この記事では年間1,000作品近く漫画を読んでいるDMMブックスの書店員たちが「ガチで泣いたおすすめの漫画」60作品を集めました。恋愛、家族、ヒューマンドラマから犬や猫が登場する動物ものまで、幅広いテーマから厳選しました。大の大人が涙した心が洗われる感動作ぞろいです!
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目次
恋愛の泣ける漫画おすすめ8選
まずは恋愛がテーマの泣ける漫画を8作品ご紹介します。片思いやすれ違いなど、登場人物に感情移入して思わず涙してしまう名作ぞろいです。
【第1位】ハチミツとクローバー(全10巻完結)

【あらすじ】
美術大学に通う男女5人の恋模様を描いた、甘酸っぱい青春群青劇。5人全員が片思いをしています。恋愛と友情、将来の進路など青春ならではの葛藤に胸が締め付けられる作品です。
【ここが泣ける!書店員の声】
大学生という、子供でも大人でもない難しい年ごろの恋愛。5人の登場人物それぞれに共感できるポイントがあり、片思いの切なさがこれでもかとばかりに描かれています。特に最後のはぐみと竹本のシーンは必見。あらすじを知っていても、改めて読み返すと新しい発見がある名作です。
【第2位】最終兵器彼女(全7巻完結)

【あらすじ】
北海道に住む初々しい高校生カップルのシュウジとちせ。幸せな日々を送っていたある日、札幌に戦闘機が現れ、街が爆破されてしまいます。戦闘機を攻撃する謎の物体を追いかけたシュウジ。そこには兵器となったちせがいて……。
【ここが泣ける!書店員の声】
自衛隊により改造されて兵器になってしまったちせは、次第に人間の心を失っていきます。それでもひたむきに愛し続けるシュウジの思いが切ない……。巨大な戦争に巻き込まれてしまった2人の悲しい恋の行方に、思わず涙してしまいます。SF系の世界観が好きな方には特におすすめです。
【第3位】パーフェクトワールド(全12巻完結)
【あらすじ】
障害をテーマに繊細な事情が描かれた恋愛漫画です。主人公・川奈つぐみは、初恋の相手・鮎川樹(あゆかわ・いつき)と大人になってから再会します。車いすに乗っている樹の姿にショックを受けますが、建築士という夢を叶えてがんばる姿に惹かれていきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
車いす利用者の生活がどのようなものなのか、リアルに描かれています。障害と恋愛という難しいテーマと真摯に向き合っている力作です。さまざまなハードルに直面しながらも、前向きに進んでいこうともがく2人の姿に感動します。ドラマ版を見た方にもおすすめ。
【第4位】砂時計(全10巻完結)
【あらすじ】
主人公・植草杏(うえくさ・あん)の14年間に渡る恋を描いた、王道の泣ける恋愛漫画です。両親の離婚、慣れない環境への引っ越し、母親の死。まだ子どもの杏に次々とふりかかる辛い出来事と、そこで支えになった大悟との恋愛が描かれています。
【ここが泣ける!書店員の声】
杏と大悟の恋愛は順風満帆には進みません。すれ違いや別れを経た2人が最後に迎える結末は、涙なしでは読めないでしょう。10巻完結なので一気読みもしやすい作品ですが、巻数以上の満足感を味わえる名作です!
【第5位】君が死ぬまであと100日 単行本版(全6巻完結)
【あらすじ】
主人公の津田林太郎は、幼なじみの神崎うみに恋している高校生。幼稚園の頃から告白し続け、高校2年生になったある日、4回目の告白でついに2人は付き合うことに! しかし、うみの寿命があと100日しかないことが発覚します。うみの寿命を伸ばすための唯一の方法は、彼女をときめかせることで……?
【ここが泣ける!書店員の声】
死を目の前にした切ないラブストーリーでありながら、一生懸命な2人に笑えて泣ける作品。うみの寿命を伸ばすために、キュンキュンしてもらおうと奮闘する林太郎の姿がいじらしいです。思い合う2人はずっと一緒にいることができるのか、運命の行方をご覧ください!
【第6位】君に届け
【あらすじ】
長い髪と暗い雰囲気のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスでも浮いた存在の主人公・黒沼爽子(くろぬま・さわこ)。そんな彼女が、明るくて人気者の風早翔太(かぜはや・しょうた)に憧れを抱き、彼の影響で少しずつ周囲と自分を変えていく、ヒューマンドラマ要素が見どころです。
【ここが泣ける!書店員の声】
きらきらしたまぶしい青春が詰まった恋愛漫画の名作です。恋愛、友情、進路……登場人物たちの一人一人の関係性や心の機微が丁寧に描かれ、胸が揺さぶられます。
【第7位】夢の端々(全2巻完結)
【あらすじ】
85歳の貴代子は、かつての恋人・ミツに再会。しかし、その直後にミツが交通事故で亡くなってしまいます。認知症が悪化していく貴代子は、ミツと出会った70年間の記憶をたどります。
【ここが泣ける!書店員の声】
70年前の記憶に一気に戻るのではなく、一話ずつ古い記憶をさかのぼる形で進みます。時代に許されない2人の愛が叙情的に切なく描かれ、じんわりと涙が出ます。読後感にひたれる、文学的な作品が好きな方におすすめです。
【第8位】僕と魔女についての備忘録(全5巻完結)
【あらすじ】
2歳で親から捨てられた人間の男の子は、100歳超えの魔女に育てられることに。成長していく少年と、年を取らない魔女。家族のような恋愛のような、淡くて切ない関係性が描かれています。
【ここが泣ける!書店員の声】
絵も物語も美しく、うっとりと読んでしまいます。優しくてかわいい魔女と、成長しながら複雑な恋心を持つようになる僕。2人の関係の切なさと温かさに気づけばうるっときてしまう作品です。
家族の絆に泣ける漫画おすすめ7選
続いて、家族の絆に泣けるおすすめの漫画を7作品ご紹介します。夫婦愛や親子愛、さまざまな家族愛の形に感動します。
【第1位】大好きな妻だった

【あらすじ】
仲むつまじい幸せな夫婦生活を送っていた昴と千香。しかし、千香にがんが見つかり余命半年と宣告されます。半年が経過しいつ亡くなるかわからない彼女は、夫に冷たく八つ当たりするようになり……?
【ここが泣ける!書店員の声】
30ページほどの短い作品ですが、ぎゅっと胸を締め付けられます。お互いを思いやる夫婦の愛に感動し、涙があふれました……。感情が一気に揺さぶられる作品が読みたい方におすすめです。
【第2位】自虐の詩(全2巻完結)

【あらすじ】
無職で酒とギャンブルばかりのイサオ、献身的にイサオに尽くす幸江。内縁の夫婦の日常や、幸江の子ども時代を自虐的に描いた4コマギャグ漫画です。
【ここが泣ける!書店員の声】
仕事をせず、女房にお金をせびり、怒るとすぐにちゃぶ台をひっくり返すイサオ。そんな夫に尽くす幸江。今の時代と比べると驚くような描写も多いですが、読み進めていくと亭主関白ながら不器用なイサオの愛情にじわじわと胸が熱くなります。また、幸江の回想シーンも涙なしでは読めません。無二の友・熊本さんとの「河原の誓い」は何度読んでも泣けてしまいます。
【第3位】私の息子が異世界転生したっぽい フルver.(全5巻完結)

息子を失った母と同級生、喪失と愛情の物語「異世界に行った息子と会う方法を教えてほしい」17年ぶりに再会した同級生からの依頼でオタク陰キャな会社員・堂原の非日常な日々が始まった!最愛の子を失くすということ。この世界で最も大きな喪失感と向き合う物語。【ご推薦の声!】「美央の探求心と行動力を、私は現実逃避だとは思いません。かけがえのない大切な人を喪った時、もう二度と会えないかもしれないけれどきっとどこかで生きていると考えるのは自然なことではないでしょうか。美央が大我への思いを健やかに手放し、堂原が自分自身を取り戻すまで、じっくり時間をかけて欲しい。もっと二人の物語の続きが見たいです」ジェーン・スー(コラムニスト)「異世界モノの意味、考えたことある?異世界モノが単に空虚なものであったら、世界中になぜこんなにも広がっているのでしょうか。息子を亡くす、というこの世で最大の不幸に見舞われた母がライトノベルにその意味を見出そうとする。この母の前に登場するのが慎ましく生きる一人のオタク。オタクは、人を救うことができる聖職者なのかもしれません」吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
【あらすじ】
「私の息子が異世界転生したっぽい」オタクの会社員・堂原は、高校時代の同級生・葉山美央に突然呼び出され告げられます。3か月前に交通事故で亡くなった息子は、大好きだった異世界に行ってしまったと信じている美央。2人は異世界に行く方法を考えますが……?
【ここが泣ける!書店員の声】
息子が好きだった異世界作品を読みながら、異世界とつながる方法を探る2人。次第に息子が亡くなった現実を突きつけられるシーンが増え、胸が締め付けられます。異世界に行くためなら死んでもいいと思っている危うい美央と、彼女をそっと支える堂原の関係性が温かく、悲しくもどこか救いを感じる作品です。
【第4位】赤ちゃんと僕(全10巻完結)
【あらすじ】
事故で亡くなった母親の代わりに弟の面倒をみることになった小学5年生の拓也。天真爛漫な2歳の実(みのる)に振り回される生活が始まります。わがままな実と衝突したり、自分の置かれた状況に悩んだりもがいたりしながら、少しずつ大人へと成長する物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
小学5年生の拓也が必死に弟のお世話をする姿には、胸がぎゅっと締め付けられます。次第に深まる兄弟の絆にも涙。特に最終回は、辛いシーンがあるのでハンカチ必須です。90年代にブームを起こした「赤僕」。家庭問題やいじめ、ヤングケアラーなど、日常に潜む社会問題は現代と共通するものも多くあります。
【第5位】甘々と稲妻(全12巻完結)
【あらすじ】
妻を亡くした高校教師の犬塚公平は、仕事と一人娘・つむぎの子育てに奮闘中。忙しさのあまり、外食やお弁当で食事を済ます日々を送っていました。ある日、1人で泣きながらお弁当を食べていた女子生徒・小鳥を見つけて……。ひょんなきっかけで、一緒にご飯を作って食べる関係になった犬塚親子と小鳥の3人。おいしい食事で娘を笑顔にするために、慣れない料理に奮闘します!
【ここが泣ける!書店員の声】
おいしそうな料理と温かい関係性にほっこり癒やされます。そして、つむぎが成長していく姿がじわじわと泣ける……。特に最終巻では大学生になったつむぎを見て感慨深い気持ちになりました。優しさがあふれるヒューマンドラマを読みたい方におすすめです。
【第6位】【フルカラー版】義母と娘のブルース(全2巻完結)
【あらすじ】
実の母親を亡くしたみゆきと、義母になった亜希子との日常を描いたハートフルなギャグ漫画です。仕事はできるけど、子供との接し方は少しずれている亜希子。慣れない家事と育児に日々奮闘します。ギクシャクした2人の様子が笑えるシーンもある一方、衝撃の展開もあり……!? 2018年にドラマ化され、「ぎぼむす」の愛称で大ヒットしました。
【ここが泣ける!書店員の声】
義母と娘という血のつながらない親子の不思議な関係を描いた名作です。不器用ながらも温かい2人の絆に、うるっと涙がこみ上げてきます。シリアスなシーンもありますが、4コマでコミカルに描かれているため読みやすいです。笑って泣ける家族漫画を読みたい方におすすめです!
【第7位】式の前日(全1巻完結)
【あらすじ】
7つの物語が一冊に綴られた読み切りの短編漫画です。さまざまな2人の関係が叙情的に描かれ、行間を読ませるような物語に、小説を読み終わったような読後感が味わえます。
【ここが泣ける!書店員の声】
日常を切り取った短いストーリーのなかには小さな仕掛けがあり、思わぬ結末に涙が止まりません。気軽に読めるボリュームですが、どのストーリーも読み応えがあり、最後には満ち足りた気持ちになれます。長編漫画を読む時間はないけれど、泣ける漫画を探しているという方におすすめです。
ヒューマンドラマの泣ける漫画おすすめ9選
この章では、ヒューマンドラマの泣ける漫画をご紹介します。ヒューマンドラマも泣ける名作がたくさんありますが、書店員がガチで涙した9作品をピックアップしました。
【第1位】コウノドリ(全32巻完結)

【あらすじ】
命の誕生に立ち会う産科医のドラマを描いたお仕事漫画です。ジャズピアニストと産科医の2つの顔を持つ鴻鳥サクラ(こうのとり・さくら)。日々、事情を抱えた患者に出会い、ときには危険と隣り合わせの出産に立ち会うこともあります。出産にまつわるさまざまな症例が取り上げられ、なかには悲しい結末を迎えることも……。
【ここが泣ける!書店員の声】
普通に生まれてくることがいかに難しいことなのか、考えさせられます。新生児にかける産科医の熱い思いと家族の絆に、いつの間にか涙があふれてきます。2015年と2017年に放送された実写ドラマも有名。ドラマが好きだった人は、原作との違いも楽しめておすすめです!
【第2位】ひらやすみ

【あらすじ】
おばあさんから譲られた平屋で暮らすフリーターの主人公・ヒロトと、周囲の人々の交流を描いたヒューマンドラマです。
『トーキョーエイリアンブラザーズ』『森山中教習所』など、独特のセンスで漫画好きを魅了する真造圭伍が手掛けます。「マンガ大賞2022」3位を受賞するなど、近年注目を集めている作品です。
【ここが泣ける!書店員の声】
身寄りのないおばあさんから平屋を譲り受けたヒロト。ときどき回想として登場するおばあさんとのエピソードに毎度うるうるしてしまいます……。優しい世界観とノスタルジックな絵柄に癒やされ、読後は穏やかで幸せな気持ちになれますよ。自分の時間がなかなか持てず、一息つきたいと思っている方に特に読んでいただきたい作品です!
【第3位】マイ・ブロークン・マリコ(全1巻完結)
【あらすじ】
主人公・シイノは親友のマリコが自殺したことをニュースで知り、愕然とします。シイノは学生時代マリコを虐待していた父親のもとから遺骨を奪うことを決意。マリコの遺骨とともに、生前マリコが行きたがっていた海へ向かいます。2022年に実写映画化されました。
【ここが泣ける!書店員の声】
マリコの実家を訪れ遺骨を奪うシーンから、シイノの捨て身の覚悟が伝わってきます。過去の回想シーンでは、2人だけの特別な思い出やマリコを守れなかったシイノの後悔が痛々しく描かれ、苦しいほど泣けてきます。救いのないストーリーのように思えますが、マリコとの思い出を抱えて生きようとするシイノの姿にどこか光を感じる名作です。
【第4位】ホテル・インヒューマンズ
【あらすじ】
殺し屋専用のホテルを舞台にした、コンシェルジュたちと殺し屋のお客さんの人間ドラマです。物語は、新人コンシェルジュの星生朗(ほし・いくろう)と彼の先輩、灰咲沙羅(はいざき・さら)を中心にオムニバス形式で展開されていきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
冷徹に仕事をこなす殺し屋たちも、さまざまな過去や思いを抱えています。そんな彼らの依頼を引き受けるコンシェルジュたち。「殺し屋」という残酷なイメージからかけ離れた人情物語は、感動と涙を誘います。
【第5位】コタローは1人暮らし(全10巻完結)
【あらすじ】
一人暮らしをする訳ありの幼児・コタローと、同じアパートで暮らす個性豊かな住人たちとの交流を描いたハートフルなコメディ漫画です。2021年に放送された実写ドラマも話題になりました。
【ここが泣ける!書店員の声】
コタローと、彼を優しく見守るアパートの住人たちとの関係に心温まる作品です。ギャグ要素も多い一方で、幼児のコタローが一人暮らしをしている理由は深刻なもので……。住人たちに支えられながら、徐々に成長していくコタローの姿に感動します。最終巻は涙なしでは読めません!
【第6位】宇宙兄弟
【あらすじ】
子どもの頃から、宇宙飛行士に憧れていた南波六太(なんば・むった)と弟の日々人(ひびと)。大人になり、日々人は宇宙飛行士の夢をかなえますが、兄の六太はリストラされて転職活動の日々……。そんな六太の元に、JAXAから宇宙飛行士選抜試験の書類選考合格通知が届きます。
【ここが泣ける!書店員の声】
兄弟で宇宙を目指す青春ヒューマンストーリー。夢や熱い気持ちを持っている登場人物たちの一言一言に力があり、勇気をもらえます。立ちはだかる大きな壁や試練を乗り越えた先に見える景色とは……? 大きな感動に心を動かされたい方におすすめです!
【第7位】かくかくしかじか(全5巻完結)
【あらすじ】
破天荒でスパルタな絵画教室の恩師・日高先生との思い出を綴った、著者・東村アキコの自伝エッセイです。2025年5月には実写映画が公開される予定です!
【ここが泣ける!書店員の声】
竹刀を持ったスパルタな先生との日々がギャグ満載に描かれています。後半では、先生とのこれまでの思いがあふれ、涙が止まらなくなります……。とても読みやすいので、気持ちよく笑って泣ける漫画を探している方におすすめです!
【第8位】水は海に向かって流れる(全3巻完結)

「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。少年が家族の元を離れて初めて知る、家族の「罪」。自分もその被害者なのかもしれないが、加害者でもあるような気がする。割り切れないモヤモヤした思いを抱きながら、少年は少しずつ家族を知り、大人の階段を上っていく。前作から4年の沈黙を破った田島列島が、ユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、家族の元を離れて始まる、家族の物語。家族の元を離れて始まる、家族の物語。高1春、曲者揃いの住人たちと男女5人の共同生活を始めた直達。彼が淡い想いを寄せる25歳OLの榊さんとの間には、思いも寄らぬ因縁が……。「別冊マガジン」連載時より作家、著名人、漫画読みから絶賛の声が続々!宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第3位、マンガ大賞2015第2位など各漫画賞を総ナメにした名作『子供はわかってあげない』の田島列島、待望の最新作!
【あらすじ】
叔父が住むシェアハウスで暮らし始めた高校生・直達。笑わないOL・榊さんとの出会いが彼の毎日を変えていきます。しかし、榊さんには直達の父親と複雑な因縁があり……。
【ここが泣ける!書店員の声】
2023年に映画化された作品です。複雑な関係性、年上女性への淡い思い、心の中のモヤモヤ、気まずさが繊細に描かれていて見事です。気づけば登場人物に感情移入して、じわりと涙が浮かんでくることでしょう。優しい気持ちになれる漫画を探している方におすすめです。
【第9位】死役所
【あらすじ】
此岸と彼岸のはざまに存在する、市役所ならぬ「死役所」。ここには、さまざまな理由で亡くなった死者たちが訪れます。実写ドラマ化もされた人気作です。
【ここが泣ける!書店員の声】
いじめで自殺した少年、職場の事故で亡くなった女性、虐待された女の子……さまざまな死者たちの人生を振り返ります。後味が悪いエピソードもありますが、涙が止まらない感動回もあり、読み応え抜群です。
青春の泣ける漫画おすすめ6選
この章では、青春がテーマの泣ける漫画を6作品ご紹介します。書店員がガチ泣きした作品を集めたので、気になる作品があればぜひチェックしてください!
【第1位】君と宇宙を歩くために

【あらすじ】
勉強ができずバイトも続かないヤンキー・小林と、変わり者の転校生・宇野。正反対のように見える2人ですが、実は「普通のことが苦手」という共通点をもっていました。そんな2人が楽しく生きようと前向きに奮闘する友情物語です。
「マンガ大賞2024」や、「このマンガがすごい!2025」オトコ編1位にも輝いた大注目の作品ですよ。
【ここが泣ける!書店員の声】
日常で臨機応変な対応ができない宇野は、日々のルーティンを細かくメモしたノートを大切に持ち歩いています。そんな努力に感化された小林。人よりも物覚えが悪かったり、不器用だったりと、見て見ぬふりをしてきた自分の一面と向き合い、前向きに成長しようとする姿に心が揺さぶられます。
1話から涙腺が崩壊しそうなくらい泣ける漫画です。うっかり電車や公共の場で読まないようにご注意ください……!
【第2位】ルックバック(全1巻完結)

【あらすじ】
小学生・藤野の特技は4コマ漫画の制作。しかし、圧倒的な画力を持つ同級生・京本が現れ、自信を喪失します。一度は筆を折るものの、京本から「藤野先生の大ファン」と絶賛され藤野は……。
【ここが泣ける!書店員の声】
藤本タツキによる泣ける傑作です。1コマ1コマが力強くエモーショナルに描かれ、嫉妬、希望、別れ、絶望と青春のさまざまな感情がぎゅっと詰め込まれたストーリーになっています。何度も描かれる主人公の背中からは「過去を振り返るな」というメッセージが伝わってきます。伏線がある作品を楽しみたい方、友達とものづくりに熱中した経験がある方に特におすすめです。2024年6月には映画化もされました。
【第3位】ブルーピリオド
【あらすじ】
主人公・矢口八虎(やぐち・やとら)はクラス内では上位カースト、成績も優秀。しかし、充実した毎日の反面でどこか空しさを感じていました。そんなある日、偶然見かけた絵画の虜になり、美大受験を決意します。絵を描いていく過程で新しい自分を見つけていく、青春×美術漫画です。
【ここが泣ける!書店員の声】
日常に物足りなさを感じていた八虎が、初めて心の底から挑戦したいと思う絵画に出会い、変化していく姿には感動します。仲間たちと美大を目指して奮闘する日々はまさに青春そのもの。厳しい美術の世界に立ち向かう八虎を応援したくなります!
【第4位】映像研には手を出すな!
【あらすじ】
舞台は水上に建てられたダンジョンのような芝浜高校。人見知りでアニメ好きな監督・浅草みどり×カリスマモデルながらアニメーターの水崎ツバメ×金儲けが好きなプロデューサーの金森さやかが映像研を設立! アニメ制作に乗り出します。
【ここが泣ける!書店員の声】
女子高生たちがアニメ制作にかける熱量がすさまじく、わくわくして胸が熱くなる作品です。物づくりに妥協しない彼女たちの姿に思わず涙がこぼれます。部活漫画が好きな方、物づくりをしている方に読んでほしい名作です!
【第5位】タコピーの原罪(全2巻完結)
【あらすじ】
家庭環境のせいで壮絶ないじめを受けている小学4年生のしずかは、ハッピーを広めるためにやってきた宇宙人のタコピーに出会います。つらそうなしずかを助けるために、タコピーがハッピー星の便利な道具を貸しますが、予想外の使われ方をしてしまい……衝撃の展開を迎えます。
【ここが泣ける!書店員の声】
しずかを理不尽にいじめるもう1人のヒロイン・まりな。悪役かと思いきや、彼女がしずかをいじめる背景も切なく、2人の複雑な関係に胸が痛くなります。熱い青春漫画とは一味違う、深く考えさせられる漫画を読みたい方におすすめです。また、2025年にはTVアニメ化も決定しています。
【第6位】聲の形(全7巻完結)
【あらすじ】
ガキ大将だった石田将也(いしだ・しょうや)は、耳が聞こえない転校生の少女をいじめます。しかし、ある事件がきっかけで周りの態度が一変。将也はいじめる側からいじめられる側になり、孤立した生活を送ることに……。
【ここが泣ける!書店員の声】
いじめられる側になったことで、初めて過去の自分がしてきた行為を振り返ることができた主人公。彼が自分の過ちと向き合い、周りとの関係を見つめ直していく姿に感動します。
ファンタジー・アクションの泣ける漫画おすすめ8選
続いて、ファンタジー・アクションジャンルで泣ける漫画を8作品ご紹介します。漫画好きの書店員が悩みに悩んで厳選した名作ぞろいです!
【第1位】夏目友人帳

【あらすじ】
「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は……!? あやかし契約奇談!
【ここが泣ける!書店員の声】
主人公の夏目くんがとにかく優しく、妖怪の願いを叶えるために奔走する姿に心が温まります。孤独だった少年が徐々に居場所を見つけて成長する姿も見どころ。ほっと優しい気持ちになれるファンタジーが読みたい方におすすめです。
【第2位】ONE PIECE モノクロ版

【あらすじ】
言わずと知れた大人気冒険ファンタジーです。1997年から連載が始まり、現在では1000話を突破! 連載開始25周年を迎え、今後の展開にますます注目が集まる作品です。
【ここが泣ける!書店員の声】
泣けるポイントはずばり、「仲間との熱い絆」。『ONE PIECE』には感動する名シーンがたくさんありますが、書店員のイチオシはアラバスタ編の最後のシーンです。ビビとルフィたちの別れの場面で、掲載したコマ(23巻)の後に続くルフィたちの粋な返答に、大号泣してしまった人は多いのではないでしょうか。
【第3位】鋼の錬金術師(全27巻完結)
【あらすじ】
亡くなった母親をよみがえらせようと錬金術を学んだエルリック兄弟。禁断の「人体錬成」を試みたところ失敗し、代償として兄のエドワードは左足と右手を失い、弟のアルファンスは肉体を失って鎧姿で生きることに……。失ったものを取り戻すため、旅に出る兄弟の物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
兄弟の絆、命の大切さ、人生の真理が詰まった作品です。緻密な世界設定、伏線の回収が素晴らしく、クライマックスは泣きっぱなしになるでしょう。味方も敵も魅力的なキャラクターばかりです。人生で一度は読んで欲しい名作少年ファンタジー漫画です!
【第4位】葬送のフリーレン
【あらすじ】
勇者一行が魔王を倒して数十年が経った世界。主人公は勇者一行の一人で、長い寿命を持つエルフ・フリーレンです。今は亡き勇者たちとの冒険の足跡を彼女がたどっていく過程は切なくも美しく、読者を物語の世界に強く引き込んでいきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
人間の勇者たちが年を重ねるなか、見た目も若さも変わらないフリーレン。時間の感覚が違う彼女は、勇者・ヒンメルの死をきっかけに、人間の寿命の儚さを痛感します。号泣というよりもじんわりと泣いてしまうシーンが多いです。人生の無常さや、優しさを感じるファンタジーを求めている方におすすめ!
【第5位】チキタ★GUGU(全8巻完結)
【あらすじ】
「あやしい屋」のチキタ・グーグーは、家族全員を惨殺した人喰い妖怪ラー・ラム・デラルに飼われることに。しかし、チキタはその状況をどこか他人事のように受け止めています。一方、ラーはチキタの存在がだんだんと大事に感じられるようになってきて……。
【ここが泣ける!書店員の声】
かわいい絵柄でコミカルな作風ですが、物語はなかなか残酷でシビアです。「どんなにまずい人間でも100年経てばおいしくなる」という噂を信じて、ラーはチキタを飼い始めるのですが、チキタを通して人間への愛情を抱き始めます。2人の関係はどのような決着を迎えるのか……涙なしでは読めません。
【第6位】からくりサーカス(全43巻完結)
【あらすじ】
人を笑わせないと死んでしまう男・加藤鳴海。そんな彼のもとに突然現れた少年・才賀勝は、父の遺産絡みで命を狙われていると言います。追っ手に襲われピンチになってしまったその時、からくり人形を操って戦う女・しろがねが現れ、勝を守るための戦いが始まります。
【ここが泣ける!書店員の声】
『うしおととら』など数々の名作で知られる、藤田和日郎作のファンタジー漫画です。お人好しの鳴海と人形のような性格のしろがねの恋愛模様、泣き虫だった勝の成長。熱い展開や名場面が多く何回も泣かされてしまいます。
【第7位】DRAGON BALL モノクロ版(全42巻完結)
【あらすじ】
鳥山明代表作のレジェンド級名作! 主人公は、怪力と元気が取り柄の少年・孫悟空。集めると願いが叶うドラゴンボールを探す少女・ブルマと孫悟空が出会ったことをきっかけに、冒険の旅が始まります。
【ここが泣ける!書店員の声】
ギャグあり、冒険ありと、王道少年バトル漫画でありつつ、涙を誘う感動シーンもたびたび登場します。個人的に好きなのは、「レッドリボン軍編」の9巻で、悟空が亡くなった祖父・孫悟飯と一日だけ再会するシーン。正体がわかった途端に、悟空が泣きながら駆け寄るシーンは涙腺にグッときます……。
【第8位】×××HOLiC(全19巻完結)
【あらすじ】
霊感体質の高校生・四月一日君尋(わたぬき・きみひろ)は、引き寄せられるように一軒の家に入ります。そこには、どんな願いも対価を払えば叶えられる店の主人・市原侑子(いちはら・ゆうこ)が待っていて……?
【ここが泣ける!書店員の声】
人間の内面に潜む闇、美しさと儚さが描かれています。不思議とホラーとコミカルのバランスがよく、CLAMP独自の世界観が楽しめるところもポイント。君尋と侑子の関係性にじんわりと泣けます。
音楽の泣ける漫画おすすめ5選
この章では、泣ける音楽漫画のおすすめを5作品ご紹介します! 音楽は厳しい世界です。夢に向かって努力するキャラクターたちの姿に感動する作品を集めました。
【第1位】ピアノの森(全26巻完結)

【あらすじ】
母子家庭の貧しい環境で育った一ノ瀬海(いちのせ・かい)は、自宅の裏に捨てられていた「森のピアノ」を弾いて育ちます。天性の才能を持ちながら、環境のせいで苦しい生活をしいられる海。ピアニストを目指すライバルや、元天才ピアニスト・阿字野壮介(あじの・そうすけ)との出会いにより、その才能が開花していきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
暗い過去により心を閉ざしていた阿字野と海の、不思議な縁で結ばれた師弟関係。ピアノを通して深まる絆に静かに感動します。森とリンクした圧巻の演奏シーン、ライバルであり親友の雨宮との友情。心温まるシーンが多く泣きどころ満載ですが、特に最終回のリサイタルは号泣してしまいます。
【第2位】BLUE GIANT(全10巻完結)

【あらすじ】
中学校のときに初めてジャズの生演奏を聴いた主人公・宮本大は、高校生になり自己流でテナーサックスを始めます。ジャズを通してさまざまな人と出会い、大がジャズプレイヤーとしても人間としても大きく成長する物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
主人公・大はもちろん、登場人物たちのジャズにかける思いがひたすら熱い! 本シリーズの最終巻は悲しさややりきれなさもあり、特に涙腺が爆発してしまいます……。音楽だけでなく、何かに熱中した経験がある方の共感を呼ぶ名作です。海外へ渡った大を描く続編も続いています。
【第2位(同率)】スーパースターを唄って。

【あらすじ】
借金返済のためクスリの売人をしている不遇の主人公・雪人は、客や上司に殴られて流血するようなケガをしながらも必死に暮らしています。ある日親友から一曲のトラックを渡された雪人は、そのビートに自分の思いを乗せることに。果たして彼のラップは人々の心に届くのか……!?
【ここが泣ける!書店員の声】
壮絶な環境に身を置く主人公ですが、理不尽な感情をラップにぶつけるシーンは鳥肌が立ちます。過酷なシーンも多く胸が痛くなりますが、主人公の才能を信じ、トラックを託す親友との絆には自然と涙が流れてきます。心を大きく揺さぶられる作品と出会いたい方におすすめです! ヒップホップが好きな方も楽しめる作品ですよ。
【第4位】四月は君の嘘(全11巻完結)
【あらすじ】
母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなった有馬公生(ありま・こうせい)。破天荒なバイオリン奏者の宮園かをりに触発され、もう一度ピアノと向き合う日々が始まります。
【ここが泣ける!書店員の声】
青春と音楽がみずみずしく描かれ、特に見どころの演奏シーンは、本当に音楽が聞こえてきそうな迫力ある描写に息をのみます。ステージを乗り越えるごとに成長していく主人公の姿にも感動します。タイトルの「嘘」が明かされる頃にはきっと泣いてしまうでしょう。
【第5位】坂道のアポロン(全10巻完結)
【あらすじ】
舞台は昭和の長崎佐世保。ジャズを通じて育まれる、若者たちの恋愛と友情を描いた青春音楽漫画です。主人公の西見薫 (にしみ・かおる)は、父親の都合で転校を繰り返し、クラスメイトに心を開けなくなります。新しい引っ越し先の学校でも、浮いた存在になっていましたが、札付きの悪と有名な川渕千太郎(かわぶち・せんたろう)との出会いで一変。ジャズを通して絆を深めていきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
お金持ちで子供のころからクラシックピアノを習っていた薫と、米軍のバーでジャズに出会い、ドラムを身につけた千太郎。正反対の2人が衝突しながらも音楽で心を通わせていく姿は感動ものです。特に、文化祭での薫と千太郎のセッションは思わず目頭が熱くなります!
スポーツの泣ける漫画おすすめ5選
続いてご紹介するのは泣けるスポーツ漫画です! 書店員たちが目を泣きはらした5作品をぜひお楽しみください。
【第1位】ハイキュー!!(全45巻完結)

【あらすじ】
主人公の日向翔陽(ひなた・しょうよう)は身長が低いうえにバレーの技術もなく、ただ高く飛ぶことしかできません。そんな翔陽が、中学最後の試合で惨敗した因縁の相手、影山飛雄 (かげやま・とびお)と高校で再会し、仲間たちと切磋琢磨しながら成長していく物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
苦しくても諦めない主人公の姿やチームメンバーとの友情に、感動するなと言う方が難しいでしょう。キャラクターたちがそれぞれ個性的で魅力にあふれており、心情も丁寧に描かれているため、感情移入しながらのめり込んで読むことができますよ。王道のスポーツ漫画で熱い涙を流したい方におすすめです!
【第2位】メダリスト

【あらすじ】
プロのフィギュアスケーターを目指すも夢破れた明浦路司(あけうらじ・つかさ)は、フィギュアスケートの選手に憧れる少女・結束(ゆいつか)いのりと出会います。親に反対されながらも、スケートに懸けるいのりの執念と才能を見た司は、コーチを志願し共に世界を目指し始めます!
【ここが泣ける!書店員の声】
いのりのフィギュアスケートへの誰にも負けない強い思いに胸が熱くなります。次第に絆を深めていく、いのりと司の関係性も見どころ。スケートをするには親や周囲の理解と協力が必要不可欠です。スポーツを続ける大変さもリアルに描かれた名作ですよ! また、2025年1月からはTVアニメが放送され、第2期の制作も決定しています。
【第3位】MAJOR(全78巻完結)
【あらすじ】
主人公・本田吾郎の少年時代からメジャーリーガーになるまでの半生を描いた長編野球漫画です。プロ野球選手の父親を尊敬し、5歳のころから「将来は野球選手になる」と断言する吾郎。父親の怪我による挫折、試合中の事故、自身の怪我など、さまざまな困難を乗り越えていきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
少年時代の思わぬ不幸、けがやイップス、いくつもの困難を乗り越える吾郎。どんな辛い状況でも諦めず、「ただ野球が好き」という真っすぐな主人公に心打たれます。親代わりの桃子先生と吾郎の絆を描いたシーンは涙なしでは読めません。人情味もあり泣ける野球漫画としておすすめです!
【第4位】ちはやふる(全50巻完結)
【あらすじ】
自分の夢や情熱がなかった小学6年生の千早(ちはや)が、転校生・新との出会いを通じて「小倉百人一首競技かるた」と出会います。幼なじみの太一も巻き込んで、かるたの世界へのめり込んでいくことに。
【ここが泣ける!書店員の声】
競技かるたにかける熱い思い、青春がまぶしい……。好きなことに真っすぐに取り組む千早たちの情熱に心を動かされずにはいられません。何かに全力で打ち込んだ経験のある人におすすめの名作です! 競技かるたの緊張感も巧みに描かれています。
【第5位】DAYS(全42巻完結)
【あらすじ】
主人公・柄本(つかもと)つくしは、気弱でおとなしいけど優しい性格の持ち主。目立たず冴えない日々を送っていましたが、天才サッカー少年・風間陣(かざま・じん)との出会いで大きく変わります!
【ここが泣ける!書店員の声】
不器用にがんばる主人公を応援したくなる、青春サッカー漫画です。サッカー少年たちの成長過程を丁寧に描いた一つ一つのエピソードに心打たれます。名シーンは数多くありますが、インハイ予選の決勝でシュートを外してしまった主人公が悔しさに大声を上げて泣く場面など、思わずもらい泣きしてしまいます。
名作少女漫画の泣ける漫画おすすめ6選
この章では、書店員イチオシの泣ける名作少女漫画を6作品ご紹介します。あらすじを知っている作品でも、改めて読み返すと新たな気づきがあるかもしれませんよ。
【第1位】BASARA(全27巻完結)

【あらすじ】
文明崩壊後、王の一族に支配されている日本。とある村に、「国を救う運命の子」と予言された男の子が誕生します。双子の兄・タタラと妹・更紗(さらさ)。タタラは運命の少年と呼ばれ期待されますが、赤の王の軍勢に殺されてしまいます。更紗はタタラの代わりになり、赤の王に復讐を誓います。
『7SEEDS』や『ミステリと言う勿れ』で有名な、少女漫画界の巨匠・田村由美が描く壮大な復讐物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
家族を殺され、復讐に燃える更紗。復讐の旅路では、さまざまな仲間や敵との出会いと別れに思わず涙することも。人を愛することや憎むことをめぐって、キャラクターたちの成長が描かれる少女漫画の名作です!
【第2位】フルーツバスケット(全23巻完結)

【あらすじ】
両親を亡くし、森でテント暮らしをする本田透(ほんだ・とおる)。実は、透が住む場所は、クラスメイトの草摩由希(そうま・ゆき)の家が所有している森でした。由希の計らいで草摩家の屋敷に居候することになった透。しかし、草摩家の一族は、異性と接触すると動物に変身してしまう「十二支の呪い」にかけられていて……!?
【ここが泣ける!書店員の声】
ピュアで真っすぐな透と、十二支に変身する個性豊かな草摩家とのハートフルな交流が描かれています。お人好しで純真な透の優しさは、草摩家だけではなく、読んでいる人の心も癒やしてくれます。読後は優しくて穏やかな気持ちになり、自然と涙が浮かんでくる名作です。
【第3位】BANANA FISH(全20巻完結)
【あらすじ】
舞台は1980年代のニューヨーク。「バナナフィッシュ」という謎の単語を巡って繰り広げられる、ストリートキッズとマフィアの抗争を描いた少女漫画界の金字塔です。IQ180を超える高い知能と卓越した戦闘センスを持つ美少年・アッシュと、カメラマンの助手としてやってきた心優しき青年・英二の絆を描いた物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
幼少期からあまりにもつらい目にあってきた孤独な少年・アッシュ。彼と英二の特別な絆は涙を誘います。特に最終話は号泣せずにはいられない展開なので、人目を気にしないでいい環境で読むことをおすすめします……! ブロマンスが好きな方にはぜひ読んでいただきたい名作です。
【第4位】ぼくの地球を守って(全12巻完結)
【あらすじ】
主人公の亜梨子(ありす)は、植物と交信できる能力を持つ女子高生。ある日、隣に住むイタズラっ子・輪が、前世の記憶を思い出して超能力を覚醒させます。そして亜梨子を嫁にしたいと言い出して……!?
【ここが泣ける!書店員の声】
前世の記憶を持つ男女が登場する壮大なSF恋愛漫画です。次第に絡み合う前世と現世。登場人物たちはなぜ転生したのか……。その理由や前世の物語が明かされ、張り巡らされた伏線を理解すると、とにかく泣けてきます。
【第5位】ガラスの仮面
【あらすじ】
演劇が大好きな貧乏な少女・北島マヤ。ある日、舞台『紅天女』を演じた元大女優・月影千草に出会います。千草は一見平凡な少女マヤの天性の才能に気づき……? 偉大な先生、影で見守ってくれる紫のバラの人、才能と環境に恵まれたライバル・あゆみ。さまざまな人との出会いを経て、マヤは大女優へと成長していきます。
【ここが泣ける!書店員の声】
貧困、負けられないライバル、母親の死……。さまざまな苦悩がマヤを襲いますが、悲しみをバネにしながらひたむきに演劇に打ち込む姿に、何度泣かされたことか分かりません。激動で波瀾万丈な物語が好きな人におすすめです!
【第6位】暁のヨナ
【あらすじ】
平穏な日々を過ごしていた高華王国の皇女ヨナは、初恋の相手・スウォンの謀反で大好きな父親を殺されてしまいます。幼なじみの護衛・ソンと王宮から逃げ出したヨナは、初めての外の世界で数々の試練に立ち向かうことに……。無力な少女が困難に遭いながら、強くたくましく成長する物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
過酷な環境の中、今までお姫様だったヨナが強くたくましくなる姿に胸が熱くなります。シリアスなシーンとコミカルなシーンのバランスがいいので読みやすくておすすめです。強くなりたい女性は特に必見!
動物の泣ける漫画おすすめ6選
最後にご紹介するのは、動物がテーマの泣ける漫画です。動物好きの方なら絶対に泣いてしまう6作品を一気にご紹介します!
【第1位】星守る犬

【あらすじ】
不器用だけど優しいお父さんと、愛犬ハッピーの切ない人生の物語です。お父さんとハッピーの生きざまが描かれた「星守る犬」と、ケースワーカーの視点で、お父さんの旅をさかのぼって見ていく「日輪草」(にちりんそう)の二部で構成されています。
【ここが泣ける!書店員の声】
病気で失業し、家族と家を失い、残ったハッピーと車で旅に出るお父さん。過酷な状況にも関わらず、悲壮感を見せないまま淡々と描かれるお父さんの姿は、ハッピーとの旅を純粋に楽しんでいるようにも見えます。読みながらじんわりと涙が浮かぶ名作です。

2011年6月11日全国東宝系にて映画公開!ハッピーは白くてちいさな子犬。小学生の、みくちゃんに拾われ、エサをくれるお母さん、ぶっきらぼうだけどいつも散歩に連れて行ってくれるお父さんと、幸せな日々を過ごしていた。しかし家族は少しずつ変わっていく…。お父さんが体調を崩し仕事を失ったことをきっかけに離婚、家族はバラバラ、自宅も処分することに。お父さんは、たった一匹そばに残ったハッピーと、故郷を目指し、ボロ車で旅に出る。少しばかり不器用で強がりなだけで、ごくありふれた普通の父親でありながら、どうしようもない立場に追いやられてしまったお父さん。そんな「お父さん」をひたむきに愛し、ついていくハッピー。ときに可笑しく、ときに切ない、限りある生を謳歌するような短くて永い旅がはじまった――。「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2009。「泣けた本ランキング」第1位。「読者が選ぶプラチナ本」第1位ダブル受賞作品!
【第2位】おじさまと猫

【あらすじ】
妻に先立たれた孤独なピアニスト・神田冬樹と、ペットショップで売れ残っていた一匹の猫。初めて猫を飼うおじさまと愛猫・ふくまるのハートフルな日常を描いた物語です。
【ここが泣ける!書店員の声】
タイトルの通り、おじさまと猫の関係がひたすら尊い……! そばに誰かがいてくれる当たり前のようで当たり前ではない幸せ。何気ない日常から幸福な瞬間がにじみ出し涙を誘います。妻が亡くなったときのトラウマで舞台に立てなくなり、音楽教室で働くパパさんことおじさま。周囲の登場人物との交流も温かく、優しい涙が流れます。

ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。日に日に値段が下げられ、見向きもされず、諦めていた猫の前に一人の男性が現れる。彼が告げた言葉とは…「私が欲しくなったのです」これは誰かに愛されたかった猫とおじさまの、心温まる日々を紡いだ物語。【特典画像付き】【付録ファイルについて】・「レンタル」には付録ファイルは含まれておりません。・付録内容は購入済み商品ページよりご確認ください。・動画、音声、壁紙付録はダウンロードしてお楽しみいただけます。・動画の再生には「DMM Player」が必要です。DMM Playerご利用方法※認証が求められた場合は、DMMアカウントの登録メールアドレスとログインパスワードを入力してください。※ご購入前に動作環境をご確認ください。
【第3位】ハッピー!(全33巻完結)
【あらすじ】
主人公・香織と盲導犬ハッピーの物語です。事故により視力を失い、恋人にも浮気されて、生きる気力を失った香織。絶望的な時期にハッピーと出会い、新しい人生を歩み始めます。
【ここが泣ける!書店員の声】
元々目が見えていた香織にとって、視力を失うことは想像もできないほどの苦悩があったはず……。ハッピーというかけがえのない相棒に出会い、少しずつ前向きになりながら人生を歩き出す姿に涙がこみ上げてきます。
【第4位】夜廻り猫
【あらすじ】
心の中で泣いている人たちのもとに現れる、夜廻り猫の遠藤平蔵。温かみがある手書きのタッチで描かれたTwitter生まれの8コマ漫画です。第21回手塚治虫文化賞で短編賞を受賞しました。
【ここが泣ける!書店員の声】
大きな悩みを解決するようなストーリーではなく、人々の小さな悩みや悲しみにさり気なく寄り添う優しい猫の物語です。読んだ後に心に響くものがあり、じんわりと涙があふれる作品です。
【第5位】まっすぐにいこう。(全26巻完結)
【あらすじ】
高校生・若月郁子(わかつき・いくこ)の日常や恋愛模様を、愛犬マメタロウの視点で描いた物語です。2000年に第4回文化庁メディア芸術祭漫画部門の優秀賞を受賞しました。
【ここが泣ける!書店員の声】
恋愛など、日常のほのぼのとした話が中心ですが、複雑な人間の心の動きが絶妙に描かれ、泣けるシーンもあります。健気に郁子を心配するマメタロウが可愛く、犬好きの方におすすめしたい作品です。
【第6位】ルーヴルの猫(全2巻完結)
【あらすじ】
ルーヴル美術館でガイドをしているセシルは、ある日モナリザの解説をしているときに、一匹の白い猫を見つけます。
ルーヴル美術館の屋根裏に住む猫たち。絵画に潜む不思議がメルヘンチックに描かれています。アメリカの権威ある漫画賞「アイズナー賞」受賞作。
【ここが泣ける!書店員の声】
外国の絵本や映画を観ているような、アートな気分にひたれる作品です。かわいい猫たちが擬人化している世界観も独特で唯一無二。優しくて切ない物語に、最後は温かい気持ちで涙が出てきます。
終わりに
仕事や勉強に疲れたとき、人間関係が上手くいかないとき、孤独を感じてしまったとき。人目を気にせず思いっきり泣きたい気分のときもありますよね。そんなときに寄り添ってくれる、泣ける漫画をどくしょ部編集部員が本気で選びました。あなたの心に響く作品と出会えますように!
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