『週刊ヤングジャンプ』で大好評連載中、次々と現れる100人の運命の彼女たちを、主人公が全力で愛していく負けヒロイン0の新感覚ラブコメディ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(以下『100カノ』)。今回はDMMブックスの書店員が『100カノ』のあらすじや主要キャラクターを徹底解説します!
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目次
作品情報
【原作】
原作:中村力斗/漫画:野澤ゆき子(集英社『週刊ヤングジャンプ』連載)
あらすじ
中学を卒業するまでに100人に告白し、なぜか全敗してきた主人公・愛城恋太郎。ある日、訪れた神社で「高校では彼女を」と願い事をしていたところ、恋の神様が現れ「高校で出会う運命の人は100人いる」と告げられます。
月日は流れ高校入学当日、校内を移動中に2人の女の子とぶつかった恋太郎。「ビビーン!!」と衝撃が駆けめぐり、この2人が運命の人だと気が付きます。タイプの異なる少女たちに出会い、お互いに好きになっていき……?

2人から告白され、どちらを選ぶか迫られた恋太郎。悩みに悩んだ恋太郎は一旦保留にしてもらい、再び神にアドバイスをもらいに神社へ向かいます。しかし、そこで告げられたのは「運命の人と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになれなければ死んでしまう」ということ。2人の命に関わる問題に最終的に恋太郎が出した答えは……

なんと驚愕の「2人と同時に付き合う」こと! 恋太郎の真摯な態度に誠実さが伝わり、一夫多妻恋愛がはじまることになります。そして、まだまだ待ち受ける残り98人との出会い……、恋太郎の運命はいかに!?
『100カノ』主要キャラ一覧
まずは、アニメ1期にも登場したキャラクターたちをご紹介します。
愛城恋太郎(あいじょう・れんたろう)【CV:加藤渉】

本作の主人公。高校入学までに100人の女の子に恋をしてきましたが、そのどれもが真剣で誠実さの権化のような性格。運命の人と結ばれなければ死んでしまうという話を聞いて、彼女たちを命がけで平等に愛し抜くことを決意します。その誠実さで一人一人よく見ておりクセまで覚えていたりします。
中学の友人からも、勉強も運動もできて、誰にでも親切で男女ともに人望があり、真面目で気さくで接しやすいと言われていました。
花園羽香里(はなぞの・はかり)【CV:本渡楓】

入学式で出会った恋太郎の彼女。グラマラスでダイナマイトボディに、品行方正なおっとり系に見えて実はイチャイチャするためにあれこれ計算して動くことも。脳内がピンクな一面もあり、ときには大胆な態度や行動をとります。同じく入学初日に出会った唐音と最初はライバル的な関係でしたが、時間が経つにつれて固い絆で結ばれた親友に。
院田唐音(いんだ・からね)【CV:富田美憂】

羽香里と同じく入学式で出会った恋太郎の彼女。低い位置のツインテールが特徴的で、王道のTHE・ツンデレです。恋太郎ファミリーのなかでは常識人枠兼ツッコミ担当に回ることが多く、スレンダーな体型や素直になれない性格を少し気にしています。
好本静(よしもと・しずか)【CV:長縄まりあ】

読書が大好きな恋太郎の彼女。小動物的なかわいらしさと、本を探す恋太郎のためにたくさん見繕ってくれたりと一生懸命さが目立ちます。物静かな性格で人と話すのが苦手なため、本の文章を指差しして会話をしていましたが、恋太郎が文章を「テキスト読み上げアプリ」に入れてくれたことがきっかけで告白し付き合うことに。
栄逢凪乃(えいあい・なの)【CV:瀬戸麻沙美】

同じクラスの恋太郎の彼女。モデルのような美しい体型をしており、校内の学力テストでは学年1位の成績を収める才女です。常に効率を重視するはっきりとした性格で、恋愛すら「時間の無駄」と切り捨てていましたが、恋太郎と出会い恋愛も有意義なものだと思うようになります。
薬膳楠莉(やくぜん・くすり)【CV:朝井彩加】

化学部に所属している恋太郎の彼女。薬品に対する深い知識の持ち主でよく薬を開発しています。天真爛漫な性格で語尾に「なのだ」と付ける話し方がかわいらしく、見た目も幼いですが、実は18歳の先輩。過去に作った不老不死の薬の失敗で、8歳の姿になっています。
花園羽々里(はなぞの・ははり)【CV:上坂すみれ】

花園羽香里の母親で恋太郎の彼女。大人の色気と母性を併せ持ちます。夫を早くに亡くし、彼との子である羽香里にとてつもない愛情を注ぎ育てました。そのため、複数の彼女がいる恋太郎との交際を認めていませんでしたが、彼女になって以降はヒロイン全員に愛を注ぐ母親的存在となります。
『100カノ』要チェックな彼女キャラ一覧
次に、恋太郎の彼女となったヒロインを表す「恋太郎ファミリー」のキャラを厳選してご紹介します。
原賀胡桃(はらが・くるみ)【CV:進藤あまね】

恋太郎たちが通う学校の中等部3年生の彼女。食べたものをすぐに消化してしまう身体と、なんでもすぐ食べ物に連想してしまう性格です。空腹時のイライラで周りに攻撃的な態度をとってしまい、自己嫌悪してしまうことも。外部からの刺激を遮るためにも、フードとヘッドホンが欠かせないグッズとなっています。
銘戸芽衣(めいど・めい)【CV:三森すずこ】

花園家に仕える専属メイドの彼女。慎ましい性格で常に微笑みを絶やしません。糸目に見えますが実際は完全に目を閉じており、そのまま料理や運転などなんでもこなすことができます。忠誠心が高すぎて羽々里から心配されることも。
須藤育 (すとう・いく)【CV:高橋李依】

一人称が「ボク」のボクっ娘な彼女。「死ぬ気で努力すればできないことはない」が信条の、ストイックでボーイッシュな女子野球部員。ぱっと見、爽やかなスポーツ少女ですが、ストイックさが行き過ぎて肉体的な苦痛に快楽を感じるドMです。
美杉美々美(うつくしすぎ・みみみ)【CV:Lynn】

恋太郎と同じ高校に通う、1つ上の2年生の彼女。「世界で一番美しい」と自負するほど自己愛が強く、美しさに自信を持っています。服やコスメ代を稼ぐためにバイトをしていたりと日々研鑽を怠らない努力家で、褒められると「ふふーんですわ」と満悦の笑みをみせます。
華暮愛々(かくれ・めめ)【CV:高尾奏音】

恋太郎と同じクラスの彼女。素顔は美人ですが極度の恥ずかしがり屋のため、顔を前髪で隠しています。あみぐるみを作るのが趣味で、恥ずかしくなるとあみぐるみを囮に残して、瞬時にその場から消えさるミスディレクションの使い手。
伊院知与(いいん・ちよ)

恋太郎のいとこで中学1年生の彼女。真面目な性格で「乱れ」を嫌っており、唸り声と共に顔をしかめるクセがあります。メガネにおさげ、校則通りの膝丈までのスカート姿はまさしく委員長! なのですが、一度メガネが外れると見えない不安も相まって泣き虫になってしまいます。
ナディー/大和撫子(やまと・なでしこ)

恋太郎が通う高校に国語教師としてやってきた彼女。カウガールのファッションで「ナディー」と名乗り、語尾に「デース」をつけて話しますが、日本生まれ日本育ちの純日本人です。自由の象徴であるアメリカに憧れ、アメリカ人のように振る舞いますが、肝心の英語は絶望的……。
優敷山女(やさしき・やまめ)

園芸部に所属する恋太郎と同じ1年生の彼女。2メートルの長身で力持ち、そしてとっても優しい性格で訛りのある話し方をしています。動植物を愛していて、頭の髪飾りは本物の花や蝶が住み着いているもの。幼いころに山火事を見たトラウマで、火だけは苦手です。
茂見紅葉(もみ・もみじ)

胡桃と同じ中等部3年生の恋太郎の彼女。感触フェチで柔らかいもの、特に女性の身体の感触が大好き。女子運動部をさすらう謎のマッサージ師としてうわさされており、その腕前はというと、こり方で性格や趣味まで見抜き、気持ちの良さでマッサージ前後の記憶があやふやになるほど。
薬膳ヤク(やくぜん・やく)

薬膳楠莉の祖母で、実年齢は89歳のアラナイの彼女。楠莉と同じく不老不死の薬の失敗の影響で8歳の外見になりました。スマホなどの機械全般に疎いだけでなく、外国語や横文字にも異様に弱いです。
『100カノ』DMMブックス書店員のイチオシシーン&感想!【ネタバレあり】
ここでは、DMMブックス書店員のイチオシシーンや魅力をご紹介します。
主人公・恋太郎の魅力
ここまで、個性の強すぎる『100カノ』の登場人物をご紹介しましたが、その中心にいるのが主人公・愛城恋太郎です。平凡な見た目をしていますが、作中でトップレベルのぶっ飛んだ「愛」を持つキャラです。
5巻の第37話「好き好き大好き♥」にて、これまでに登場したヒロインたちが1人ずつ恋太郎への思いを伝えたのですが、それらに対する恋太郎の返答は……

なんとこの見開きいっぱい……!! 画面がほぼ文字で埋め尽くされるほどの長文で、彼女たち一人一人への愛を語る恋太郎を見ると、「100人全員を幸せにする」と言う途方もない目標も実現できるのではないかと思わせてくれます。また、ラブコメ漫画であるあるの、「鈍感で女の子のアピールに気が付かない」ということがなく、それぞれの魅力をストレートに受け止める姿が好印象過ぎるのも彼の魅力です。
こちらのシーンは単行本第5巻に収録されています!
全員がメインヒロイン!
本作の特徴であり、最大の魅力は「ハーレムラブコメなのに負けヒロインがいない」こと! 全員をメインヒロインとして幸せにすることが目標です。彼女が100人もいたら難しいと思う方もいるかもしれませんが、負けヒロインどころか、モブなし、キャラ被りなしでガンガン突き進んでいます。
さらに、恋太郎のことが好きという共通点が、恋太郎ファミリー内でのドロドロとしたいざこざにならずに、ヒロイン同士も仲良くなっていく関係性の変化も楽しめます。キャラが増えるたびにおもしろさが無限に増えていくのも、本作ならではの良さです!
そんな『100カノ』を表すようなおすすめエピソードが、8巻の第62話「恋太郎ファミリーアイドル化計画」と第63話「そして新たなステージへ」。学園祭に呼んでいたアイドルが来られなくなり、急遽ステージに立つことになった恋太郎ファミリーのエピソードです。
有名コーチの指導についていけないメンバーがおり、彼らを外すと宣言するコーチ。そんなコーチに恋太郎ファミリーは誰一人欠けてはいけない存在だと押し切り、精一杯練習をして迎えたステージはというと……

無事大成功を収めます! ここまでに登場したヒロイン全員が輝いていることを象徴する、圧巻の場面です。
こちらのシーンが気になる方は単行本第8巻をチェック!
『100カノ』DMMブックス読者の感想を紹介!【ネタバレあり】
運命の人100人救えるか!?
ところどころのギャグもキレがあるし、主人公や各ヒロインの個性もしっかり立っていておもしろい。元はといえば神様(胡散臭い)のミスなのだから何とかできないのかという野暮な突っ込みはこの際なし。この作品がこのノリを維持しつつどこまで行けるのか期待しています。
おもしろい!
ただの、ハーレム漫画かと思ったらパンチの効いたギャグを、バンバン入れてくるギャグラブコメでした。ギャグや、突っ込みのセンスが光る作品です。でも、キュンキュンさせてくる場面も多々あります。今後に期待爆発の作品です!
説得力あふれすぎるハーレム
ハーレム主人公はクズっぽく描かれることも多いが、この作品は主人公がハーレムが常識外れなことを理解したうえで身を粉にして彼女たち全員を大事にしていてすごく好感が持てた。
頭空っぽにしてイチャラブをご覧ください
運命の人が100人!? 全員幸せにしないとタヒ? ならば100人愛するまでよ。ギャグは回を増すごとにおもしろくなるし、これだけ多い登場人物一人一人の個性が立っている。読まないわけにはいかない。
読んでなければ読んでくれ。
最初は特定の推しがいたけど何度も読み返すたびにキャラの味が出てきて結局全員好きになるのを止められなくなる。
2025年1月からアニメの放送スタート!
【スケジュール】
2025年1月12日(日)よりTOKYO MX・BS11ほかにて放送
【主題歌】
OP:「ありがと、大好きになってくれて」恋太郎ファミリー
ED:「Unmei?」原賀胡桃(CV.進藤あまね)、銘戸芽衣(CV.三森すずこ)、須藤 育(CV.高橋李依)、美杉美々美(CV.Lynn)、華暮愛々(CV.高尾奏音)
【制作会社】
バイブリーアニメーションスタジオ
本作が好きな方は、こちらの作品もおすすめ
2.5次元の誘惑(リリサ)

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【あらすじ】
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【書店員イチオシポイント】
2024年にアニメ化もした本作。主人公のもとに次々と個性豊かなヒロインが登場し集まっていくハーレム作品という点では『100カノ』と似ていますが、コスプレをテーマとした熱血&青春要素が多く、主人公たちの成長にアツくなれる少年漫画的なおもしろさもあっておすすめです!
カノジョも彼女(全16巻完結)
【あらすじ】
ずっと想いを寄せていた幼なじみの女の子に告白し続け、無事に交際することになった主人公。しかしその後、主人公のことを想い続けていたという別の女の子から交際を申し込まれ、悩み抜いたあげく全員合意のうえで二股交際&同居生活がはじまり……!?
【書店員イチオシポイント】
『マンガ家さんとアシスタントさんと』『アホガール』などで知られるコメディ作家・ヒロユキによるラブコメです。『100カノ』同様に、二股交際からはじまり、それに加えて同居もの、この設定を活かしたハイテンションなボケとツッコミの応酬が楽しく笑える作品です。
終わりに
今回は『100カノ』の登場人物を一覧でご紹介しました。ヒロイン全員キャラがたっていて平等に愛されているので、「ビビーン!!」ときたキャラクターがいる方、見つかった方は安心して読み続けられますね。まだ見つかっていない方もご安心ください、まだまだヒロインは登場し続けます。『100カノ』が本当に100人になった際に、どんな大団円を迎えるのか、今から楽しみですね!
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