スポーツ漫画の中でも王道中の王道といえるサッカー漫画。サッカーに青春をかける若者たちの成長に胸が熱くなるという方も多いのではないでしょうか？
この記事では、年間1,000冊近く漫画を読んでいるDMMブックス書店員がサッカー漫画のおすすめ25作品をご紹介！ 絶対に読んでほしい王道の人気作から、往年の名作、目を見張る個性派作品まで幅広くピックアップしました。記事の最後にはサッカー好き書店員が独自に作成したおすすめランキングも掲載しているので、要チェックです！
【王道・定番】人気のおすすめサッカー漫画
まずはサッカー漫画といえば外せない王道・定番の人気作をご紹介します。現在連載中の作品や、完結したのが5年以内の最近の話題作を中心にピックアップしました！
アオアシ
【あらすじ】
主人公の青井葦人（あおい・あしと）は難関のセレクション（入団試験）を突破し、見事Jリーグのユースチームに入団します。ユースチームに入った葦人が自身の欠点に向き合ったり仲間と切磋琢磨したりしながら、世界を目指して成長していく物語です！
【書店員イチオシポイント】
サッカーの戦術やテクニックが緻密に描かれていて臨場感抜群！ 新時代の王道本格サッカー漫画です。サッカー好きな方やサッカー経験者の方に特におすすめしたい作品ですが、サッカーの奥深さや楽しさが丁寧に描かれているので、あまり知識がない方でも夢中になって読めるはず！ 2022年4月にはアニメ化もされました。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・最高に面白い作品です。サッカーが大好きでがむしゃらに頑張り続ける姿を見てると心が熱くなるし応援したくなります。
・自分も少しサッカーをしていましたが、戦術や練習などがかなりリアルに描かれています。またクラブユースをメインにしたモノは新しいので今後を期待してます。
ブルーロック
【あらすじ】
ワールドカップで優勝するため、世界一のストライカーを育成する型破りなプロジェクトが開始。最先端の技術がつまった「ブルーロック（青い監獄）」という施設で、300人の高校生ストライカーが最後の1人になるまで戦うことになります。主人公の潔世一（いさぎ・よいち）は自身の夢をかけ、ブルーロックでさまざまな試練に立ち向かっていきます！
【書店員イチオシポイント】
これまでの常識を打ち破る、サバイバル要素ありのサッカー漫画！ アニメ化もされた人気作です。刺激的な展開が多く、続きが気になってハラハラしながら読み進めたくなります。異色の設定ですが、サッカーを通して感じられる楽しさや厳しさがしっかりと描かれていて読みごたえ抜群です！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・所謂青春のようなものはなく、ただひたすらにエゴイストばかりの異色のサッカー漫画です！ 見開きの迫力にものすごく惹き込まれます。
・アニメが周りでとても好評だったので、気になって購入してみました。サッカーにあんまり興味がなくて、ルールも少ししかわかりませんがそれでも面白かったです！ スポーツ漫画によくあるトンデモ能力設定みたいなのも気にならなかったので安心して読めました。
2018年、W杯、日本代表ベスト16敗退…。これを受け日本フットボール連合は、W杯優勝のため、300人の高校生を集めた育成寮’青い監獄（ブルーロック）’を設立。コーチを務める男・絵心甚八は、日本に必要なのは「エゴイズムにあふれるストライカーだ」と断言。無名のFW・潔 世一たちは、己をエゴイストに変える蹴落とし合いの選別に挑む！
DAYS（全42巻完結）
【あらすじ】
主人公・柄本つくしは、気弱で優しい性格の持ち主。偶然のなりゆきで天才サッカー少年・風間陣とフットサルをしたことがきっかけで、名門サッカー部に入部します。運動音痴でサッカー未経験のつくしが誰よりも努力を重ね、チームメイトと全力でサッカーを楽しんでいく熱い青春サッカー漫画です！
【書店員イチオシポイント】
本作の魅力はなんといっても主人公のひたむきさ。チームの中で一番サッカーが下手なつくしは、誰よりも走ることで仲間から信頼されるようになります。何度ミスをしても諦めないつくしを応援したくなること間違いなし！ 部活動やスポーツに打ち込んだ経験のある方、泣けるサッカー漫画を探している方に強くおすすめします！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・サッカー漫画の中でも特に大好きなDAYS！ 主人公が一番ヘタクソって珍しいですよね。青春って感じが好き！
・人ってこんなに頑張れるってところを見せてくれる。これだけ頑張れる人ならなんだってできる気がする。
GIANT KILLING
【あらすじ】
主人公は元プロサッカーのスター選手・達海猛（たつみ・たけし）。現役引退後はイングランドのアマチュアクラブを強豪チームへと育て上げた実績があります。そんな彼がかつて所属していたサッカークラブ・ETUに招かれ、カリスマ的な才能で弱小チームを導いていくストーリーです。
【書店員イチオシポイント】
弱者が強者を打ち倒す「ジャイアントキリング」な展開がスリリングで爽快感を味わえます。弱小チームをどうやって勝てるチームにしていくのか、達海の采配が見どころなのはもちろんですが、選手や裏方スタッフなど他の登場人物もみんな魅力的ですよ。サッカーの面白さに気付かせてくれる名作です！ 長編のサッカー漫画にどっぷりハマりたい方にもおすすめです。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・監督が主役という斬新な切り口でこんなに面白い作品が生まれるとは思わなかった。わくわくするストーリーにそれに見合った絵柄、これからの展開が楽しみになるとてもいい作品。サッカー好きでなくても読んでもらいたい。おすすめです。
・監督だけでなく、選手やサポーター、そしてクラブ関係者など、さまざまな登場人物の物語がしっかりと描かれており、団体スポーツが人々の縁で成り立っていることを改めて感じさせてくれる作品です。
本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる！達海猛（たつみ・たけし）、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANTKILLING（ジャイアント・キリング）！！東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU（イースト・トーキョー・ユナイテッド）の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる！『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード！！
BE BLUES！～青になれ～（全49巻完結）
【あらすじ】
小学生の頃、天才サッカー少年として期待されていた一条龍。全国大会の出場が決まるものの、交通事故で大けがを負うという残酷な運命が彼を待ち受けていました。2年間のリハビリを経て、龍は再びサッカー日本代表になる夢を目指して努力を続けます！
【書店員イチオシポイント】
将来を期待された少年が、日常生活を普通に送ることもできないと思われるほどの大けがをしてしまう状況から再起する物語です。逆境から立ち上がる龍の姿に勇気をもらえます！ 大きな夢や目標のためにがんばる物語が好きな方におすすめの熱いサッカー漫画です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・最高に熱いスポーツ少年漫画である。己と対峙する努力、チームメイトとの堅固な友情、そして値千金の勝利。本作には人生に必要なもの全てが詰まっている。
・主人公のけがはよくある話っちゃ話なんだけどこの展開には驚かされた。龍が前を向き続けるあたり凄い。あと、幼馴染としての支え方がすごくいい。
日本人に生まれたら、サッカーをやっているなら…日本代表のユニフォームを手に入れたい！誰だってそうだろ！一条龍は、本気で日本代表になることを夢みているサッカー少年だ。幼なじみの双子・優人と優希といっしょに、まずは全国少年サッカー大会で優勝を目指す！！1対1の躍動感！ゴール前の緊迫感！絶妙の連携プレーを成功させたときの高揚感！サッカーの醍醐味がここにある。本格サッカー大河ロマン堂々開幕！！
【名作】完結済みのおすすめサッカー漫画
この章では、色あせない魅力を持つ名作サッカー漫画をご紹介します。完結済みの名作を一気読みしたい方は必見です！
キャプテン翼（全21巻完結）
【あらすじ】
天才サッカー少年の主人公・大空翼の小学校から中学校時代が描かれている作品。翼はチームメイトと協力しながら全国大会など大きな舞台で次々と活躍していきます。『キャプテン翼』はシリーズ化されており、全シリーズを通して翼がU-23で日本代表になるまでの過程が描かれています。
【書店員イチオシポイント】
数多くのプロサッカー選手に影響を与えた『キャプテン翼』。サッカーが好きなら人生で一度は読んでおきたい国民的サッカー漫画です。超人的な必殺技が大胆に描かれているのが本作の大きな見どころ！ サッカーの楽しさが伝わってくる名作です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・おそらく世界で一番有名なサッカー漫画。ものすごい必殺シュートがあったり、物理的に無理のある技があったり、トンデモサッカーの部類に入るとは思いますが、その数々の必殺技が少年心をくすぐり、実際に世界の一流プレイヤーがこのマンガをきっかけにサッカーをはじめていたりなど、世界への影響ははかりしれません。
シュート！（全33巻完結）
【あらすじ】
主人公・田仲俊彦は、憧れの久保嘉晴という選手とプレーするために掛川高校サッカー部に入部します。入部直後は思うように練習ができず、久保も病気で不在という状況でしたが、上級生との対抗戦をきっかけに存在感を示します。久保の復帰後はチームの団結力も増し、全員で国立競技場を目指すことに！
【書店員イチオシポイント】
少年漫画らしい大技もありますが、サッカーの技術論も登場し読みごたえ抜群です。ドラマティックな展開が多く、王道のスポーツ漫画が好きな方におすすめです。主人公や久保をはじめキャラクターも魅力的ですよ！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・久保という天才に憧れて、新設校のサッカー部に入学した主人公たちの青春サッカー物語。久々に1巻を読み返したら、結構とんでもな流れでサッカーなかなかはじまらないけど、徐々に本格サッカー漫画になっていきます。とても胸が熱くなる作品。
俺たちのフィールド（全35巻完結）
サッカー大好き少年・高杉和也は小学5年生。サッカー選手の父・貫一を目標に、練習に明け暮れる毎日。そんな和也の前に、サッカーの超ウマイ転校生・騎場拓馬が出現。しかも、父親の事でプライドを傷つけられ、和也は大激怒。しかし、いがみあいながらも、なせがお互いが気になりはじめる。
【あらすじ】
主人公・高杉和也は有名サッカー選手の高杉貫一の息子。父親の影響もあり和也はサッカーが大好きな少年でしたが、父親が交通事故で亡くなってしまったトラウマからサッカーをやめてしまいます。しかしある出会いがきっかけで和也は再びサッカーを始め、仲間たちと成長していきます。
【書店員イチオシポイント】
本作はサッカーの試合描写にとても臨場感があり、本物のゲームを観ているような感覚を味わえます。派手な必殺技などはありませんが、その分リアリティを感じるサッカー漫画になっているので、サッカー経験者やサッカーファンの方に特に読んでいただきたい作品です！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・Jリーグができたぐらいの時代に描かれた懐かしのサッカー漫画。当時の日本サッカーと世界のレベルの違いなどを感じられておもしろい。読んでいると、日本がワールドカップ初出場を決めたときの空気感を思い出します。
オフサイド（全15巻完結）
【あらすじ】
主人公・熊谷五郎はサッカーの才能や体格に恵まれた少年。名門である横浜南高校への入学を目指しますが、想定外のトラブルに巻き込まれ、川崎高校へ入学することに。五郎が仲間たちと切磋琢磨しながら、川崎高校の弱小サッカー部を成長させていく熱い青春漫画です！
【書店員イチオシポイント】
五郎のサッカーへの情熱や仲間との絆に胸を打たれる、これぞ青春サッカー漫画！ 後にポジション転向にもチャレンジしますが、主人公がゴールキーパーというのも目を引くポイントですよね。日常描写にもリアリティがあり、五郎と仲間たちに感情移入して応援したくなる作品ですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・子どもが中学生でキーパーをしてるので、キーパーが主人公ということに惹かれて読みました。昔の漫画ですが、いろんなキャラがいてサッカーシーンも迫力があり、面白いです。
ファンタジスタ（全25巻完結）
都立水元高校サッカー部は、坂本琴音という女性監督率いる弱小チーム。彼らの今日の対戦相手は、強豪・帝東高校だ。スター選手ぞろいの帝東高校相手に善戦する水本高校だが、先制点を入れられた途端、集中力を失ってしまう。そこへ、遅れてやって来た坂本轍平が加わり、瞬く間に同点ゴールを決めた！！
【あらすじ】
主人公・坂本轍平は小さな島で育ち、姉の琴音にサッカーを教えてもらう日々を送っています。サッカーチームに所属したことがなく荒削りではあるものの、自分なりに技を磨く轍平。やがて琴音が監督として率いる水本高校サッカー部に入部し、田舎育ちのサッカー少年が「ファンタジスタ」として活躍するサクセスストーリーです！
【書店員イチオシポイント】
「ファンタジスタ」とは卓越した技術で観客を魅了する選手に贈られる賛辞の言葉。疾走感ある見事なプレーが持ち味の轍平はまさにファンタジスタです！ 試合描写も迫力があり、サッカー好きをうならせるでしょう。続編の『ファンタジスタ ステラ』では、本作のファンの本田圭佑が原案に協力しています。本田自身も主要メンバーとして作中に登場するため、サッカーファン必見です！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・チームプレイって何？ みたいな主人公だが、サッカーの才能が素晴らしく、話がさくさく進むのは良かったな。熱血努力練習みたいなスポーツ漫画もそれはそれで面白いが、こういう最初から強そうな主人公が活躍するのも爽快感があってよい。
続編の『ファンタジスタ ステラ』はこちら！
大ヒットサッカー漫画「ファンタジスタ」の面々が帰ってきた！坂本轍平、本田圭佑らを擁する日本代表はワールドカップ南アフリカ大会でベスト16進出を果たす。そこで確かな手ごたえとともに、まだまだ届かない世界との差を感じる。次のワールドカップブラジル大会で優勝するために…代表メンバーがそれぞれの環境で奮闘する！！夢の続きを現実にする、大作サッカー漫画ここに誕生！！漫画のキャラクターとして、現実の日本代表でも活躍する本田圭佑選手が本人役で登場しています。
Jドリーム（全7巻完結）
【あらすじ】
主人公・赤星鷹は、高校を退学したプロ志望の少年。実績がないため新人テストで落とされてしまいますが、現役サッカー選手・本橋譲二との出会いをきっかけに、浦和レッドダイヤモンズへの入団が決まります。最初は未熟ながらも光る才能を持つ鷹が、プロサッカー選手として成長していくストーリーです！
【書店員イチオシポイント】
Jリーグが誕生した1990年代初期の作品で、当時のプロサッカーの雰囲気を感じられます。長年のサッカーファンにはたまらないはずですよ。日本のチームが一丸となって世界に挑んでいく展開が胸を熱くします！ 作者は『オフサイド』でもおなじみの塀内夏子です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・自分にとってのサッカー漫画の王道といえばこれです。必殺技とか超人プレーはなく、現実でもありえそうな生々しい試合展開や、Jリーグ初期の雰囲気も伝わる名作です。
ホイッスル！（全15巻完結）
【あらすじ】
主人公の風祭将は、中学2年生で146cmと小柄な体形。強豪校のサッカー部に所属していましたが、背の低さが原因でレギュラーにはなれず、無名の桜上水中学校に転校します。地道でひたむきな努力を重ね、風祭が成長していく青春サッカー漫画です！
【書店員イチオシポイント】
本作の見どころは風祭のがんばる姿！ ひたむきに努力を続ける風祭のサッカーヘの情熱が、徐々にチームメイトを変えていく少年漫画らしい熱い展開が大きな魅力です。逆境でも諦めない努力家の主人公に勇気をもらえる名作ですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・今読んでも全く色褪せることなく、青春を思い出させてくれるようなサッカー漫画です。
GOLDEN AGE（全15巻完結）
羽田小波は、雑誌モデルもこなすかもめ中の1年生。ある日、彼女はナンパ目的の高校生6人にからまれるが、そこにタイミング良く同級生の唯、浦田、ナリアの3人が通りかかった。助けを求められた唯は、高校生たちがサッカー部員と分かると「ケンカじゃ勝てないけど、サッカーなら勝負できる」と強気の発言をする。実はサッカー部員ですらない唯たちだが、果たして勝負は…？
【あらすじ】
主人公の白河唯はジュニアユースの茅ヶ崎シーサーペンツに所属している天才サッカー少年です。しかし、親会社の経営不振により茅ヶ崎シーサーペンツが解散することに。チーム解散後は中学校の弱小サッカー部へ入部し、チームを引っ張って全国大会を目指すことを決意します！
【書店員イチオシポイント】
元ジュニアユースの主人公が弱小サッカー部を成長させていく王道ストーリー。「ゴールデンエイジ」とは子どもの身体や運動能力が発達する黄金期という意味です。主人公をはじめとするメンバーたちの才能が開花する過程をお楽しみください！ サッカーのルールに詳しくない方でも楽しめる作品ですよ。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・一見子ども向けのようにも見えるが、キャラクターが作り込まれていて大人が読んでも楽しめる。熱い展開が多く、サッカー好きにはぜひ最後まで読んでほしい。
エリアの騎士（全57巻完結）
トップ選手も大絶賛！！これぞ本格サッカー漫画！‘日本サッカーの至宝’‘U-15の天才エース’と呼ばれる兄・逢沢傑（あいざわ・すぐる）に憧れながらも、とある過去の呪縛によって、マネージャー職に「逃げ」てしまった元FW（フォワード）の駆（かける）。人前ではボールを蹴れないそぶりを見せつつも、本当はサッカーをしたくてたまらない――。ジレンマだらけの駆だが、「お前は世界レベルのFWになれる！」という檄（げき）を浴びる。……厳しくやさしい「言葉」の主は、いつも仰ぎ見る兄だった！！
【あらすじ】
主人公の逢沢駆（あいざわ・かける）は、サッカーU-15日本代表で背番号10番の天才エースの兄に対してコンプレックスを抱えています。選手としては一線を離れ、兄と同じサッカー部のマネージャーをしていましたが、ある日兄弟は交通事故に巻き込まれ……。兄・傑の心臓を移植され助かった弟・駆は、兄の思いも背負いサッカーで頂点を目指します！
【書店員イチオシポイント】
兄弟の絆と、サッカーへの熱い思いに泣ける本格サッカー漫画です。傷つきながらもサッカーと向き合い、己の弱点を克服していく主人公の成長が見どころですよ。感動するサッカー漫画を読みたい方におすすめ！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・天才としての苦悩を感じる兄とそんな兄の存在に比べられる主人公のお互いの辛さが感じられますね。主人公に期待しているからこそ厳しくなってしまう兄が主人公の現状に不満を持ってしまうのも仕方がないですね。主人公の能力の高さを感じると共に弱点も分かり、どう克服していくのかワクワクしますね！
ANGEL VOICE
ケンカだったらレアル相手でも楽勝！！腕に覚えのある‘ワル’が集まり、‘県内最強軍団’と皮肉られる市立蘭山高校サッカー部。その奇跡の物語が始まる。熱き心を取り戻せ！！本格高校サッカー巨編！！（C）古谷野孝雄（週刊少年チャンピオン・秋田書店）
【あらすじ】
けんかでは県内最強といわれるヤンキーの巣窟・蘭山高校のサッカー部に新しい監督・黒木鉄雄が就任。県内ベスト4に入らないとサッカー部は廃部という厳しい条件のもとで、黒木は荒れ果てたサッカー部を建て直そうとします。黒木は生徒が持っているサッカーの素質を見抜き、チーム作りに奮闘していきます！
【書店員イチオシポイント】
最初はけんかばかりしていた少年たちがサッカーに情熱を持って向き合い、人として成長していく姿に思わず胸が熱くなります。泣けるシーンも多く、友情や命の大切さについても描かれている作品です。サッカーにあまり詳しくない方でも楽しんで読めるストーリーですよ。ヤンキー漫画が好きな方にもおすすめ！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・けんかばかりしていた不良がスポーツに真剣にスポーツに打ち込む話。よくある展開だけどやっぱり胸が熱くなる。サッカーが好きな人、不良が好きな人どちらにも刺さる気がする。
【個性派】独自路線のおすすめサッカー漫画
この章では、独自のアプローチでサッカーを描いている個性派のサッカー漫画をご紹介します。コアなサッカーファンの方に刺さる作品が多いかも！？
フットボールアルケミスト（全5巻完結）
フットボール代理人。彼らは選手に代わり契約や移籍を執り行い、スター選手の移籍を実現させると天文学的な金額を動かすことも。サッカー選手の兄を持つ女子大生の夏目リサは「金の亡者」と悪名高い代理人・先崎恭介の事務所のインターンとして採用される。それをきっかけにリサは魑魅魍魎の世界へ踏み出した。試合に出たい選手、戦力が欲しいクラブ、その間をつなぐ代理人―。日本人選手の海外移籍、自分の野望とクラブへの恩義に揺れる選手に代理人は何を語るか。若手ブラジル人選手獲得の裏で会長と代理人の間で動く黒いお金、果たして正義はどこにあるのか。業界騒然、フットボールを裏から牛耳る代理人の真の姿を描く。サッカー界の事情通と気鋭のサッカー漫画家のコンビが贈る第1巻。
【あらすじ】
選手とチームの架け橋となり、選手の代わりに移籍などの契約を行う「代理人」。サッカー選手の兄を持つ大学生の夏目リサは、代理人・先崎恭介の事務所でインターンを始め、サッカー界の裏側を知ることに。代理人の視点で見た選手の心情や決断にスポットが当たり、ずっしりとした読みごたえのある社会派サッカー漫画です。
【書店員イチオシポイント】
本作は欧州サッカーを長年取材していたスポーツライターの木崎伸也が原作を担当しています。裏金問題やキックバックなど、プロサッカーの生々しい裏側が描かれています。サッカー界の裏事情に興味がある方に特におすすめの作品です。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・プロサッカーの裏側がテーマ。裏金など生々しい問題に迫っていて、考えさせられる作品。
1/11 じゅういちぶんのいち（全9巻完結）
自分の才能に限界を感じ、中学卒業と共にサッカーを辞めた安藤ソラ。しかし、女子日本代表・若宮四季との出会いが、心の奥底に眠っていた何かを衝き動かした――。清新な筆致で描かれる、ソラを巡る様々な人間模様――
【あらすじ】
主人公・安藤ソラは、自分の才能に限界を感じ、サッカー選手としての夢を諦めていた中学3年生です。ある日息抜きに訪れた河原で、中学生の少女・若宮四季と出会います。「サッカーは一人でやるものじゃない」という四季の言葉をきっかけにソラは再びサッカー選手になることを目指します。
【書店員イチオシポイント】
主人公を中心に、サッカーを通して出会った人々のエピソードが1話完結のオムニバス形式で描かれている作品です。情熱的なスポ根漫画ではなく、人の心情が繊細に描かれているヒューマンドラマといった内容の作品です。泣けるサッカー漫画を探している方におすすめします。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・サッカー漫画だけれど、サッカー漫画でない不思議な漫画。周りの人々を描くことによって、ある一人のサッカー選手の人生が浮き彫りになる。みんながみんな上手く行くわけでもない。ただ、そんな登場人物達を描いていく作者の視点は圧倒的に優しい。異質なスポーツ漫画として、誰にでも薦められる作品だと思う。
TIEMPO―ティエンポ―（全17巻完結）
中学生からサッカーを始めた瀬戸柚樹（せとゆずき）は持ち前の真面目さと、サッカーへの情熱を武器にメキメキと実力をつけていた。しかし、超狂犬FW・朝美圭右がサッカー部に中途入部すると、異常なほど気が弱い柚樹は、朝美に怒鳴られ続けることで、精神崩壊状態に。退部すら許されない事態に、柚樹が手繰り寄せた、窮余の一策とは！？ 泣き虫フットボリスタが奇跡を紡ぐ、高校サッカー物語（バトルアウト）、堂々開幕！
【あらすじ】
主人公は真面目だけれど気が弱い性格の瀬戸柚樹（せと・ゆずき）。県内トップクラスのサッカークラブに所属していた朝美圭右に厳しく怒られ精神が崩壊しながらも、朝美に怒られないように練習と研究を重ねた結果、柚樹の思わぬ才能が開花します。物語は柚樹が高校に進学し朝美と恐怖の再会を果たすところから動き出し、柚樹の成長が描かれます！
【書店員イチオシポイント】
主人公の柚樹の異様なまでの分析力に注目！ 彼の研究結果から編み出された戦術がプレー中に見事に生かされるさまは痛快です。スパルタな朝美との出会いを通じ、ビビりの主人公がめきめきと成長していく姿もぜひ見守ってください。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・気の弱い少年が主人公。いきなり白目を剥いた顔で登場する。上手いけど性格がクソな先輩に怒られるのが嫌で必死に努力をするけど、部屋を見る限りちょっとヤバい感じで笑える。
フットボールネーション
サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む！」…ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う！河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている‘ジョーカー’こと沖千尋だった。その才能に目をつけた「東京クルセイド」の監督も、千尋をチームの助っ人として依頼する。「パスミスになるけど…」-全力でやるように監督に言われた千尋は、大胆な発言をする。初めは宣言通りパスミスを繰り返していた千尋だが、チームメイトが彼の実力を認め、彼の意図通りに走り出したらパスが面白いようにつながるようになる。これだけの才能がなぜ、今まで埋もれていたのか？試合後、チームメイトの誰もがそう思いつつも、千尋をチームに迎え入れようとする。だが、当の千尋がそれを拒否！今をときめく高校現役Jリーガー、一ノ瀬迅とも浅からぬ因縁がありそうな千尋、彼の正体は一体…！？また、「東京クルセイド」監督が求める「脚のきれいな選手〜」の真意とは！？
【あらすじ】
「脚のきれいな選手求む！」というコンセプトで選手を募集する社会人リーグのサッカーチーム「東京クルセイド」。一見ふざけた募集要項のようですが、監督には足の筋肉の使い方が上手な選手を集めたいという明確な意図がありました。筋肉の使い方を重視するなど従来にない戦略を掲げながら、チームは天皇杯本選出場を目標に奮闘していきます！
【書店員イチオシポイント】
選手のフィジカル面での育成に焦点を当てた珍しいサッカー漫画。姿勢やインナーマッスルの重要性についても勉強になります。世界のトップクラスの選手と日本の選手はどこが違うのかなど、科学的にわかりやすく描かれていて読みごたえ抜群。理論的なサッカー漫画を楽しみたい方にぴったりの作品です！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・フィジカルの理論がかなり詳細に語られる個人的には新しいサッカー漫画。実際にサッカーをやっている人ややっていた人が読んだらかなり面白く感じそう。サッカー未経験でも興味深く読めた。
潔癖男子！青山くん
潔癖男子の青山くん――。サッカー日本代表の天才イケメン少年はプレイスタイルも「潔癖」に仕上げます。ヘディング、タックル当然、NG。スローイン？グローブしてれば、まあOK。こんな男子が許されていいの！？無菌系攻撃型サッカー部コメディ、キラリとスタートです☆
【あらすじ】
主人公・青山はU-16の日本代表に選ばれるほどの実力者ながら、名門とはいえない富士美高校のサッカー部に入部します。潔癖症の青山は、ゴール後のチームメイトとのハグはもちろんヘディングやタックルもNG！ そんな青山を中心に、サッカー部の仲間との日常がコメディタッチで描かれています。
【書店員イチオシポイント】
極度の潔癖症男子のサッカー生活を描いたユニークなサッカー漫画です。青山は潔癖症ではありながら、勝利へのこだわりも強いため、自分の許せるレベルなら汚れながらプレーをすることも！ 笑いながら読める少しゆるめのサッカー漫画を探している方におすすめです。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・サッカーが超強いこと前提というか、サッカーがメインじゃないコメディ。スポ根漫画が好きではない人からしたら、ほどほどに試合とかあるなー程度で読みやすい。
Mr.CB
【あらすじ】
国内3部リーグに所属する元日本代表の吉永。年内に昇格できなければクラブが解体か売却されてしまう状況の中、偶然出会った無名の高校生・千明（ちぎら）の才能に可能性を感じ、センターバックとして育てることに。彼らがチームの昇格を目指して奮闘する物語です！
【書店員イチオシポイント】
原作は『GIANT KILLING』の綱本将也で、日本で初のセンターバックを主人公にしたサッカー漫画ともいわれています。千明が成長していくために野球をしたりフォワードを任されたりと、何が起こるかわからない展開が魅力です。サッカー漫画ファンにはぜひ読んでいただきたい作品です！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・センターバックを主役に据えたサッカーマンガ。もちろんオフェンスにだって絡むけど、派手には描けないのでは？ と読む前には思った。が、けっこう面白かった。
夕空のクライフイズム（全10巻完結）
毎年、いいところまで行くのに「あと一歩」が続く微妙な私立高校・木登学園（きとがくえん）のサッカー部。2年生の主人公・今中（いまなか）はドリブルが武器のフォワードだ。だが彼は、監督が日々繰り返す「勝つ為に無難なプレーに徹しろ！」という方針に正直、なじめない毎日を過ごしている。チームメイト達も、程度の差はあっても疑問や不満が膨らんでいる。そんな危うい状態だ。ところがある日、事件が起きる！3年生が引退し、新チームが動き始めるタイミングで監督が他校の引き抜きに応じてしまったため、体制がガラッと変わったのだ。そして、大昔の名選手・クライフに心酔する新監督の口から発せられた言葉に部員達は息を呑む…「勝つことにこだわっても、どうせどこかで負けます。だったら美しいサッカーにこだわりましょうよ。最高の負け試合をして、絶頂の中で美しく散りましょう！！」おいおい…いいのかそれで！！？俺達の最終学年、この中2病みたいな監督に任せちゃって本当にいいのか！！？
【あらすじ】
ドリブルしか武器がない万年ベンチの主人公・今中一輝。今中が所属する木登学園のサッカー部は、監督の指示通りに動く無難なチームスタイルを強要されていましたが、ある日監督が急に交代。新監督は勝利よりも美しさを重視する「クライフイズム」の提唱者で……！？ 今中が自分にとっての美しいサッカーを見出していく物語です！
【書店員イチオシポイント】
元オランダ代表の名選手ヨハン・クライフにならう戦術が描かれるなど、サッカーオタク的な知識が紹介されているのが見どころです。ニッチなサッカー知識が登場する一方で、どこか気の抜けるコミカルなシーンもあり、メリハリがきいています。サッカーファンの方に特におすすめです！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・従来のスポ根サッカー漫画とは異なる、サッカーの美学が描かれている。コメディ要素もあって気軽に読みやすい。
イナズマイレブン（全10巻完結）
【あらすじ】
主人公・円堂守は、雷門中学校の弱小サッカー部のキャプテンで、かつて最強のチームと呼ばれていた雷門中学校のイナズマイレブンに憧れています。円堂はイナズマイレブン復活に向けて日々特訓を重ねていきます！ ニンテンドーDSの大人気サッカー育成RPGを原作にしたサッカー漫画です。
【書店員イチオシポイント】
現実ではあり得ない超次元の必殺技に注目！ ゲームが原作なだけあって、ダイナミックな試合描写に見ごたえがありますよ。また、チームメイトとの友情やキャラクターたちが努力する姿も熱く、子ども向け作品でありながら大人も楽しめる内容になっています。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・ゲームが原作のメディアミックス作品だが、ゲームと違う展開で読みごたえがある。
さよなら私のクラマー（全14巻完結）
中学時代輝くことなく終わったウイング、周防（すおう）すみれは、ライバルである曽志崎緑（そしざき・みどり）から誘いを受ける。「一緒のチームに行こうよ、一人になんてさせないから」。そんな真摯な言葉に、周防が出した答えは……。たくさんの個性豊かな選手が集まり、今物語の幕が開く！！
【あらすじ】
舞台は埼玉県蕨市。周防すみれ（すおう・すみれ）は、中学3年間女子サッカーで競い合った強豪校のライバル・曽志崎緑（そしざき・みどり）から同じ高校でサッカーをしようと誘われます。中学時代はチームメイトに恵まれず一人で奮闘していたすみれが、高校でかけがえのない仲間に出会い高校サッカーの頂点を目指していく物語です。
【書店員イチオシポイント】
『四月は君の嘘』の新川直司が描く、女子高生が主役のサッカー漫画。女子サッカーの環境や問題点にも触れられています。才能あふれる少女たちの輝きに胸が熱くなる作品です。女子サッカーが好きな方は必見です！
また、前日譚にあたる『さよならフットボール』もあわせてお楽しみください。
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・女子サッカー部に所属している学生さんは全員読んでいるんじゃないでしょうか？ 女子サッカー部の漫画って珍しいですよね。サッカーの戦略的な描写もありますが、ギャグテイストなコマなどもあり、表情豊かなキャラや早い試合展開のおかげで読みやすいです。
サポルト！～木更津女子サポ応援記
寂れた駅前、荒ぶるDQN…冴えない地元が好きになれない女子高生室町花子はある日、ひょんなことからクラスの問題児・佐橋風夏に自転車ごと連れ去られる。辿り着いた先は…サッカースタジアム！？
【あらすじ】
さえない田舎の街が嫌いで、東京に憧れを抱く主人公の室町花子。ある日、問題児で同じクラスの佐橋風夏にサッカースタジアムまで無理やり連れていかれ、木更津FCの試合を観戦することに。乗り気ではなかったものの、必死に応援するサポーターに惹かれた室町は、佐橋とスタジアムに通うようになります。
【書店員イチオシポイント】
サッカークラブのサポーターを描く、異色のサッカー漫画です。試合運びに一喜一憂したり、選手よりも諦めずに歓声を飛ばしたりと、彼らと一緒に応援しているような感覚が味わえますよ。応援しているサッカーチームがある方に読んでほしい作品です。また、新しい視点で描かれたサッカー漫画を探している方にもおすすめです！
【DMMブックスユーザーの感想ピックアップ】
・サッカーの選手や監督でなく、サポーター側の物語。サッカーに興味のなかった女子高生が、2部リーグの弱小チームのサポとして歩み始める。実際に自分もサポだからってのもあるかもだけど、けっこう楽しめました。
【無料試し読みあり】どくしょ部厳選！おすすめランキング
公私ともに漫画づけの日々を送っているDMMブックス書店員が選ぶサッカー漫画のおすすめランキングはこちらです！ 無料で試し読みできる作品もあるので、何を読もうか迷っている方はぜひチェックしてくださいね。
1位：アオアシ
2位：GIANT KILLING
3位：ファンタジスタ（全25巻完結）
4位：フットボールネーション
5位：さよなら私のクラマー（全14巻完結）
終わりに
サッカー漫画には数々の名作がありますが、主人公の年代やポジションなどが違えばそれぞれに異なる魅力があります。超人的な必殺技がかっこいい漫画、リアルな迫力がある漫画など作風もさまざま。この記事を参考に自分のお気に入りのサッカー漫画を見つけてくださいね！
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