DMMブックス公式Xが展開するソーシャルマガジン「#本とーく」から、今回は高山としのり先生のスペシャルインタビューをお届けします。『時先生は着替えたい』の裏話や制作秘話をたっぷり聞きました!
※インタビューはDMMブックス公式Xに投稿されたものと同じ内容です。
『時先生は着替えたい』の裏話
ーーー早速ですが、『時先生は着替えたい』についてお話を伺えればと思います。
高山としのり先生:はい!よろしくお願いいたします!
ーーー『時先生は着替えたい』を描こうと思ったきっかけなどはありますか?
高山としのり先生:時先生以前の過去作では、年代を問わず読者の皆さんが親しみのある学校を舞台にした学生を主人公にしたものを描いてきましたが、次は何を描こうかと思った時に舞台は変えず視点を変えて、「先生を主人公にした漫画」を描いたらいいんじゃないかと思い、ゆるーいノリでグルメ漫画風のいろんな服をレビューする漫画を考えました。私もですが男子はおっぱいが大きい女性が好きですからね!(小さいのも好きですけど)
ーーー『時先生は着替えたい』でお気に入りのシーンやエピソードはありますか?
高山としのり先生:3巻収録予定28着【特攻服】です。たまには妄想のない話もいいかなと思って作りましたが、ハードなバトル展開(?)もありお色気もあり時先生のやさしさもあり、個人的によくできたと思います!既刊で2巻25着【■子服】も好きです! 時先生を責める言葉が自分でも面白くて好きですね! チャンスがあれば男性声優さんに男役をしていただいた言葉責め音声動画を作りたいですね。
ーーー時先生が着替える服はいろいろなものがあって、毎回次は何を着るのか楽しみなのですが、「まさかこんな服も!?」と驚くこともあります。先生が着る服はどうやって決めているのでしょうか?
高山としのり先生:2巻17着【ボディペイント】みたいな変化球もありますが、有名で王道のみんなの見たい服を!ということを念頭に担当編集さんとの打ち合わせで服のアイデアを出し合っております。打ち合わせのたびに服の案が2~3着増えるので、時先生が着る予定の服はめっちゃくちゃあるんですよ! 100着いけます!(笑)
ーーー時先生の周りにはサマー先生や教頭先生など魅力的でクセのあるキャラクターが登場しますが、生み出すのが難しかったキャラクターはいますか?
高山としのり先生:1巻収録10着【JSファッション】から登場する時先生の生徒の樹木 衣楽々(きき いらら)ちゃんです。先生に刃向かう生意気な子ども……どの程度なら読者さんに問題解決時に爽快感を与えながら、読後にも不快感が残らないキャラになるのか気を使いながら描いた記憶があります。10着のストーリーが終わってからも素直だったり生意気だったり、いいキャラになってくれたと思います。
ーーーもし、作品の世界の住人になるとしたら、友人や兄弟/家族など、どのポジションで誰と何をしてみたいですか?
高山としのり先生:2巻収録19着【チャイナドレス】に登場の時先生の生徒の、浜渚(はま・なぎさ)ちゃんの中華料理屋さんで、お客さんになってチャイナドレス姿の渚ちゃんに接客してもらいながら食事してみたいですね!
ーーー普段の時先生と妄想の中の時先生のギャップが魅力だと思うのですが、描く上で気をつけているところや意識していることはありますか?
高山としのり先生:【服が好き!】【実はスケベ】なのが時先生だと思いますが、【教師であり生徒を大切に思っている】【家族や友達を大切に思っている】ところが重要だと思っています。【素敵な人がスケベ】それがいいんだと思っています。
ーーータイトルの通り、時先生は服が好きで「いろいろな服に着替えたい」と思っていますが、
先生ご自身が「〇〇したい」というもの(こと)はありますか?
高山としのり先生:私も中年のおっちゃんになってしまい食事面で塩分控えめにしておりますので、塩分を気にせず「ラーメンしこたまたべたい」ですね!
ーーー現在コミックが2巻まで発売されています。次はどんな服を着るのかどんな妄想が展開されるのか毎話楽しみなのですが、今後の注目ポイントを教えてください。
高山としのり先生:時先生はなぜ教師になったのか? なぜ服が好きなのか? そのきっかけになるようなエピソードを服に絡めて描きたいと思っています。あと短いページ数で展開される外伝エピソードでは、時先生以外のキャラクターが主人公なったりして違う読み味になっていたりするので、そこらへんも見ていただけたらと思います。
高山としのり先生の執筆秘話
ーーー先生ご自身のことについてもお伺いできればと思います。漫画を描き始めたのはいつ頃ですか? また、漫画家になろうと決めたきっかけなどはありますか?
高山としのり先生:私が子どものころ、小学4年生くらいのころ、たぶん時効だから言いますが、みーんな早売りの少年ジャンプを買っていたんですよ。【ドラゴンボール】【幽遊白書】【スラムダンク】の三枚看板の時代です。あの時代の漫画の熱が私に漫画家になれと言いました!
漫画を描き始めたのはもうちょっと前で、小学二年生くらいのころ、月刊少年ジャンプに連載していた【われらホビーズ ファミコンゼミナール】という漫画が好きでその漫画をまねてファミコンの裏技を紹介する漫画を描いていました。誰かに見せるわけではなく自分で描いて自分だけで楽しんでいました。その頃は人に漫画を見せるということは恥ずかしくてできませんでした。
ーーー執筆活動をしていて、印象に残っている出来事はありますか?
高山としのり先生:ほほえましい失敗談ですが、少年ジャンプ・ジャンププラスで連載させていただいていた時期にサイン会を開いてもらえることになり、サイン会当日、私の前にファンの方々が大勢いらっしゃって、私は嬉しくて舞い上がって本来ファンの方の目の前で「〇〇様へ」とファンの方に宛てて私のサインを色紙に描くんですが、あまりの緊張で「高山としのり様へ」と自分に宛てて自分のサインを描いてしまったことがありまして、スタッフの方もファンの方もみんな笑ってましたね! 恥ずかしい!(予備の色紙もあったのでファンの方には改めて別のサイン色紙をお渡ししました)
ーーー執筆や作品のネタを考える際になくてはならないものや手放せないものはありますか?
高山としのり先生:健康のためでもあるのですが毎日一時間ほど散歩に行って、いろんな人やものを見かけることでアイデアが沸く気がします。道行く人の服はアイデアとしては直接的なものですが、スーパーのチラシなども間接的に服につながるアイデアをもらえる場合はあります。2巻20着【鬼コス】もスーパーのチラシで一月前くらいから恵方巻の予約をしていて、そのチラシを見て節分に合わせたコスチュームを考えた気がします。キャラクターのネタなどはテレビやネットを参考にアイデアを自分の中で練ったりします。
ーーー作品の執筆時に行っているルーティーンがあれば知りたいです。
高山としのり先生:作業工程は、
1、ネームを描く
2、ネームを下絵にしてコマワリ
3、ネームを下絵にしてキャラペン入れ
4、背景指定
5、アシスタントさんに背景作画の依頼
6、背景の入った原稿にベタ入れ
7、トーン作業、微修正
この流れで一話を作っております。ルーティーン…Youtubeで作業用BGMや、ニコニコ動画でゲームのRTA(リアルタイムアタック)解説動画をリピート再生したりします!
ーーー今後描いてみたいジャンルやテーマはありますか?
高山としのり先生:熱い少年漫画のバトル漫画ですね! ほんのりエッチなのは入れますよ! 日本文芸社様! 少年ゴラク! まってますよ!
ーーー最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします。
高山としのり先生:読者の皆様! お目を通していただきありがとうございました! DMMさんにもこの機会を設けていただき大感謝です! おかげさまで時先生は出ている巻数はまだ少ないですが2年半くらい続いております! これからも読んだ後に少し疲れが取れるようなそんな漫画を描いていきたいと思います! これからも応援していただけると嬉しいです! 本日はありがとうございました!
終わりに
毎回時先生がどんな格好をするのかがドキドキしながら楽しめる『時先生は着替えたい』。今後の展開も楽しみですね!
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