『週刊少年ジャンプ』で連載中の、伝説の殺し屋の過去を持つ主人公を中心に巻き起こるアクションが大人気の『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。2025年1月に初アニメ化され、7月には第2クールの放送も予定しています。そこで今回は、DMMブックスの書店員が登場キャラや作品の魅力、書店員イチオシのシーンをピックアップしてご紹介!
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目次
作品情報
【原作】
鈴木祐斗(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
あらすじ
かつて、すべての悪党から恐れられていた伝説の殺し屋・坂本太郎。しかし彼は、一目ぼれした女性と結婚し殺し屋を引退、愛する妻と娘とともに「坂本商店」を営み、平凡な暮らしを謳歌していました。そこへ元部下の朝倉シンが、殺し屋に戻るよう勧誘にやってきます。

太ったその姿に1度は失望されるものの、坂本の以前の腕前は健在! 連れ戻しに失敗し組織から殺されそうになったシンを助けたり、犯罪者たちを全滅させたりと、伝説の名に恥じない実力で平和を守る坂本でしたが、ある人物に莫大な懸賞金をかけられたせいで多くの殺し屋が襲撃してくるようになり……?
愛する家族との平和のために、坂本は殺し屋たちと壮絶なスケールで闘いを繰り広げます!

『坂本家』のキャラ一覧
まずは主人公・坂本太郎を中心とした「坂本一家」を一覧にしてご紹介します。
坂本太郎(さかもと・たろう)【CV:杉田智和】

元伝説の殺し屋。コンビニで働いていた妻の葵に一目ぼれしたことをきっかけに、殺し屋を引退し結婚しました。妻と娘を愛しており、家訓を破ると離婚になるため「人を殺さない」などを死守しながら、襲撃に対応します。
中年らしい太った体形になり全盛期の30パーセントほどの力に衰えてしまったものの、戦闘能力は並大抵の殺し屋を圧倒します。身の回りにある状況やものを巧みに使うことから、「存在自体が強力な武器のような究極の殺し屋」と言われることも。
朝倉シン(あさくら・しん)【CV:島﨑信長】

坂本の元部下で、心を覗く能力を持つ「エスパーのシン」。坂本に憧れており、引退した坂本を連れ戻すために現れます。家族と過ごす坂本の姿を見て連れ戻すことをやめますが、その代わりに組織に消されそうになったところを坂本に助けられ、坂本商店で働くことに。
考えを読む能力は、人が多いと能力を発揮できなかったり、言語化された思考しか読めないというものでしたが、闘いを経て成長し、運動準備電位を読み取り未来視のようなこともできるようになります。また、動物の心を読むことも可能です。
政府非公認の科学組織・地下科学研究施設LABOで育った過去があります。
眞霜平助(ましも・へいすけ)【CV:鈴木崚汰】

ピー助という鳥と共に暮らすフリーの殺し屋です。射撃しか得意なものがなく、会社をクビになって困窮。坂本の懸賞金10億目当てに坂本の前に現れますが、一緒に参加したサバゲー大会を機に坂本商店の仲間たちと仲良くなりました。
弾を跳ねさせて軌道を読ませないために跳弾を組み込んだ3連跳弾を使用しており、その射撃の腕は対峙した多くの人物が認めています。
自身のご飯代は月2000円ほどですが、ピー助のエサ代には2万円をかけます。
陸少糖(るー・しゃおたん)【CV:佐倉綾音】

元中国マフィアの陸家の娘で、陸家の隠し金庫の鍵を狙う敵に追われていたところを坂本やシンたちに助けられ、坂本商店に勤め始めます。太極拳の使い手で、酒に酔うと酔拳使いとしても強力な戦闘能力を発揮しますが、無水エタノールでも発動可能。
繕えない性格でババ抜きの際は驚きの弱さが明らかになり、さらに怖いものも苦手でお化け屋敷にビビり散らかすなど素直な性格。シンとはよくけんかをしており、みんなからはルーと呼ばれています。
坂本葵(さかもと・あおい)【CV:東山奈央】

坂本の妻。コンビニ店員として働いていた際に、坂本に一目ぼれされ結婚、後に娘の花を出産します。伝説の殺し屋だった坂本が、人を殺さなくなったきっかけの人物です。坂本が殺し屋として活躍していた事実は知っており、家訓として人を殺すことを禁じていますが、「あなたと過ごす普通だけど普通じゃない日常が大好き」と、非日常な生活を受け入れる寛容な姿勢で、坂本を信頼しています。
坂本花(さかもと・はな)【CV:木野日菜】

坂本太郎と葵の娘。笑顔が素敵で素直な性格から坂本商店で働く一同にかわいがられています。父親の坂本はまだ子離れできておらず、小学校の入学式で花が男の子に声をかけられた時には動揺したりしています。
『ORDER(オーダー)』のキャラ一覧
日本殺し屋連盟(通称・殺連)直属の特務部隊で、殺し屋界の最高戦力であるORDERのメンバーをご紹介します。
南雲(なぐも)【CV:花江夏樹】

ORDERに所属している凄腕の殺し屋。坂本とは元同期で、殺しのランクはSランクを誇り引退した坂本との差を見せつけています。挑発的な性格で、普段から仲間を煽ったりひょうひょうとしていますが、戦闘中にも敵を煽りながら戦います。嘘が嫌いと言いながらもよく嘘をつき、変装することが大得意。他人を変装させることも可能で、坂本を見事に女性へと変装させ、潜入作戦も成功させます。
神々廻(ししば)【CV:八代拓】

金髪のロングヘアーと、関西弁が特徴。武器としてハンマーを扱い、冷静な立ち回りで敵を倒します。同じORDERの大佛には手を焼かれながらも、コンビとして行動することが多いです。関西殺仁学院にいましたが中退しており、タマネギが大嫌い。
大佛(おさらぎ)【CV:早見沙織】

神々廻と一緒に行動することが多く、おっとりした性格で、細い体格ながら大型電ノコを武器に戦います。一見ミステリアスですが、ゲン担ぎや食べることが大好き。旅行の際にお土産を買いまくって神々廻に突っ込まれることも。殺し屋の学校には通っていなかったようで、農家生まれの田舎育ちです。第1回の人気投票では、作者自ら「大佛のずるさというか末っ子感が好きです」と語っており、独自の愛嬌を持っています。
篁(たかむら)【CV:大塚芳忠】

ORDERに所属していますが一切が謎に包まれた老人で、居合の達人。 南雲曰く「殺しのブレーキがない人」です。バスや東京タワーを鮮やかに斬るなどとてつもない剣技を魅せるも、常にブツブツと何かを呟いており、一般人からはただのおじいちゃんとして対応されたりします。スラ―による殺連襲撃事件では、戦闘力の高かった楽を圧倒し現場を混乱に叩き込みました。
豹(ひょう)【CV:安元洋貴】

ORDERの一員として登場。自らを大器晩成型と称する通り、トレーニングの末にORDERにまでなりあがった人物。タクシーで敵を待ち構え、弱りかけたとはいえ一瞬で倒すなどの活躍を見せます。情にほだされやすい性格で、荒っぽい言動の裏に優しさが見えるキャラクターです。
京(かなぐり)

坂本たちが殺し屋養成機関・JCCに潜入しようとした時、試験官兼映画監督兼ORDERとして登場した人物。癖のある性格で大佛から嫌われています。映画のフィルムのようなマフラーを身に着け、撮影行為と戦闘行為がないまぜとなったカメラとカチンコを殺戮の武器とする異常なスタイルを取ります。
実は、脚本・カメラマン・演出をこなし殺し屋映画を制作する、殺し屋映画のパイオニア。
『X(スラー)一派』のキャラ一覧
ここでは殺し屋殺しを行い、ORDERに目をつけられることになったX(スラー)のメンバーをご紹介します。
X /有月憬(スラー /うづき・けい)【CV:浪川大輔】

X(スラー)一派のリーダーとして活動する殺し屋殺しの主犯です。殺連の殺し屋が殺された現場にバツ印を残していたことから、X(スラー)と呼ばれています。坂本に懸賞金をかけた張本人。坂本や南雲の学生時代の同期ですが、当時は地味で印象はほとんどなかったそう。凶悪な殺し屋たちを従えており、長くしなる鉄の鞭のような武器で戦います。
鹿島【CV:興津和幸】

独特なトナカイのかぶり物に身を包んだX(スラー)の側近。手や顔はつぎはぎだらけで人工骨格の体を持ち、全身の70パーセントを武器でコーディネートしています。自らの倫理観をすべて受け入れてくれたことから、Xを信奉するようになりました。バラバラにされても死なず、切断された楽の体も縫合することができます。
楽【CV:内山昂輝】

巨大なミートハンマーのようなものを武器にして戦うX(スラー)一派の殺し屋。殺連関東支部を襲撃した際、侵入からわずか2分程度で40人ほどを殺す実力の持ち主。その時に篁と対峙し苦戦を強いられますが、なんとか逃げ切り戦闘で負傷した腕を鹿島に繋げてもらいました。
『JCC関係者』のキャラ一覧
ここでは、殺し屋養成機関・JCCの生徒など関係者をご紹介します。
勢羽夏生(せば・なつき)【CV:岡本信彦】

目元に特徴的なほくろを持つ殺し屋。透明スーツでX(スラー)の手下として登場し、シンと平助を苦戦させました。
JCCの武器製造科の研究員生で、坂本やシンがJCCに潜入した際に再会。武器製造科のエースで、全科から数人しか選ばれないヨツムラ賞を武器製造科で15年ぶりに受賞した天才と称えられています。あることがきっかけで発明品をシンたちに提供し、彼らを助けることになります。
勢羽真冬(せば・まふゆ)

坂本たちがJCCへ潜入するために受けた試験にて登場した、勢羽夏生の実の弟。極度の潔癖症でマスクをしており、汚れるとすぐに除菌スプレーを使ったりします。自分の手を汚さないよう足についた仕込み刀で戦います。
JCCの試験の時に、X(スラー)側から目をつけられたようで……?
赤尾晶(あかお・あきら)

JCCの試験から登場。常に弱気で、相手の目を見ると足がすくんだり、銃が苦手だったりと対人戦闘スキルは劣っているように思われますが、標的を殺すまでの道が見えるという特殊な才能を持っており、殺しの動きを感覚で理解しています。
実は坂本の元同期・赤尾リオンの姪で、彼女を探しにJCCにやってきました。泳ぐことも苦手ですが、洗濯・掃除・裁縫が得意。
四ツ村周(よつむら・あまね)

JCC校内でもトップの成績を誇り、体のわずかな変化から坂本の変装を見抜くなど秀でた瞬間記憶能力を持っています。JCCに身を置きながらも殺連に対して嫌悪感を抱いていますが、友人に言い過ぎと言われると配慮不足を謝るなど、素直で真面目な性格です。
殺連嫌いの理由についてはとある過去が関係しており、X(スラー)とも関わりがある様子。
虎丸尚(とらまる・なお)

JCC試験にて推薦組の途中参加として初登場。先端に斧の刃がついた銃を武器に戦います。幼少期に坂本と一度出会っており、坂本への推し活動を開始。ファンとして自作のサカモトキーホルダーをつけている姿は、他の候補者たちに強烈なインパクトを与えました。推し活をばかにするやつは殺すと発言したり、シンに対して同担拒否や解釈違いを起こして敵対するなど、殺し屋ファンとして凶暴な面を見せます。
勢羽真冬と同じく、JCCの試験でX(スラー)側から目をつけられています。
『SAKAMOTO DAYS』の魅力・見どころ
ここでは書店員の考える本作の魅力・見どころをご紹介します。
大迫力の戦闘シーン

『SAKAMOTO DAYS』で描かれているのは、日常のすぐ近くで起こっている殺し屋たちの壮絶な死闘。私たちが普段過ごしている電車や、有名な観光スポットを舞台に繰り広げられる、ギャグを交えたアクションや破壊描写の数々はどれも迫力満点! また何でも武器として扱う坂本をはじめ、殺し屋それぞれの個性にあふれた武器を使ったバトルも見どころです。
ページのめくりを意図的に多用した驚きが続く展開の数々にぜひ刮目してください!
キャラクター同士の関係性

本作ではバトルシーンのみならず、キャラクター同士の関係性にも注目! いろんな理由で坂本の前に現れ、仲間となり血の繋がりを超えた関係を築いていく坂本一家はもちろんですが、殺し屋界のトップでありながらよく軽口をたたき合うORDERのメンバーのやりとりも見どころ。マイペースな大佛に世話を焼く神々廻や、どこか奔放な南雲など。メンバー同士の会話場面は、そのどれもが魅力ある関係性として読者に迫ります。
坂本一家の日常描写

殺伐とした緊張感高まるシーンと交互に描かれている、妻の葵や娘の花を中心とした坂本一家の日常。闘いの合間に描かれるそれは、坂本が守りたかった愛すべき日常を読者に実感させながら、読者も癒される描写となっています! 家族のように花を優しく見守るルーとシンの掛け合いもたまりません。
DMMブックス書店員のイチオシシーン!【ネタバレあり】
さまざまな魅力を持つ『SAKAMOTO DAYS』ですが、中でもDMMブックス書店員のおすすめシーンを厳選してご紹介します!
遊園地バトル

まずは2巻「DAYS8:ショータイム」から。10億の懸賞金がかけられるも、妻と娘との約束で遊園地に遊びに行くことになった坂本。襲いかかる殺し屋たちを裁きつつ楽しんでいましたが、ジェットコースターに乗っている時にも接敵してしまいます。
坂本の代わりに、敵と対峙したシンのレール上での戦闘は大きな見どころの1つ。実際に走るジェットコースターを避けながらの大迫力なバトルに興奮が止まらないシーンです。身近な日常の場面で、縦横無尽に描かれるこのバトルがどのように映像化されるのか期待が膨らみます。漫画版を読みながら、動く場面を想像して読むのもおすすめです!
こちらのシーンが気になる方は2巻をチェック!
衝撃の電車バトル

次におすすめしたいシーンは4巻「DAYS30:車内ではお静かに」。さらわれてしまったルーを追いかけてLABOへ向かった坂本と、接敵した鹿島の戦いは、電車内にまでおよびます。
この車両と車両とのごくわずかな狭い隙間での殴り合いを描いたこちらのシーンに、衝撃を受けた読者も多いのではないでしょうか。登場人物たちが命がけの戦いを繰り広げる一方で、平然と日常生活をおくる人々の描かれ方もどこかおかしく、殺し屋と日常が共存している世界観のユーモラスさも感じられるイチオシのシーンです!
こちらのシーンが気になる方は4巻をチェック!
『SAKAMOTO DAYS』DMMブックス読者の感想を紹介!【ネタバレあり】
しっかりおもしろいアクションコメディ
格闘や銃撃などの戦闘アクションが、しっかりはっきりとわかりやすい絵で見せてくれるので、動きの流れが理解しやすい。コメディ要素もしっかりとおもしろいので、読んでみてほしい。
元凄腕
元凄腕の殺し屋。今は引退して丸々なって家族ももってるのだけど、それでもいざとなれば往年のキレッキレの動きで戦える。そのギャップがとてもおもしろいです。
本作が好きな方は、こちらの作品もおすすめ
幼稚園WARS
【あらすじ】
世界一安全な幼稚園「ブラック幼稚園」。そこで、新人保育士として子どもたちを守る使命を持ったリタは実は元伝説の殺し屋で……? 1年間子どもを守り切れば自由の身になれるという条件を背負いながら、幼稚園で働く元犯罪者たちの日々を描いたアクション・ラブコメディです。
【書店員イチオシポイント】
主人公が伝説の殺し屋の過去を持ち、平和な生活を楽しもうとしているあらすじが『SAKAMOTO DAYS』との共通点。しかし本作では、アクションはよりド派手に、そしてバイオレンスとラブコメディを融合させた軽快なテンポで進む読み味が、独自の見どころになっています。『SAKAMOTO DAYS』のコメディ感が好きな方に、おすすめです。
平和の国の島崎へ
【あらすじ】
幼少期に国際テロ組織に拉致されたことから、テロリストとして育てられた男・島崎。組織から脱出した彼は、日本へ帰国し普通の人として平和な日常を目指しますが……?
【書店員イチオシポイント】
本作も、殺しが身近にあった人物が足を洗って平和な日常を追うという共通点がありますが、超人的な『SAKAMOTO DAYS』とはまた違った、ハードボイルドなアクション場面や、暴力から逃れようとしてもなかなか変われない島崎の姿を描いたドラマが魅力です。追手やヤクザ、公安警察を相手に、ねちっこくリアリティラインの高いバトルが繰り広げられます。
2025年1月からアニメの放送スタート!
【スケジュール】
2025年1月11日(土)からテレビ東京系列ほかにて放送
【主題歌】
OP:「走れSAKAMOTO」Vaundy
ED:「普通」ContonCandy
【制作会社】
トムス・エンタテインメント
終わりに
本記事では、『SAKAMOTO DAYS』の注目キャラや魅力、書店員おすすめのシーンなどをご紹介してきました。大迫力のアクションシーンや、挟まるギャグシーンなど見せ場の連続で読者を魅了し続ける本作は、新時代の『週刊少年ジャンプ』の看板作品としてもおすすめの一作です。まだ読んだことがない方は、この機会にぜひチェックしてみてください!
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