DMMブックス公式Xが展開するソーシャルマガジン「#本とーく」から、今回は砂履シンシャ先生のスペシャルインタビューをお届けします。『同じギルメンの声が好き』の裏話や制作秘話をたっぷり聞きました!
※インタビューはDMMブックス公式Xに投稿したものと同じ内容です。

何にも紛れない、 あなたの声が好き――。「初めてサメさんの声聞いた時から…まじで超好きっす…」平穏で平凡な生活を送っているゲーム好きリーマン・鮫口明日奏は、ある日、いつも一緒に遊んでるゲームのギルメンたちにオフ会に誘われる。しかし、いざ足を運んでみると、ドタキャン続きでオフ会の開催は怪しい雲行きに……。帰ろうとした時、鮫口に声をかけてきたのは、ボイスチャットで発言ゼロのレアキャラのギルメン・HN「ごま団子」。その正体は、なんと一回りは年下の女の子だった!彼女は妙に積極的で、オフ会は2人だけで開催されることになり――!?リーマン(32)×女子大生(19)の、’声が繋ぐ ’ちょっと危うい年の差ラブコメディ、開幕!本書は、ナンバーナイン配信の電子書籍 『同じギルメンの声が好き【連載版】』1-3巻を収録し、描き下ろしを加えたものです。電子書籍版とは収録範囲が異なりますが、 ぜひどちらも手に取っていただき、作品の世界をお楽しみください!
『同じギルメンの声が好き』の裏話
ーーー「同じギルメンの声が好き」は顔が見えないオンラインゲームから始まるラブコメですが、描こうと思ったきっかけなどはありますか?
砂履シンシャ先生:自分がかつてオンラインゲームにドはまりしていた時期があったので、いつかオンゲを題材にした話は描いてみたいな~~~と思っていました。加えて、自分がオンゲをやっていたときに同じギルドにめちゃくちゃイケボなひととカワボなひとがいたという経験も大きいです。毎秒耳が幸せになれるので、声が良いってことはネット上においてとんでもなく強い要素だな!ってなったのがきっかけです。
ーーー「同じギルメンの声が好き」でお気に入りのシーンやエピソードはありますか?
砂履シンシャ先生:なんだかんだ、1話の「ほんとはサメさんも 時間すぎてるのわかってたっすよね…?」が気に入ってます。ほんとは寝たほうがいい、ほんとは帰ったほうがいいとわかっているけどこの時間を引き延ばしたい……ちょっとした罪悪感を共有するシーンが描けたかなと思っています。自分はゲームやってるときにそうなります。ほんとは時間すぎてるのはわかってました。でもやっちゃう……。
ーーーサメさんのイケおじっぷりや、八雲ちゃんのあざとさなど魅力的でお似合いなふたりですが、キャラクターはどうやって生まれたのでしょうか?
砂履シンシャ先生:歳の差のある男女カップルを描くのが好きなので、絶対歳の差にするぞというのは前提にありました。おじが若い女の子にたじたじになってる姿がみたいんです。とくに30代は10~20代からみたら年上だけど、社会のなかでは当然まだまだ若者扱いで、一番自分の立ち位置が不安定な時期ではないでしょうか?自分に諦めてもいいのか、まだ諦めちゃダメなのか。そういう時期の人のところに「まさに今を生きています!」という年齢の子がやってきたら?考えるだけで楽しいですね。そんな感じでこのふたりが出来ました。あとはキャラクターふたりが並んで「なんかありそうだな」「この二人ってどういう関係なんだろう?」「絡みが見たいな~」と思える組み合わせにしたいというのは大事にしてます。
ーーー生み出すのが難しかったキャラクターはいますか?
砂履シンシャ先生:ギルメンにおいてはないです。
ーーーご自身に近いキャラクターや、友達・恋人にするならこのキャラクターというのはありますか?
砂履シンシャ先生:自分に近いキャラクターはこれ!っていうのはないです。ただ自分の要素、または自分の経験で出会った人物がバラバラにキャラクターにちりばめられてはいるんじゃないかと思います。友達・恋人にしたいのは箸休めさんです。一緒にいて一番楽しそうだし優しそうだと思うので。
ーーー感情に合わせてコロコロ変わる八雲ちゃんの表情がとても可愛いなと思うのですが、表情の変化など作画で気をつけていることや工夫していることがあれば教えてください。
砂履シンシャ先生:眉のかたち、目の開き具合、口の開け方と、一ミリ単位で感情が変わるので一番書き直すのは表情です。輪郭の中は自分が使用するペン設定の中で一番細いペンを使って細かく描きます。最近は口を思いっきり三角形にしたりだとか、現実だとできない形にすることでデフォルメかけちゃうのが好きです。
ーーータイトルにあるように、「声が好き」というところから始まる恋ですが、初対面の人に対して思わず注目してしまう部分とかはありますか?
砂履シンシャ先生:あえて挙げるなら目でしょうか。目って人体の宝石みたいできれいだな~と思うので。
ーーー八雲ちゃんはサメさんの声を聞くとQOL爆上がりしていますが、これをすると(これがあると)幸せになれる・QOLが上がると感じること(もの)はなんですか?
砂履シンシャ先生:う~ん、旦那の笑顔?
ーーー2巻からは同じギルメンの子やサメさんの友人など登場人物も増え、この先のふたりの関係や展開がとっても楽しみです。今後の見どころや注目ポイントなど教えてください。
砂履シンシャ先生:登場人物が増えつつ、フォーカスしていくのはサメと八雲の関係性ですので、引き続き、ふたりに注目していただければと思います!
砂履シンシャ先生の執筆秘話
ーーー先生ご自身のことについてもお伺いできればと思います。漫画を描き始めたのはいつ頃ですか?また、漫画家になろうと決めたきっかけなどはありますか?
砂履シンシャ先生:大学4年の時に卒論やりたくなさで描き始めました。その時は趣味で、商業に出すとか人に読んでもらうために描くとかは全然考えてなかったです。ネームさえも描かずに気ままにそのとき描きたいものを描いてたので……。卒業後にいろいろ紆余曲折ありつつ職場を転々としてゲーム会社で働いてるときに、自分で0から全部作れる漫画家って仕事、もしかしたらめちゃくちゃ自分にあってるのでは?と思い立って改めてちゃんと漫画描こうかなって思ったのがきっかけです。
ーーー執筆活動をしていて、印象に残っている出来事はありますか?
砂履シンシャ先生:声優さんの収録現場に行けたのは印象に残りました。他業種のプロの仕事ってやっぱり見ていてものすごい刺激になりますし、知らないことばかりだから純粋に楽しかったです。とても圧倒されました。
ーーー執筆や作品のネタを考える際になくてはならないものや手放せないものはありますか?
砂履シンシャ先生:アナログならメモ帳と三色ボールペン。デジタルならiPadと折り畳みキーボードですかね。メモ帳は持ち運べるサイズで、三色ボールペンはやっぱりちゃちゃっと何かを描くのに便利なのでこのふたつがあればアイディアの書留めには困らないですね。考えがまとまり切ってないときに雑に書き出したいときはアナログのほうが楽です。制約がないので。あとはiPadと折り畳みキーボード。こちらはある程度考えがまとまってきたら使います。例えばある程度の話の流れだとかセリフが決まっていたらテキストに打ち込んでおけばデジタル原稿に流し込めるので。それと昔はネームを紙に書いてましたが、今は効率化を図ってiPadで描くようにしたのでネームを描くときはiPadを使います。
ーーー作品の執筆時に行っているルーティーンがあれば知りたいです。
砂履シンシャ先生:ルーティン作り頑張りたいなという段階です!とりあえず基本的に9〜18時は執筆に充てています。仕事の時間をより濃縮させるためにどういうルーティンがあればもっとうまく駆動するかは日々考えたり実行して試行錯誤中です。
ーーー今後描いてみたいジャンルやテーマはありますか?
砂履シンシャ先生:ファンタジー描きたいです。
ーーー最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします。
砂履シンシャ先生:いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます!これから読んでくださる皆様もありがとうございます!ギルメンは書き出した当初からこういうラストにしたいなーというシーンがあるので、それに向かって執筆がんばります!
終わりに
『同じギルメンの声が好き』、今後の展開が待ちきれないですよね。気になっていたけれどまだ読んだことがないという方は、無料で試し読みもできるので、まずは気軽にチェックしてみてください!
DMMブックスなら『同じギルメンの声が好き』が最大28%pt還元で読める! ぜひDMMブックスでお得に漫画を楽しんでくださいね。

何にも紛れない、 あなたの声が好き――。「初めてサメさんの声聞いた時から…まじで超好きっす…」平穏で平凡な生活を送っているゲーム好きリーマン・鮫口明日奏は、ある日、いつも一緒に遊んでるゲームのギルメンたちにオフ会に誘われる。しかし、いざ足を運んでみると、ドタキャン続きでオフ会の開催は怪しい雲行きに……。帰ろうとした時、鮫口に声をかけてきたのは、ボイスチャットで発言ゼロのレアキャラのギルメン・HN「ごま団子」。その正体は、なんと一回りは年下の女の子だった!彼女は妙に積極的で、オフ会は2人だけで開催されることになり――!?リーマン(32)×女子大生(19)の、’声が繋ぐ ’ちょっと危うい年の差ラブコメディ、開幕!本書は、ナンバーナイン配信の電子書籍 『同じギルメンの声が好き【連載版】』1-3巻を収録し、描き下ろしを加えたものです。電子書籍版とは収録範囲が異なりますが、 ぜひどちらも手に取っていただき、作品の世界をお楽しみください!
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