主人公たちが夢や目標に向かって努力する姿、仲間との絆、手に汗握る試合展開など、スポーツ漫画にはたくさんの魅力があります。スポーツに熱い青春をかけるキャラクターたちの物語に没入して感動したい、成長を見届けたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では年間1,000作品近く漫画を読んでいるDMMブックスの書店員が、スポーツ漫画を徹底ガイド! サッカー、野球、バスケ、テニスなどさまざまなスポーツ漫画のおすすめ作品を67作品集めました。胸が熱くなる名言・名シーンの紹介や、独自に作成したおすすめランキングもあるので、要チェックです!
目次
【おすすめスポーツ漫画】紹介ジャンル一覧
この記事では全11ジャンルに分けて、おすすめのスポーツ漫画をご紹介しています。気になるスポーツの章をチェックしてくださいね!
・【おすすめスポーツ漫画】サッカー編
・【おすすめスポーツ漫画】野球編
・【おすすめスポーツ漫画】バスケ編
・【おすすめスポーツ漫画】バレー編
・【おすすめスポーツ漫画】テニス編
・【おすすめスポーツ漫画】卓球・バドミントン編
・【おすすめスポーツ漫画】陸上・自転車編
・【おすすめスポーツ漫画】ラグビー・アメフト編
・【おすすめスポーツ漫画】格闘技編
・【おすすめスポーツ漫画】ダンス・バレエ・フィギュアスケート編
・【おすすめスポーツ漫画】その他のスポーツ編
【おすすめスポーツ漫画】サッカー編
まずはおすすめのサッカー漫画をご紹介します。スポーツ漫画のなかでも王道の胸が熱くなる名作たちをお楽しみください!
アオアシ

【名言・名シーン解説】
サッカー漫画の主人公といえばFWに配置されるのが定番。『アオアシ』でも主人公の青井葦人(あおい・あしと)は序盤はストライカーとして活躍しますが、第6巻の末尾でなんとDFに配置換えという衝撃的展開を迎えます。葦人と一緒に読者も度肝を抜かれるようなシーンです。
【書店員イチオシポイント】
才能を秘めながら、馬鹿正直な性格で損をしている主人公・青井葦人は、東京のユースチーム監督・福田達也の目に止まったことで、思わぬ方向へと成長していくこととなります。合理的なトレーニングや戦略が描かれることに定評のある作品で、冷静だからこそ熱い展開が楽しめます。2022年にはアニメ化もされた人気作です!
GIANT KILLING

【名言・名シーン解説】
第1巻第1話、作品名でもある「ジャイアント・キリング」の意味が達海の口から語られる、この漫画全体を象徴するかのような台詞です。どんな「楽しいこと」を成し遂げてくれるのか、このシーンで期待が一気に高まります!
【書店員イチオシポイント】
引退した元プロサッカーのスター選手・達海猛は、天才的な指導力の持ち主。かつて所属していたサッカークラブ・ETUに招かれ、監督を務めることとなります。戦略や計画、トレーニング法など、裏方的な要素のおもしろさをより前面に出して描かれた、新感覚のスポーツ漫画です!
ブルーロック
【書店員イチオシポイント】
デスゲーム的な要素とサッカーを組み合わせた、異色のスポーツ漫画です。W杯優勝のために作られた謎の施設「ブルーロック」。そこでは300人の高校生ストライカーが集められ、最後の1人になるまで戦わせることで、最強の選手を育成しようとしています。チームプレイをかなぐり捨てた、エゴイストだらけのサッカー漫画! アニメも2022年には第1期が、2024年には第2期が放送されています。
DAYS(全42巻完結)
【書店員イチオシポイント】
努力と成長の、王道少年サッカー漫画です! 優しくて気弱な柄本つくしは、あるきっかけで天才サッカー少年・風間陣と出会います。サッカーどころか運動経験すらほとんどないつくしですが、ひたむきな根性で食らいつき、その熱量は周囲の意識をも変える力を秘めています。まさに少年漫画のド真ん中を行くような作品で、王道好きの方におすすめです!
ホイッスル!(全15巻完結)
【書店員イチオシポイント】
サッカー強豪校に所属していながら、背の低さが原因でずっと3軍にいた少年・風祭将。無名の中学校に転校した彼でしたが、そこで転機が訪れます。主人公をはじめ、繊細な思いを胸に秘めた登場人物が多く、それぞれの葛藤を乗り越えていく姿が感動的です。丁寧な人物描写のサッカー漫画を探している方におすすめ!
BE BLUES!〜青になれ〜(全49巻完結)
【書店員イチオシポイント】
天才サッカー少年だった一条龍は、全国大会目前で交通事故にあい、戦線離脱してしまいます。2年のリハビリの末、ようやくピッチに戻った彼は、2年分の空白を努力で少しずつ埋めていきます。日本代表の青いユニフォームを目指し、挫折を乗り越えていく主人公の姿に熱い勇気をもらえる漫画です!
キャプテン翼(全21巻完結)
【書店員イチオシポイント】
日本のサッカー漫画は、この作品を抜きにしては語れません。天才サッカー少年・大空翼を主人公として、少年たちのサッカーに賭ける青春が描かれます。超人的な必殺技が次々繰り出されることでも有名です。未読の方も、ぜひ色あせない名作を令和に体感してみてください! 連載はいったん終了しましたが、現在も続編がネーム状態で公開され続けています。
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【おすすめスポーツ漫画】野球編
この章では、おすすめの野球漫画を7作品ご紹介します。長く語り継がれる名作から、今話題の作品まで、人気作をピックアップしました!
ダイヤのA(全47巻完結)

【名言・名シーン解説】
甲子園の切符を懸けた地区大会の決勝戦で、主人公・沢村栄純は8回裏の場面に挑みます。決着が目前に迫る中、沢村の脳裏を駆け巡ったのはチームへの万感の思いでした。彼らの歩みと成長を物語るような名シーンです!
【書店員イチオシポイント】
野球のおもしろさを真っ向から描いている、まさに王道の野球漫画です。主人公はとにかく前向きで伸びしろ抜群。名門校でライバルや先輩たちに揉まれ、すさまじい速度で成長していく姿にワクワクさせられます。野球のルールに詳しくなくても入り込める、秀逸なストーリー構成も魅力の一つです!
続編の『ダイヤのA act2』はこちら!
ROOKIES(全15巻完結)

【名言・名シーン解説】
不良ばかりの野球部員たちが少しずつまとまり、やっとこぎつけた他校との練習試合。「草野球」と馬鹿にされながらも、勝つために本気で挑む部員たちのプレーは、徐々に観衆を夢中にさせていきます。熱血教師・川藤のもとでチームが一丸となる熱いシーンです!
【書店員イチオシポイント】
主人公・川藤幸一の熱血指導に対し、くすぶっていた不良たちが心を開いていく様子に胸が熱くなる名作です。野球漫画と不良漫画、どちらの角度から見ても完成度が高く、幾度もメディア化されています。主役級のキャラクターたちだけでなく、サブ的な立ち位置の生徒から教師に至るまで魅力たっぷりなのも特徴。令和になっても色あせることのない、不良×青春×野球漫画の名作をお楽しみください!
MAJOR(全78巻完結)
【書店員イチオシポイント】
主人公・吾郎が野球選手として大成していく人生を、78巻というボリュームで描いた超大作です。主人公の成長をじっくり見守れる作品を読みたい方におすすめ。長編ではありますが、迫力ある絵柄と緻密なストーリーによって、あっという間に読み進められますよ。第6シリーズにわたってアニメ化もされており、根強い人気を誇る王道野球漫画の一つです!
おおきく振りかぶって
【書店員イチオシポイント】
「弱気で卑屈なエース」という切り口が斬新な野球漫画です。そんな主人公の三橋廉(みはし・れん)に対し、バッテリーを組むキャッチャー・阿部隆也は「俺様」気質で、正反対に見える2人がともに成長していく過程は読み応え抜群! 青春を感じる野球漫画や、主人公の成長物語が好きな方にぴったりの作品です。
ダイヤモンドの功罪
【書店員イチオシポイント】
「このマンガがすごい!2024」オトコ編1位に輝いた、大注目の野球漫画です。運動の才に恵まれるあまり、いつも孤立してしまう主人公・綾瀬川次郎。主人公は野球と出会って「楽しさ」を感じますが、その一方で彼の才能に打ちのめされたり、恐怖を覚えたりする人たちも多く、才能をめぐるシビアな人間模様が克明に描かれています。主人公は小学生とは思えない野球観の持ち主なので、野球好きの方、天才が登場する物語が好きな方にぜひ読んでいただきたい作品です!
忘却バッテリー
【書店員イチオシポイント】
「智将」と呼ばれた切れ者捕手、要圭(かなめ・けい)が記憶喪失になってしまい、素人の状態から野球を始める……という斬新な設定の野球漫画です。2024年4月にはアニメ化もされました。相方の清峰葉流火(きよみね・はるか)を筆頭に、登場人物も「クセ強」ばかり。野球のおもしろさや厳しさを描きつつ、ギャグとシリアスのギャップも楽しめる作品です!
キャプテン(全15巻完結)
【書店員イチオシポイント】
巨匠・ちばあきおが描く、昭和の傑作野球漫画です。真面目で純朴な主人公・谷口タカオがキャプテンとなり、弱小野球部の仲間たちとともに成長していきます。実力が足りなければ努力で補い、ひたむきに野球へ取り組む姿勢はまさにスポーツ漫画の王道! 時代を超えて愛される名作をぜひお楽しみください。続編の『プレイボール』もおすすめですよ。
『プレイボール』はこちら!
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【おすすめスポーツ漫画】バスケ編
運動量の多いバスケは、漫画にしても迫力満点! ダイナミックな画面が楽しめる作品をピックアップしました。
リアル

【名言・名シーン解説】
バスケをやめ、バイク事故を起こし、何もかもうまくいかずに停滞していた男・野宮朋美。そんな折、車椅子でドリブルしていた戸川清春と出会います。この2人のバスケ勝負から物語が動き出してゆく、大切な出会いのシーンです。
【書店員イチオシポイント】
『SLAM DUNK』でおなじみの井上雄彦による、障害者スポーツである車椅子バスケをテーマとした漫画です。車椅子ならではの激しい衝突やスピード感は迫力満点! また、いろいろな理由で歩行困難となった人々、あるいはその原因となる事故を起こした加害者の事情まで、登場人物たちの心情が細やかに描かれているのも大きな魅力です。
黒子のバスケ(全30巻完結)

【名言・名シーン解説】
バスケ部への入部直後、1年対2年でミニゲームを行うことになった主人公・黒子テツヤ。絶妙な影の薄さでパスを通す一方、あまり得意ではないシュートは外してしまいます。それを補うように見事なダンクを決める同級生・火神大我。名コンビの誕生に期待が高まるシーンです!
【書店員イチオシポイント】
主人公の黒子は、自身の存在感のなさを利用して、相手から見えないパス回しをする斬新なキャラクター。彼のほかにも多種多様な特殊能力を持つ選手たちが次々に登場します。そうした能力のやりとりによって、頭脳戦的な試合展開を楽しめるのが本作の特徴です! 2012年にはアニメ化も始まり、第3期まで放送されました。
あひるの空
【書店員イチオシポイント】
低身長ながら圧倒的なテクニックを誇る主人公・車谷空は、不良だらけの高校でバスケ部再建を目指します。試合シーンがとにかくカッコよく、やさぐれていた部員たちが少しずつバスケに熱中していく様子も感動的。連載時期が長い作品だけあり、初期に登場するアイテムや単語は今見ると平成レトロっぽくも見えて楽しいです。大ボリュームの物語に浸りたい方におすすめ!
switch(全15巻完結)
【書店員イチオシポイント】
世界一の選手を目指す双子の兄弟の物語! 登場人物の身体の描き方が非常にダイナミックで、大胆なアングルのコマが多く、見ていて飽きません。また、主役も含めてクセの強いキャラクターが揃っているのも魅力の一つ。彼らの強烈な個性と、スポーツ漫画の王道展開が絶妙に組み合わされています。作者が現在連載中の『レッドブルー』も要チェックです。
I’ll(全9巻完結)
【書店員イチオシポイント】
才能に恵まれているのに周囲との距離感を埋められない立花茜と、バスケットボールの名家に生まれながらもバスケに嫌気がさしていた柊仁成。彼らを中心に展開される、青春バスケ漫画です。迫力のある試合シーンだけでなく、キャラクターたちの心情に迫る豊かなストーリー表現も魅力的。人間模様を深く楽しみたい方にぴったりのバスケ漫画です!
DEAR BOYS(全12巻完結)
【書店員イチオシポイント】
バスケ名門高校出身の哀川和彦は、転校先の高校で廃部寸前のバスケ部を復活させるべく奮闘します。バスケの描写はもちろん、ラブコメ漫画としての側面もあり、恋愛シーンが多いのが特徴。現在も『DEAR BOYS ACT4』として連載が続いている、バスケ漫画の古典とも言うべき作品です。
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【おすすめスポーツ漫画】バレー編
この章では、おすすめのバレー漫画を5作品ご紹介します。作品の世界にどっぷり浸れる長編から、手軽に読めて充実感の高い短編まで、バラエティ豊かな作品をお楽しみください!
ハイキュー!!(全45巻完結)

【名言・名シーン解説】
天才セッター・影山は、独善的にプレーしていた中学時代を悔いていました。高校へ進学し、バレー部への入部をかけた勝負中、トスを上げても誰も取ってくれなかった記憶が蘇ります。そんな影山の後悔を振り払うかのように、「ここに居る」とトスを要求する主人公・日向。最強コンビの誕生を予感させる、第1巻の名シーンです!
【書店員イチオシポイント】
日本だけでなく、海外をも熱狂させた傑作バレー漫画です。背は小さくても驚異的な身体能力を持つ主人公・日向翔陽(ひなた・しょうよう)と、天才的なトスの精度を持つ影山飛雄(かげやま・とびお)。衝突しながらも徐々に絆を深めていく2人を軸に、バレーの楽しさを真正面から描いています! 2014年から長期にわたってアニメが放映されるなど、抜群の知名度を誇る名作バレー漫画です。
ハリガネサービス(全24巻完結)

【名言・名シーン解説】
主人公の下平鉋(しもだいら・かんな)は、一見すると何をやらせてもポンコツなバレー部員。しかし、1試合に1球あるかどうかのネットインサーブを「狙って」打てることが判明します。下平の驚異的な才能が垣間見えるシーンです。
【書店員イチオシポイント】
過去に故障した影響でサーブに特化した下平をはじめ、一芸に秀でたキャラクターたちが数多く登場するバレー漫画です。設定こそユニークですが、弱点を持つ主人公が努力して成長する展開からは王道スポーツ漫画の熱さを感じます! アタッカー以外の活躍もたくさん見たい方、個性派のバレー漫画を読みたい方にぴったりの作品です。
また、続編の『ハリガネサービスACE』もぜひあわせてご覧ください!
『ハリガネサービスACE』はこちら!
神様のバレー
【書店員イチオシポイント】
相手チームを分析し、ベンチ外から指示する「アナリスト」に焦点を当てた斬新な設定のバレー漫画です! 主人公・阿月総一が立てる作戦は何手も先を読んだものばかりで、彼は自分で「嫌がらせ」と自称するほど。選手だけでなく、ときには観客まで彼の多彩な戦術に巻き込まれていきます。頭脳派のスポーツ漫画を読みたい方におすすめです!
バレーの球語(全3巻完結)
【書店員イチオシポイント】
元バレー部エースながら、現在は自堕落な日々を送っていた主人公・冴島春男。そんな彼が高校の女子バレー部コーチに抜擢されるという物語です。春男も女子部員たちも、それぞれ悩みや葛藤を抱えており、彼らが心を通わせていく過程に胸が熱くなる漫画です。女子が活躍するバレー漫画が好きな方、気軽に読める作品を探している方におすすめ!
アタックNo.1(全12巻完結)
【書店員イチオシポイント】
昭和の時代に少年少女たちを夢中にさせた、バレー漫画の金字塔です! 成績優秀でスポーツも大好きな主人公・鮎原こずえや、ライバルであり親友でもある早川みどりなど、バレーにのめり込む少女たちの姿が生き生きと描かれています。また、主人公を数々の困難が待ち受けているストーリーで、巻を増すごとに目が離せなくなりますよ。
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【おすすめスポーツ漫画】テニス編
この章では、おすすめのテニス漫画を7作品ご紹介します。手に汗握る名作から爽やかなテニス少女漫画まで、各作品の個性をお楽しみください!
ベイビーステップ(全47巻完結)

【名言・名シーン解説】
プロを目指す選手・荒谷寛と激突する主人公・丸尾栄一郎(通称エーちゃん)。スピードとパワーで圧倒する荒谷に対し、エーちゃんも持ち前の粘り強さで食らいつきます。テニス経験は浅くとも諦めないエーちゃんの姿勢に勇気をもらえるワンシーンです!
【書店員イチオシポイント】
ずっと成績オールAのエーちゃんは、「参考書よりもいい」と言われるほど完璧なノートを作るのが得意。そんな彼がヒロイン・ナツに誘われてテニスと出会い、急成長していく姿に心躍る作品です。エーちゃんの得意な勉強法と、テニスにおいて重要な「反復練習」がかみ合うという展開も独創的! 爽やかな本格テニス漫画です。
バギーウィップ(全3巻完結)

【名言・名シーン解説】
テニス歴5年ながら全く上達できずにいた主人公・新(アラタ)。そんなアラタを指導してくれた元プロテニスプレイヤー・佐倉の前で、アラタは強敵とぶつかります。自分自身のことは信じられなくても、「佐倉が信じてくれるから」と奮い立つ熱いシーンです!
【書店員イチオシポイント】
アラタは初心者レベルの技量しかないものの、生まれ持った足の筋肉が優れたプレイヤー。かたや元プロの佐倉は高いセンスと技量を持ちながら、故障してテニスから遠ざかった過去を持っています。お互いが自分にないものを感じ、協力して大きな壁を打ち破っていく作品です。読み応えのある短編のスポーツ漫画を探している方にもおすすめ!
BREAK BACK
【書店員イチオシポイント】
元テニス選手で現役漫画家のKASAによる、本格テニス漫画です。主人公・上條紗季が1億円の借金を返すため、無名高校でコーチを担当するという一風変わったストーリー。やる気が見えず口調も乱暴な紗季ですが、元世界ランキング7位の女子プロだった圧倒的な技量で、部員たちの意識を変えていきます。また、紗季も部員から光るものを感じ、どんどん指導に燃えていく展開がたまりません!
見上げてごらん(全8巻完結)
【書店員イチオシポイント】
剣道部への特別推薦枠で名門校に入学したはずの主人公・遊沢了が、ある理由からテニスに熱中していく物語です。テニスは素人の了ですが、強いメンタルと優れた身体のバネでめきめき腕を上げていくストーリーが爽快! 絵柄も丁寧で大迫力の見開きが多くあり、コンパクトな巻数ながらスポーツ漫画の醍醐味をたっぷりと味わえますよ。
テニスの王子様(全42巻完結)
【書店員イチオシポイント】
許斐剛の代表作であり、「テニプリ」の愛称で親しまれている大ヒットテニス漫画です。テニプリを原作としたミュージカル展開は、「2.5次元ブーム」の火付け役にもなりましたね。主人公・越前リョーマをはじめ、個性豊かなキャラクターたちが激突する試合や人間模様は、いつ読んでも色あせない魅力にあふれています。各選手の華麗で超人的な必殺技をぜひご堪能ください!
しゃにむにGO(全32巻完結)
【書店員イチオシポイント】
陸上界のホープだった主人公・伊出延久(いで・のぶひさ)が、たまたま出会ったテニス少女に一目惚れし、高校からテニスへ転向するというストーリーです。単純で子どもっぽい延久と、悩み多きクールなライバル・滝田留宇衣(たきた・るうい)の対比もおもしろく、読みごたえ抜群! スポーツ漫画の熱さと少女漫画の爽やかさを兼ね備えた名作です。
エースをねらえ!(全18巻完結)
【書店員イチオシポイント】
言わずと知れたテニス漫画の金字塔! お蝶夫人(竜崎麗香)に憧れてテニス部に入部した主人公・岡ひろみ。突如大会メンバーに抜擢されるなど、さまざまな困難に立ち向かいつつひたむきにテニスと向き合う姿を応援したくなります。また、お蝶夫人のひろみへ向ける愛憎入り混じった感情が複雑で、令和に読んでもドキドキするような心理描写が満載です!
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【おすすめスポーツ漫画】卓球・バドミントン編
1対1のやりとりが緊張感を生む卓球やバドミントン。その迫力が味わえるおすすめの漫画をご紹介します!
ピンポン(全5巻完結)

【名言・名シーン解説】
卓球インターハイの予選会で、強豪・中国の選手とぶつかった月本(通称スマイル)。どこか卓球に本気になれない様子のスマイルでしたが、強敵と対戦することで底知れない「本性」が垣間見えるシーンです。
【書店員イチオシポイント】
卓球漫画の代表作として不動の地位を占めつつ、唯一無二の個性を発揮する傑作中の傑作です。主役格の星野(通称ペコ)と月本をはじめとして、非常に練り込まれた濃いキャラばかりが登場し、複雑でありながら爽快感に満ちたドラマが繰り広げられます。実写映画化、TVアニメ化もされた松本大洋の真骨頂にぜひ触れてみてください!
フルドライブ
【書店員イチオシポイント】
元卓球世界王者を祖父にもつ玉城弾。日本の天才卓球少女・白石真凛。2人の出会いを起点に、激しい戦いが幕を開けます。高い画力が特徴的で、躍動感あふれる試合や、ヒロインである真凛のかわいい表情などが豊かに描写されています。少しずつ出来上がっていく弾と真凛の信頼関係にも胸が熱くなりますよ。
少年ラケット(全13巻完結)
【書店員イチオシポイント】
火事と父親の死がきっかけで記憶喪失となり、卓球をやめてしまった主人公・日向伊智朗。しかし、かつてのライバルと再会したことで、また卓球の世界へと接近していきます。テンポの良い展開、記憶喪失の謎など、読んでいてどんどん先が気になるタイプの漫画です! 卓球のルールが分からなくても存分に楽しめますよ。
はねバド!(全16巻完結)

【名言・名シーン解説】
インターハイ決勝で死闘を繰り広げる、荒垣なぎさと主人公・羽咲綾乃。お互いに一歩も引かない展開のまま、2人は正念場を迎えます。今にも咆哮が聞こえてきそうな大迫力の対峙シーンです!
【書店員イチオシポイント】
高校女子バドミントンを題材とするスポーツ漫画です。序盤はギャグテイストですが、4巻あたりからガラリと作風が変化し、迫力満点の本格バドミントン漫画へと突き進んでいきます。それにともなってキャラクターの内面もどんどん深堀りされ、より濃厚な内容へ発展する作品です。かわいらしさと泥臭い格好良さ、どちらも味わいたい方におすすめ!
シャトルアイズ(全4巻完結)
【書店員イチオシポイント】
整体師の息子として生まれた鎹項羽(かすがい・こうう)は、肉体の特徴や癖を見抜く目を持っていました。診察に訪れた元メダリストに連れられて試合を見に行った項羽は、思わぬ才能を見せつけることとなります。選手の身体に注目するちょっと変わったスポーツ漫画で、筋肉の動かし方やトレーニング法など、実践的な内容もたくさん含まれています。
片翼シャトル(全4巻完結)
【書店員イチオシポイント】
ダブルスをテーマにしたバドミントン漫画です。最強コンビだった玉木と神嶋は、とある理由で別々の高校に進学します。情熱を失ってしまったかに見えた玉木でしたが、新しい出会いが彼に再び火をつけます。シングルスとの考え方や動き方の違いが興味深い本作。2人で戦うからこその関係性の深まりにも注目です。
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【おすすめスポーツ漫画】陸上・自転車編
この章では、陸上・自転車に関するおすすめの漫画を6作品ご紹介します。骨太の名作がそろいました!
弱虫ペダル

【名言・名シーン解説】
自転車部に入部した主人公・小野田坂道は、1人だけママチャリで「一年生対抗ウエルカムレース」へ参加する羽目に。ギアの差で最下位に落ちてしまいますが、途中で小野田用のロードレーサーが届き、そこから驚異的な追い上げが始まります。先頭で競っていた同学年の今泉・鳴子に小野田が追いつく、胸が熱くなる名シーンです!
【書店員イチオシポイント】
『週刊少年チャンピオン』にて2008年から連載され、多くのメディア化も行われた大ヒット自転車漫画です。「タダで秋葉原に通うため、ママチャリで激坂を往復90km走るオタク」という主人公の設定が斬新! 大迫力の見開きで描かれるレース、緻密な人間ドラマなど、王道のスポーツ漫画を大ボリュームで堪能できる名作です。
Over Drive(全17巻完結)

【名言・名シーン解説】
ドジでのろくて、自分に自信が持てない主人公・篠崎ミコト。しかし、憧れの存在である深澤ゆきから「自転車の才能がある」と言われ、今まで乗れもしなかった自転車に興味を持ち始めます。主人公が自転車部で活躍する未来を感じさせる、序盤の印象的な場面です!
【書店員イチオシポイント】
自転車と青春を真っ向から描いている作品です。ヘコみがちだけれど諦めないミコトの真っすぐさは爽やかで、そんな彼を取り巻く仲間たちも魅力的で感情移入できるキャラばかり。大きなレースに挑戦し、ときには挫折しながら食らいつく姿勢に勇気をもらえます。青春もの、スポ根ものの漫画が好きな方におすすめです!
Odds(全10巻完結)
【書店員イチオシポイント】
家族を襲った不幸によって大金が必要になり、ロードレースから競輪へ転向した辻堂麟太郎(つじどう・りんたろう)が主人公。スポーツの中でも「賭け」の要素が大きく絡む競輪は、1位で勝った選手に観客から怒号が飛ぶこともあります。そんな競輪のおもしろさやルール、暗黙の了解などが数多く描かれており、競輪に詳しくない方でも楽しんで読める漫画です!
ひゃくえむ。(全5巻完結)
【書店員イチオシポイント】
『チ。―地球の運動について―』の作者・魚豊による陸上漫画です。生まれつき足が速く100m走では無敵だった主人公・トガシが、敗北への恐怖や挫折を経て、十数秒のタイムに人生をかけて挑んでいきます。全5巻の物語に「100m」に対する登場人物たちの圧倒的な熱量が込められており、まさに短距離を全力疾走するような満足感が味わえる名作です!また、2025年には劇場アニメ化も決定しています。
風が強く吹いている(全6巻完結)
【書店員イチオシポイント】
直木賞作家・三浦しをんの同名小説を漫画化した作品です。トラブルを抱え、人を信じられなくなっていた陸上界のホープ・カケルは、安アパート「竹青荘」への入居と引き換えに住人たちと箱根駅伝を目指すことになります。住人たちはほぼマラソン素人ですが、カケルを心配したり信じてくれる人ばかり。そんな彼らにカケルも少しずつ心を開き、団結していく様子には目頭が熱くなります。タスキをつなぐマラソンの醍醐味を丹念に描いた名作です。
奈緒子(全33巻完結)
【書店員イチオシポイント】
ヒロイン・篠宮奈緒子と、陸上の才能がある壱岐大介・雄介兄弟を軸に、複雑な人間ドラマが展開される作品です。大介・雄介の父は腕のいい漁師でしたが、東京から「波切島」を訪れた奈緒子の家族をもてなす最中、不慮の事故で命を落としてしまいます。憎しみや後悔に揺れる少年少女たちが、陸上を通じて交流していく過程は読みごたえ抜群。2008年には実写映画化もされています。
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【おすすめスポーツ漫画】ラグビー・アメフト編
この章では、おすすめのラグビー・アメフト漫画をご紹介します! 体と体がぶつかるハードなスポーツを大迫力で描く作品や、多彩な視点で表現した作品を5作品ピックアップしました。
アイシールド21(全37巻完結)

【名言・名シーン解説】
悪魔のようなヒル魔という男に命じられ、寄せ集めのメンバーとアメフトの試合に出ることになった主人公・小早川瀬那(通称セナ)。アメフトのルールすらよく知らないセナですが、パシリで培った俊足を発揮して相手チームの度肝を抜きます! 少年漫画らしいカタルシスを感じるワンシーンです。
【書店員イチオシポイント】
原作は『Dr.STONE』の稲垣理一郎、作画は『ワンパンマン』の村田雄介が担当した傑作アメフト漫画です。気弱なセナが正体不明の選手「アイシールド21」となり、驚異的なスピードでフィールドを駆け抜ける姿が痛快! また、セナはアメフト初心者なので、作品中に丁寧なルール解説などが差し込まれるのもポイントです。2005年にアニメ化もされた名作を、ぜひ堪能してください!
ONE FOR ALL

【名言・名シーン解説】
前年に不祥事が起き、部員数が激減してしまった暁天学園高校のラグビー部。それでもラグビーがやりたくて集まってくれた新入部員を前に、自身もケガで停滞していたキャプテンが抱負を語ります。「ここから物語が始まる」というワクワク感が高まるシーンです!
【書店員イチオシポイント】
『ギャングキング』などを手がけた柳内大樹によるラグビー漫画です。第1話で「この物語に主人公はいない」と記されるように、それぞれの登場人物へ細かくスポットを当て、ラグビーにおける「1チーム」を体現するように描かれています。監督も含め魅力的なキャラクターが多く、気付けば全員から目が離せなくなりますよ! 2024年に第1巻が発売されたばかりの注目のラグビー漫画です。
最強の詩
【書店員イチオシポイント】
限界集落で育った山田金山(やまだ・きんざん)が、学校最強の座を求めてラグビー部に入部する漫画です。規格外のフィジカルを持つキンザンが相手チームを翻弄していく姿が爽快! 敵・味方ともにクセ強で応援したくなるキャラたち、大迫力の絵柄、読みやすい構成力などを兼ね備えており、2023年9月の連載開始ながらすでに大注目の話題作です!
マドンナ (全22巻完結)
【書店員イチオシポイント】
新米教師の土門真子(どもん・まこ)が悪ガキだらけの2年D組に苦戦しながら、ラグビー部顧問としても奮闘する漫画です。古き良き不良漫画の雰囲気が楽しめる作品で、主人公と生徒たちのやり取りにくすりと笑えます。序盤はコメディタッチのシーンが多いですが、生徒たちがラグビーを始めるとスポ根要素も増え、王道の熱いスポーツ漫画としても楽しめますよ。
8月の光(全1巻完結)

俺たちって、グラウンドの上に浮かんだ大きな疑問符なんだ…なぁ…わかるだろ……?高校2年、17歳の夏…二度とこない夏……海にも行かず、ナンパもせず、俺たちはグラウンドにいる。泥と汗にまみれラグビーに夢中になる。そして迎えた試合の日……傷だらけになりながらも全力で体当たりを繰り返す。あの夏を乗り越えた俺たちが負けるわけがない。めざせ花園!! 8月の光は俺たちの青春そのものだ――!■目次■第1回 真夏の出来事第2回 8月最後の日第3回 台風ガール第4回 文化祭の午後第5回 ほこりまみれの誇り第6回 必殺トライ第7回 土曜の夜と日曜の朝第8回 死んで貰います第9回 君、死に給ふことなかれ第10回 死ぬのは奴らだ最終回 そして俺は蘇る
【書店員イチオシポイント】
『宮本から君へ』『ザ・ワールド・イズ・マイン』などで知られる新井英樹によるラグビー漫画です。ラグビー部員の青春を真正面から描いており、男子高校生の会話劇と、試合における緊張感の落差に圧倒されます。「ラグビー」というスポーツの苛烈さを実感する作品です。1巻完結ですが、ボリューム以上に充実感のある青春ラグビー漫画の傑作です!
▼ラグビー漫画をもっと知りたい方は以下の記事もチェック!
【おすすめスポーツ漫画】格闘技編
人間同士の格闘は、ある意味、あらゆるスポーツの原点と言えるかもしれません。格闘技漫画の傑作を要チェックです!
あしたのジョー(全20巻完結)

【名言・名シーン解説】
力石徹との初対面では完敗してしまった主人公・矢吹丈(ジョー)。リベンジを果たすため、ジョーは再び力石とぶつかります。激しいパンチの応酬の末、ダブル・ノックアウトとなった2人。周囲に感動を与えるほど鮮烈な一戦となった、序盤における山場のシーンです。
【書店員イチオシポイント】
誰しも一度は名前を聞いたことがあるでしょう、スポーツどころか日本漫画史に残る名作ボクシング漫画! 不良少年・ジョーは持ち前のガッツを武器に、少年鑑別所からボクシング界のトップにまで突き進んでいきます。最終盤が非常におもしろい漫画なので、一気読みを強くおすすめします!
もういっぽん!(全30巻完結)

【名言・名シーン解説】
中学生で柔道をやめたつもりだった未知(みち)。しかし、入学した高校で柔道部に勧誘してきた永遠(とわ)に引っ張られ、偶然にも投げてしまいます。それは一本を取る快感を未知に思い出させるのでした。
【書店員イチオシポイント】
高校の女子柔道を題材とした作品です。魅力的な多くの女子キャラクターと、彼女たちの穏やかな日々の描写が本作の見どころとなっています。同時に、技の繰り出し方や、個人戦・団体戦の両方をきちんと描くなど、女子柔道のリアルな風景が描かれているのも特徴の一つです。
はじめの一歩
【書店員イチオシポイント】
既刊は140巻を超える、ボクシング漫画の名作です。いじめられっ子の幕之内一歩は、プロボクサー・鷹村守に才能を見出され、ボクシングの世界へと足を踏み入れます。試合シーンの迫力は他に並ぶものがないほど素晴らしいです。ときおり挟まれるギャグシーンも良い清涼剤となっており、長編ながらグイグイ読み進められますよ!
レッドブルー
【書店員イチオシポイント】
根暗な主人公・鈴木青葉は、クラスの陽キャで総合格闘家の同級生・赤沢拳心を「一発殴る」ため、総合格闘家を志します。持ち前の陰湿さを寝技の技術に活かし、アンチ青春な戦いが繰り広げられます。主人公だけでなく、登場人物がいちいちねじ曲がった人ばかりなので、濃いキャラクターが好きな方はぜひ読んでみてください。
てのひらの熱を(全3巻完結)
【書店員イチオシポイント】
運動は苦手だけど、姿勢はすごく良い中学生・慎也は、空手の天才である匠に出会い、空手道部へ入ることに。登場人物たちはみんな性格が良く、全体的に雰囲気もコミカルで、ストレスなく読み進められます。仲間との友情、努力と成長……そうした基本的な要素でおもしろさの直球勝負をしてくれる作品です。
帯をギュッとね!(全30巻完結)
【書店員イチオシポイント】
柔道部のない学校から始まる柔道漫画! 昇段試験で出会った7人の少年少女は、高校で新たに柔道部を立ち上げます。部活ものではありますが、熱血スポ根という雰囲気ではなく、ギャグを交えながらさわやかな物語が展開されます。泥臭いスポーツ漫画が苦手な方でも楽しめる、若者たちの青春を描いた作品です。
【おすすめスポーツ漫画】ダンス・バレエ・フィギュアスケート編
続いて、この章ではダンス・バレエ・フィギュアスケートがテーマのおすすめ漫画をご紹介します。熱い展開が楽しめたり、競技の厳しさを感じられる名作をお楽しみください!
メダリスト

【名言・名シーン解説】
主人公・結束いのりは、憧れの天才少女・光と全日本ノービス選手権で戦うため、6級のバッジテストに挑みます。この機を逃すと全日本への出場資格すら得られない「最後の試練」。失敗が許されない舞台に挑むいのりを、コーチ・司とともに息をのんで見守ってしまうドキドキの名シーンです!
【書店員イチオシポイント】
抜群に華のある絵柄と、いのりのスケートに対する執念や鬼気迫る表情のギャップに驚かされる名作です。また、コーチである明浦路司(あけうらじ・つかさ)との年の差バディ的な要素も楽しめます。合否発表のシーンなどは緊張の連続ですが、ほどよくギャグが挟まっていて読みやすいのもポイント。TVアニメ第2期の制作も決定するなど、ますます目が離せない作品ですよ!
ワンダンス

【名言・名シーン解説】
初めてのダンスコンテストを迎えた、カボこと主人公・小谷花木(こたに・かぼく)とヒロイン・湾田光莉(わんだ・ひかり)。審査員に評価される緊張の舞台で、2人は「ダンサーの顔」を見せ始めます。カボと湾田の自己表現が公式の場で評価される大事なシーンです。
【書店員イチオシポイント】
カボは吃音症があり、人前で話すのが苦手な高校生。そんな彼が自己表現の手段として選んだのが「ダンス」です。作中のダンスシーンは音楽が聞こえてきそうなほどに迫力満点! 真っすぐにダンスに向き合っているカボと湾田の姿勢がまぶしいです。2人の甘酸っぱいやり取りも見どころですよ。2025年にはアニメ化も決定している人気作なので、要チェックです!
ボールルームへようこそ
【書店員イチオシポイント】
胸を張って「好きだ」と言えるものがなく悩んでいた主人公・富士田多々良(ふじた・たたら)が、社交ダンスの世界にのめり込んでいく物語です。優雅に踊るために必要な体力・技量の多さや、パートナーを組む難しさなど、社交ダンスにおいて大切な知識を学べるのも魅力です! 躍動感があり表情豊かな絵柄にも注目ですよ。
ダンス・ダンス・ダンスール
【書店員イチオシポイント】
『溺れるナイフ』などのジョージ朝倉によるバレエ漫画です。主人公に男子の村尾潤平を据えることで、思春期に男性がバレエを選択することの難しさや、いじめの問題などとも絡めて物語に落とし込んでいます。それ以上にバレエの強烈な魅力が随所で描かれており、登場人物たちのリアルな表情に圧倒されますよ! バレエに興味がある方も、あまり詳しくない方ものめり込んで読める作品です。
テレプシコーラ/舞姫 第1部(全10巻完結)
【書店員イチオシポイント】
大人しい性格の主人公・篠原六花(しのはら・ゆき)と優秀な姉・千花(ちか)の姉妹を中心に、バレエの世界をリアルに描いた漫画です。経済的な問題、生まれ持った骨格と体質、「いい役」をめぐってこじれる人間関係など、華やかな舞台の裏側には数多くの困難があります。それでも決してバレエを諦めない少年少女たちの生き様に衝撃を受ける作品です。ぜひ続編の『テレプシコーラ/舞姫 第2部』もあわせてお楽しみください!
『テレプシコーラ/舞姫 第2部』はこちら!
▼ダンス・バレエ漫画をもっと知りたい方は以下の記事もチェック!
【おすすめスポーツ漫画】その他のスポーツ編
ここまでご紹介したもの以外にも、スポーツにはたくさんの種目があります。最後に、これまでの章では扱いきれなかったおすすめのスポーツ漫画をご紹介します!
灼熱カバディ

【名言・名シーン解説】
本作の名コンビ、宵越&畦道の関係性が始まったことを象徴する場面です。入部を賭けた試合、あと一歩で得点というときに畦道に足首をつかまれ、そのまま強引に倒されます。
【書店員イチオシポイント】
かつてはネットでネタ扱いされていたマイナースポーツ、カバディ。そんなカバディに青春を賭ける高校生たちの物語です。実は非常に激しいスポーツであり、サッカーのようなチームプレイや体捌き、そして格闘技のような技術が求められます。カバディが気になる方はもちろん、ダイナミックな漫画が好きな方はぜひ読んでみてください!
あさひなぐ(全34巻完結)

【名言・名シーン解説】
第2巻のエピソード『女は度胸、男は愛嬌』の一場面です。この回の構成自体がとてもよくできていて、薙刀に必要な度胸の話と、終盤で恋バナをしている男子たちの対比が美しいです。
【書店員イチオシポイント】
女子中心の格闘技、薙刀に青春を捧げる女子高生たちを描くスポーツ漫画です。スポーツに縁がなかった主人公・東島旭が、武道を通して強く成長していきます。女であるとは何かというジェンダーの問題にも深く切り込んでおり、精神面でも学びが多く、間口の広い作品です。深く感動できるスポーツ漫画を探している方は、ぜひチェックしてください!
ドッグスレッド
【書店員イチオシポイント】
『ゴールデンカムイ』の野田サトルが描く、アイスホッケーを題材とした熱血スポーツ漫画です。かつて惜しくも打ち切りとなってしまった『スピナマラダ! 』のリブート作品で、フィギュア界を追放されてしまった主人公が、アイスホッケーという新たな舞台で限界に挑みます。“氷上の格闘技”とも呼ばれるほど激しい競技の魅力が、作者ならではの迫力ある作画で描かれ、個性的なキャラクターからなる熱すぎるバトルは必見です。
風の大地
【書店員イチオシポイント】
ゴルフ漫画を代表する作品です。主人公は24歳でゴルフを始めた沖田。新人としては遅めの年齢ですが、抜群の才能で成長していき、すぐにプロテストに合格します。爽快な展開もさることながら、大人の心情をロマンティックに表現している点も秀逸で、少年漫画より落ち着いた作品を探している方におすすめです。
バチバチ(全16巻完結)
【書店員イチオシポイント】
大相撲で戦う若者たちの、「バチバチ」な闘争がたまらない作品! 大関だった父親を亡くし、やさぐれていた高校生・鮫島鯉太郎は、ひょんなことから相撲部屋にスカウトされます。周囲に比べると身体が小さく、太りにくい骨格の鯉太郎ですが、真正面からぶつかっていくスタイルは爽快。力士たちの熱血と根性に感動すること間違いなしです!
六三四の剣(全24巻完結)
【書店員イチオシポイント】
『JIN―仁―』などの作者・村上もとかによる、剣道少年の成長を描いた古典的スポ根漫画です。剣道実力者の両親のもとに生まれ、幼い頃から剣道一筋の六三四(むさし)。因縁の相手、東堂修羅とともに切磋琢磨していきます。古き良きタイプのスポーツ漫画で、シンプルで一本筋な世界観の作品です。真直な物語が好きな方におすすめ!
東京トイボクシーズ(全5巻完結)
【書店員イチオシポイント】
近年話題沸騰中のeスポーツを描いた作品にして、ゲーム制作漫画『東京トイボックス』の続編です。「eスポーツ科」が新設された高校を舞台に、格闘ゲームの全国大会を目指す学生たちを描く青春群像劇です。スポーツの最前線のひとつであるゲームの現状に切り込む意欲作!
どくしょ部厳選!おすすめランキング【無料試し読みあり】
スポーツ漫画と一口に言ってもさまざまなスポーツを扱った作品があり、多種多様な魅力があります。そこで、この記事で扱った作品の中から、胸が熱くなるスポーツ漫画のおすすめランキングをDMMブックス書店員が作成しました! 無料で試し読みできる作品もあるので、ぜひ気軽にチェックしてみてくださいね。
1位:『ダイヤのA』(全47巻完結)
2位:『ハイキュー!!』(全45巻完結)
3位:『弱虫ペダル』
4位:『メダリスト』
5位:『ピンポン』(全5巻完結)
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