忍者が暗躍する現代日本を舞台に、下忍の主人公を中心にさまざまな忍者の活躍を描いた『アンダーニンジャ』。2025年1月24日に実写映画が上映され、大きな話題を呼んでいますよね。そこで今回は、漫画通のDMMブックスの書店員が『アンダーニンジャ』のあらすじ、魅力や見どころ、キャラ一覧などをネタバレありで深掘り解説します。
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目次
作品情報
【原作】
花沢健吾(講談社『ヤングマガジン』連載)
あらすじ
かつて日本に存在した「忍者」組織は、太平洋戦争終結後にGHQによって解体され、消滅したかにみえていました。しかし、彼らはNIN(National Intelligence of NINJA)という組織として、政府と複雑に絡み合いながら国民の監視をするなどして秘密裏に活動し続け、今やその数はなんと20万人! しかし、一部の忍者は職にありつけず、ニート同様の暮らしをしている者もおり、主人公・雲隠九郎もその1人でした。

そんなある日、九郎の元に中忍の加藤が訪れ、ついに「任務」が与えられます。それは講談高校への潜入でしたが、目的は明かされないまま依頼をこなすことに。この任務をきっかけに、NINと敵対するもう一つの忍者組織UN(アンダーニンジャ)との戦いに巻き込まれていきます。

『アンダーニンジャ』主要キャラ一覧
まずは『アンダーニンジャ』に登場する要チェックなキャラクターを一覧でご紹介します。
雲隠九郎(くもがくれ・くろう)

ニート同様の生活をしていた青年。雲隠一族の末裔であり、一族最強といわれる霧隠虹郎の全ての忍術を継承しているといううわさも。下忍ですが戦闘力はトップクラス。苗字の人口ランキングに興味があるようで、他人の苗字の全国順位を即時に回答できます。とらえどころがなく何を考えているのかわからないキャラクターです。
加藤(かとう)

宅配便の配達員として潜伏している中忍。九郎に任務を持ってくる上司的な立ち位置です。音や気配を消すことができ、同じ忍者でさえ気がつくのが難しいほど。部下の鬼首を従え独断で行動した末にあるミスを犯し……?
野口彩花(のぐち・あやか)

九郎が潜入する講談高校の生徒。クラスの上位グループにいましたが、あることがきっかけでグループからハブられています。補習を受ける際に、転入試験を受けにきた九郎と出会い、その後交流を深めるようになります。瑛太とは幼なじみ。
鈴木(すずき)

小説家の担当編集者として潜伏するくノ一。高等忍術学校の卒業式では、くノ一学科の最優等生に選ばれたエリートです。わざわざ加齢臭を嗅ぎに行くほどの親父好きの匂いフェチですが、若者の匂いは嫌いで学校に潜入した際はマスクをしています。
山田美月(やまだ・みつき)

講談高校の生徒。学校一の美女でクラスのマドンナですが、鼻くそを食べるなどの奇行が目立ち、別の意味でも一目置かれるミステリアスな存在。超人級の腕力を持っています。
蜂谷紫音(はちや・しおん)

NINの上位存在「七人衆」のトップである多羅の孫であり、自身を次期七人衆頭と称しています。常にくまのぬいぐるみを持ち歩き愛らしい雰囲気ですが、色仕掛けの『第二種房中術』技術者。見かけによらず高い実力で任務の対応をします。
日比奇跡(ひび・ミラクル)

九郎の忍術学校時代の同級生で、卒業試験の際に落雷ポイントまで誘い込まれ重傷を負ったことから九郎に恨みを持っています。自分もろとも感電させる電撃パーカーを使用して戦いますが、落雷事故がきっかけで耐電体質になったためダメージは少ないようです。
瑛太(えいた)

講談高校の生徒。九郎に下着泥棒の現場を押さえられてテロリストの捜索を命じられます。男子からイジメられ、女子トイレを盗撮しようとしたことがバレて女子にも味方がおらず、不登校に。家でゲームばかりしていましたが、九郎に誘われてビビりながらも学校へ行くようになります。
『アンダーニンジャ』魅力・見どころ
ここでは『アンダーニンジャ』の魅力や見どころをご紹介します
“現代”の忍者の世界観

現代日本に潜む忍者たちの活躍を描いた本作ですが、その「現代」という点が本作の見どころです。配達員や区役所の職員、コンビニ店員などの身近な職業や市民を装っている、約20万人もの忍者たち。こうした日常の中に忍者を溶け込ませることで、フィクションがより現実味を帯びてきます。
また、細やかな忍者の設定もリアリティを増すポイントの一つ。主人公たちが属する忍者組織NINには階級制度や独自のルールがあり、下忍は任務に必要な最低限の情報しか与えられずに命がけの戦いに挑まなくてはいけません。
そして常に危険と隣り合わせの生活と思いきや! 一般人とコメディのようなやりとりをする日常パートもまた見どころ。笑って気を抜いているとすぐさま殺し合いが始まる……。そういった緊張感の緩急が独特な世界観を醸し出しています。
謎が謎を呼ぶ展開

シンプルな対立だけでなく、多くの意図が絡み合う複雑な展開も本作の魅力ではないでしょうか。防衛省や警察庁と関係が深いNINと、国家崩壊を企むUNとの抗争という対立構造に、NIN内部での覇権争いや、敵対組織とのつながりを感じさせる元上忍の存在、さまざまな思惑が交錯していく濃厚なドラマに思わずのめり込んでしまいます。
他にも、かつて伝説とされていた雲隠一族の謎や講談高校に隠されたとある場所などなど……。小さい謎から大きな謎、張られた伏線に少しずつ見えてくる情報に、ワクワク感とヒリヒリ感を常に味わい続けられます。
ハイテク技術×アクション

忍者といえば、まきびしや手裏剣などの忍具を思い浮かべる方も多いでしょうが、本作では従来の忍具を科学の力で改良したハイブリッドな忍具が登場! そのスタイリッシュさはアクションシーンでのスパイスになっています。ドローンで敵を追跡する手裏剣や、「遁(とん)」と呼ばれるレーザーで攻撃をする衛星など、スパイ映画顔負けのラインナップです。
またよく使われる道具の背景と一体化する光学迷彩スーツ「摩利支天」は、NIN、UNともに多くの忍者が使用しており、過激化していくバトルシーンにおいて重要なアイテムです。そういった、SF要素が詰まったハイテク技術と、パルクールのような立体的で読み応えのあるアクション描写も興奮するポイントです!
2025年1月24日(金)から実写映画の上映スタート!
【スケジュール】
2025年1月24日(金)から上映開始
【主題歌】
「doppelgänger」Creepy Nuts
【主な出演者】
雲隠九郎/山﨑賢人
野口彩花/浜辺美波
加藤/間宮祥太朗
鈴木/白石麻衣
終わりに&本作が好きな方は、こちらの作品もおすすめ
今回は『アンダーニンジャ』のキャラクターや魅力・見どころをご紹介しました。現実世界が舞台なので実写映えはもちろん、ガジェットを駆使したアクションは映像映えもしそうなので、実写映画に大きく期待できますね! 本作がお好きな方は、「ムジナ」と呼ばれる人権を持たない存在が殺し屋として人を殺める人権バトルアクション『MUJINA INTO THE DEEP』や、テロリストとして育てられた主人公が故郷の日本で平和に暮らそうとするサスペンスアクション『平和の国の島崎へ』などもおすすめです。
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