイント】
小学館新人コミック大賞で佳作を受賞した短編「鬼」をはじめとして、人間の闇を描いた作品ばかりです。エログロ的な表現は控えめなので、過激な表現が苦手な方でも読みやすいですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・おいおいと落ち込みます。痛々しいです。でもそこにしかないような切実な感じがあります。不思議な癒しみたいなのがあるかも。黒く見える水もすくえばあっちが見えるくらいには透明です。
【鬱度】
★★
ダークファンタジー系の鬱・トラウマ漫画のおすすめ
続いて、この章ではSFやファンタジー系の世界観で描かれた鬱・トラウマ漫画をご紹介します。非現実的なシチュエーションだからこそ、深く突き刺さるような闇を読後もずっと忘れられないかもしれません。
エイリアン9-コンプリート- 電子版
【見どころ】
少女と異形の怪物たちの戦いを描いたSF漫画です! 「エイリアン対策係」に選ばれた小学生たちが、自分自身の問題と向き合いながらエイリアンを倒し、捕獲するために奮闘します。
【書店員イチオシポイント】
グロテスクな描写が多く鬱漫画として有名です。しかし、鬱展開だけでなく、スタイリッシュなエイリアンのデザインや効果線を用いたアクションシーンなど、漫画としてのおもしろさも存分に味わうことができます。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・絵柄からイメージされる内容とはかけ離れた結構えぐめのエイリアンSF。重めの展開が好きな人には刺さると思う。
【鬱度】
★★
なるたる
【見どころ】
鬱・トラウマ漫画の最高峰! 驚異的な力を持ったモンスターと子どもたちの出会いや戦いが描かれるストーリーです。人間の醜い部分が克明に描写されています。
【書店員イチオシポイント】
表紙は一見するとポップな冒険ファンタジーですが、いじめや拷問描写を筆頭にハードな暴力や人体破壊描写が描かれる本格的な鬱漫画です。同じ作者の『ぼくらの』を上回る容赦のない展開にご注目ください!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・アニメでもオープニング詐欺だったけど、表紙のポップな雰囲気は完全に狙って描かれてます。人間ドラマドロッドロで読み応えあり。ちょっと前まで紙媒体にはプレミアが付いてたりした人気作です。
【鬱度】
★★★★★
昭和不老不死伝説 バンパイア(全5巻完結)
【見どころ】
声を出すことができない主人公の少年・本田は、ある日バンパイアのマリアと出会います。マリアの命を渇望する秘密結社・「比丘尼クラブ(びくにくらぶ)」と二人の死闘が描かれます。グロテスクなクローン人間や、永遠の命を求める人々の狂乱っぷりが見どころ!
【書店員イチオシポイント】
『狂四郎2030』の作者・徳弘正也による壮絶な独裁洗脳社会漫画です。迫力満点のバトルを描きつつ、さらりと読ませてしまう卓越した漫画技術に脱帽します。衝撃のラストにも注目!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・作者独特のギャグが良いテンポを生んでいて、シリアスシーンとのバランスがちょうど良い。読みごたえがあっておもしろいテーマだし、ぜひラストまで読んでほしい。
【鬱度】
★★★
ザ・ムーン(全4巻完結)
【見どころ】
巨大ロボット「ザ・ムーン」を託された9人の少年少女たち。悪と戦うはずが、「別の正義」を掲げる戦意を持たない宇宙人や学生運動グループなどと対決をすることになり……。正義とは一体何なのか!?
【書店員イチオシポイント】
『アシュラ』『銭ゲバ』などを生み出したジョージ秋山による闇のロボット漫画です。ラストには衝撃的な絶望が待ち受けています。『ぼくらの』など鬱ロボット漫画が好きな方におすすめです!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・70年代前半に描かれた巨大ロボットもの。少年漫画とは思えないすさまじいラストで読後の後味の悪さがクセになる。
【鬱度】
★★
仮面ライダーBlack(全5巻完結)
【見どころ】
特撮ドラマ『仮面ライダーBlack』の原作として位置づけられる、石ノ森章太郎のコミックです。TVシリーズと設定を共有しつつも漫画版オリジナルの展開が進んでいきます。
【書店員イチオシポイント】
世界中の怪物たちとの戦いの果てに、今までの戦闘の真の意味が明らかになります。虚無感に襲われる壮絶なラストは必見! 仮面ライダーに詳しくない方にもおすすめですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・特撮の方のBLACKしか知らなかったので原作のBLACKの姿にびっくりしました。しかし、内容はすごくおもしろいです。
【鬱度】
★★★★
ワッハマン(全11巻完結)
【見どころ】
主人公・ワッハマンは1万年前のアトランティス文明の生き残り。アトランティスの金属で作られた体に身を包むワッハマンが、さまざまな日常に潜む陰謀に立ち向かうストーリーです。「不死身の身体」と「無敵の力」を手に入れた人類の行き着く先とは!?
【書店員イチオシポイント】
序盤はギャグ漫画のような雰囲気ですが、中盤から怒濤のシリアス展開が続きます。丁寧に張り巡らされた伏線にも注目! 読み応え抜群の鬱漫画です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・1巻はゆるっとした日常コメディが繰り広げられているが、実は伏線があってだんだんシリアスに転じていく。自分のなかで隠れた名作。
【鬱度】
★★★
ねこぢる大全

25%以上還元実施中!
没後20年を記念して、夭逝した天才漫画家ねこぢるの全作品を電子化!一目見たら決して忘れられないキュートなネコ姉弟「にゃーこ」と「にゃっ太」が帰ってきた。「しっこ、ちっこ、ぴゅー、しゅー♪ アホ、バカ、死ね!!」。可愛いのにザンコク、下品なのに深遠、淡々としながらも超エキセントリック。1990年にデビューし、98年に31歳で死去するまでに描いた全作品を、上下巻1600ページに収めた超永久保存版。ラルク・アン・シェルのhydeをはじめ松尾スズキや中川翔子など多くのクリエイターが熱狂的に支持した、珠玉の作品群が電子書籍として甦る。上巻では、月刊「ガロ」でのデビュー作『ねこぢるうどん』、日常を猫目で「じぃーっ」と見つめたエッセイマンガ『ぢるぢる日記』、特殊漫画家・根本敬が「俗や日常の遠い彼方に魂が飛んだ」と絶賛する『つなみ』など約800ページを収録。(上巻の内容)ねこぢるうどん/ぢるぢる日記/ねこぢるだんご/ねこぢるせんべい/ぢるぢるご近所日記/つなみ/半魚人/かちく/ねこちゃん/ぢるぢる恐怖体験/ぢるぢるばなし/ぢるぢる新入社員他
【見どころ】
かわいい猫の姉弟が残虐行為を繰り返す不条理ギャグコメディ! 90年代を代表するカルト漫画作品の一つです。
【書店員イチオシポイント】
上巻収録の「ねこぢるうどん」は残酷な夢の世界を無垢でポップに描いており、ファンが多い人気作。単にグロテスクなだけでなく、どこかノスタルジックな雰囲気が魅力的です。夢を見ているような浮遊感のある、独特の読書体験を味わえますよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・デフォルメされたかわいらしい絵柄とシニカルでグロテスクな世界観がクセになる。
【鬱度】
★★
残虐系の鬱・トラウマ漫画のおすすめ
この章では、肉体的な残虐表現が目を引く作品をご紹介します。血や内臓の描写が多いので、苦手な方は閲覧注意です!
ブラッドハーレーの馬車(全1巻完結)
【見どころ】
選ばれし少女が入るという歌劇団のうわさ。しかし、きらびやかに思えたうわさの根底には、恐ろしい秘密がありました。
【書店員イチオシポイント】
男たちに乱暴にされる少女の痛ましい姿がひたすら描かれます。悲惨な状況の中で生まれた恋も描かれますが、その切なさが物語のむごたらしさを際立てています。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・救いがなさすぎる……だが、それが良い。絵が上手いだけに、尚更悲惨さが強調されると思う。
【鬱度】
★★★★
シグルイ(全15巻完結)
【見どころ】
南條範夫の時代小説『駿河城御前試合』を原作にした作品。残酷で美しい時代劇漫画です。片腕の若武者・藤木源之助(ふじき・げんのすけ)と盲目の天才剣士・伊良子清玄(いらこ・せいげん)の戦いが緊張感たっぷりに描かれます!
【書店員イチオシポイント】
血しぶきや肉体が損傷する描写は苛烈を極めますが、美しさすら感じさせます。救いのない展開も魅力。グロテスクな描写が苦手でなければぜひ読んでみてください!
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・あまりにもグロく、儚く、悲しいほどに美しい、心血を注いだであろう傑作であります。
【鬱度】
★★
悪の教典(全9巻完結)
【見どころ】
生徒・親・教師がおびただしい問題を抱えている高校の中で、英語教師・蓮実聖司(はすみ・せいじ)だけは人格者として評判でした。しかし蓮実こそがこの高校で一番の怪物。前代未聞の残虐な大事件を巻き起こします。
【書店員イチオシポイント】
性、暴力、陰湿ないじめなど、えげつないことが次々起こる本作。危険すぎてむしろ爽快感すら感じられます。貴志祐介の原作小説と比べて読むのもおもしろいですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・映画化もされた話だが、漫画版は細部までわかりやすくておもしろい。サイコホラーが好きな人にはおすすめ。
【鬱度】
★★★
善悪の屑
【見どころ】
カモとトラは「復讐屋」を名乗る二人組。罪を犯しながらも罰を免れ、反省の色もない連中に制裁を加えます。ただ、その手段はほとんど拷問のようで……。
【書店員イチオシポイント】
目を覆いたくなるような内容ながら、読み終わったあとにはどこか爽快感もあります。第2部にあたる『外道の歌』もおすすめです。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・胸くそ悪くなるような悪事をはたらく悪者に復讐をしていく話だが、陰惨でグロテスク。重ための話が好きな人にはいいと思う。
【鬱度】
★
恋愛系の鬱・トラウマ漫画のおすすめ
恋愛は人を狂わせます。そのため、ときには信じられない行動に出ることも……!? この章では恋愛がテーマの鬱・トラウマ漫画をご紹介します。
最終兵器彼女(全7巻完結)
【見どころ】
高校生カップルのちせとシュウジ。初々しいふたりの前に、突如戦闘機が現れ街が爆破されます。ちせの体は改造され兵器になってしまい、戦闘の度にボロボロになっていきます。
【書店員イチオシポイント】
いわゆる「セカイ系」と呼ばれるジャンルの代表作品です。日常が崩壊し、愛する彼女が傷付いていく姿を見守ることしかできないもどかしさや切なさがたまりません。青春を味わえる鬱漫画が読みたい方におすすめです。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・やっぱり日本人なので戦争というものを捉えようとした時に自衛隊の存在を抜きには考えられない、と思う。ちせとシュウジの現状に対し、「結局どういうこと?」とは簡単には言えない。
【鬱度】
★★★
ロッタレイン(全3巻完結)
【見どころ】
仕事や家族を失った主人公・一(はじめ)。彼の前に血の繋がらない義妹・初穂が現れます。彼女のために生きなければと必死で行動する一でしたが、衝撃の事実を知り彼は絶望に打ちひしがれることに……。
【書店員イチオシポイント】
登場人物たちの純粋な気持ちを、その自己中心的ないやらしさも含めて描いた傑作です。人間の醜い部分があらわになった鬱漫画を読みたい方におすすめの作品ですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・家族のつながり、家族とは何かを考えさせられる……すごいものを読んだ。
【鬱度】
★★★★
先生の白い嘘(全8巻完結)
【見どころ】
高校の国語教師である原美鈴(はら・みすず)は、友人・美奈子の婚約者に過去暴力をふるわれて以来、精神的にも肉体的にも支配されるような関係を迫られていて……。男女の性にまつわる問題がシビアに描かれる衝撃作です。暴力描写がリアルなので、苦手な方はご注意ください。
【書店員イチオシポイント】
男と女の間の不均衡さ、欲望の醜さ……思わず目を逸らしたくなるような人間の汚さを克明に描いているストーリー。「女性」という自分の性を憎むようになった美鈴が、自分自身と向き合っていく過程は読みごたえ十分です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・男と女の生物的・社会的立場の違いを、セクシャルやバイオレンスを交えてまざまざと描いた漫画です。大変面白かったですが、読むと少しだけお腹や胸が痛くなるお話です。
【鬱度】
★★★★
どくしょ部厳選!おすすめ鬱・トラウマ漫画ランキング
記事の冒頭では書店員が個人的に激推ししている鬱・トラウマ漫画をご紹介しましたが、ここでは編集部メンバーが投票したおすすめの鬱・トラウマ漫画ランキングを作成! 全て無料で試し読みできるので、まだ読みたい漫画が決まっていない方は要チェックです。
1位:なるたる
2位:血の轍(全17巻完結)
3位:シグルイ(全15巻完結)
4位:ブラッドハーレーの馬車(全1巻完結)
5位:洗礼
終わりに
この記事ではさまざまなジャンルの鬱・トラウマ漫画を34作品ご紹介しました。暗い漫画は、ただ嫌な気持ちになるだけではなく、読み終わった後に不思議と爽快な気持ちになることもあります。どっしりと重い鬱展開の漫画に浸ってみませんか?
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